cwt 先生の「放射線測定についての少し詳しい解説(暫定版)」を読んで、0.7倍の意味を理解しようとしました。
数値の整理
http://t.co/m4vqNrP5CJ<個人線量:外部被爆で人体内の臓器の位置より浅い、人体表面から1cm深さの組織が受ける線量。深いより浅い方が強線量のはずで、臓器の影響を考える実効線量より少し高い値。放射線が来る側に使用者が身に付けた状態で正しい値を示すよう調整。>
2014-04-21 18:37:41http://t.co/m4vqNrP5CJ <周辺線量:ある場所の放射線の強さ。どの方向から放射線が来ても同じ値を示す様に定義。個人線量と関連づけられるよう人体表面から1cm深の線量を求める.1方向からのみの放射線なら,個人線量計値は,サーベイメータ測定値×時間とほぼ同じ。>
2014-04-21 18:52:04http://t.co/m4vqNrP5CJ <実効線量:臓器や組織毎に影響を考慮、体全体への放射線の影響を表す量。求めるには人体内部の臓器が吸収した放射線量をはかる必要。でも現実的不可能なので計測できない量となる。実際には計算機シミュレーションで状況毎の基準値が出してある.>
2014-04-21 19:06:03http://t.co/m4vqNrP5CJ<空気吸収線量:物質は放射線が当たると主に電離という形でエネルギーを吸収。物質が空気の時を1kgあたりで表している。空気が対象なので現実を良く反映し、あいまいさも少ない。モニタリングポスト値はこれ。高精度で長期的変化を測定している。 >
2014-04-21 19:21:58http://t.co/m4vqNrP5CJ<モニタリングポストの値を約1.2倍すると、リアルタイム線量測定システムとサーベイメータの値。リアルタイム線量測定システムとサーベイメータの値を約0.7倍すると個人線量計の値。個人線量計の値は人体全体が受ける実効線量値にほぼ等しい。>
2014-04-22 06:05:34個人線量計とサーベイメータ、同じ値になるとき
http://t.co/m4vqNrP5CJ<個人線量と周辺線量は密接な関係.ある1方向からだけ放射線が来ている場合,放射線の入射する側に人が身に付けた個人線量計の示す値は(例:前方から放射線が来る場合に腹部に付ける場合),サーベイメータの測定値×時間とほぼ同じになります.>
2014-04-19 21:56:03個人線量計とサーベイメータの校正
http://t.co/m4vqNrP5CJ <個人線量計やサーベイメータを校正する場は機器前方から平行に近い放射線が来る環境と定められている.特に個人線量計の場合には,同じ空気吸収線量率でも,前方から放射線が照射される条件(AP条件)が一番実効線量が大きくなるため. >
2014-04-19 23:17:06個人線量計=サーベイメータ*0.7の事実
http://t.co/m4vqNrP5CJ <,「個人線量計を正しく身に付けて測定した個人線量は,サーベイメータで測定した周辺線量当量に時間を掛けた値の約0.7倍程度になる」という計算結果が報告.また,実際に測ってみても(倍率は多少違えども)確かにそのように >
2014-04-19 23:04:32なぜ個人線量計はサーベイメータの0.7倍か
http://t.co/m4vqNrP5CJ <後方からが遮られる分,個人線量計はサーベイメータに比べ少ない値. 周辺線量当量比個人線量計値は ・成人(1m)・15歳児(50cm)約0.7倍 ・10歳児(50cm),5歳児(15cm ),1歳児(15cm)は0.7倍より大 >
2014-04-19 23:24:05サーベイメータを0.7倍した値でいいのか。
http://t.co/m4vqNrP5CJ <個人線量計の示す値は実環境にほぼ則したROT条件での実効線量と同じか少し大きめである.子供も含め1cm個人線量にあわせて校正された個人線量計で測った値は実効線量を過小評価しない.個人線量計の値はほぼ実効線量と同じのため余裕がない>
2014-04-19 23:42:32サーベイメータ(空間線量計)はどう使うのか
http://t.co/m4vqNrP5CJ <対策を行う際には場所の特性を測る空間線量計が役立つ.どの場所が高いかを把握し,対策を行うべき場所を特定。>
2014-04-20 00:13:26胸に付けたガラスバッジの値と、手にもって測るサーベイメータの値の違いと、ガラスバッジ値の意味についてまとめてみる
ある強さの放射線が水平周囲から飛び交う場(地面からγ線が飛んでくる)。ある時間胸に個人線量計をつけてある場所に立ち線量をはかる。また、同じ時間、同じ場所胸の位置にサーベイメータをおいて線量をはかる。サーベイメータはまんべんなく拾う。胸の個人線量計は背中の遮蔽でその7割を拾うのみ。
2014-04-21 20:43:09シミュレーションを個人線量計の場合に当てはめてみる。サーベイメータの示す数値の7割しか示さない胸につけた個人線量計の数値であるが、その7割しかない数値が、まさにシミュレーションの示す体全体に対する実効線量の値とほぼ一致する。
2014-04-21 20:52:32すこしいいかえる。(まちがってるかもしれない)
放射線はからだの正面からあびるときがいちばん実行線量がたかくなる(よくない影響がいちばん大きい)。だからガラスバッジも胸とかに付ける。背中からの放射線は遮蔽されるけど、おなじ放射線量ならば、胸で測っていれば、背中の遮蔽分も考慮したときよりも高い実効線量となるので、OKである、と。
2014-04-20 08:14:09人体モデルを使って調べたデータに基づくと、ガラスバッジを胸に付けて生活し、算出された実効線量は、背中の遮蔽とかあっても、本当の有効値とみなせる。放射線調査の時、手にもって測るサーベイメータで示される値は、背中の遮蔽とかないので、3割ほど高い値。でもそれを強く気にする必要ない、と。
2014-04-20 08:35:08********************
もう一度、丁寧に、個人線量計しめす実効線量値が、サーベイメータの示す実効線量値より小さくなるか、それでいいのかについて、順序だててツイートしてみました。