「肌は白いほうがいい」「髪の毛はストレートのほうがいい」という無言の差別について

Hiroyuki Takenaga @nynuts

先日、「人種や民族、国籍で恋愛対象を選ぶ」という話をしたんですけど、そのときは本能に従うというか、魂の雄叫びで相手を選んだら○○人だった、というケースをご紹介しました。ただ世の中の異人種間恋愛には別のケース、つまり「戦略的に人種・民族で恋愛相手を選んでいく」という人もいますよね。

Hiroyuki Takenaga @nynuts

たとえば、うちのかみさんなんか、未だに「あ～あ、白人のアメリカ人と結婚すりゃよかった。英語ちゃんとしゃべるし、グリーンカードとかの面倒臭いこともないし」みたいなことを言うんですね。そして「白人と結婚すればMarry-upできたのに」と。この「Marry-up/down」って重要。

Hiroyuki Takenaga @nynuts

亡くなった義父は、昔からかみさんに「結婚するなら白人にしろ。人生ラクになるから」と言ってたらしいです。アメリカでは白人がマジョリティですし、確かにマイノリティにとっては白人と結婚するほうがいろんな意味でラク。実際かみさんのラティーノ女友達のほとんどは白人と結婚してますし。

Hiroyuki Takenaga @nynuts

たとえば、白人と結婚することがMarry-up、黒人と結婚することがMarry-downっていう考えって、卑屈というか、歪んでますよね。人種に優劣を付けてるということで。ただ実際、そういう考えは存在しますし、意識的にか無意識的にか、Marry-upを目指す人も結構いる。

Hiroyuki Takenaga @nynuts

異人種間結婚の「Marry-up/down」という考え方を全面的に否定するって方法もあるんですよ。人類皆兄弟的な。でもね、かみさんに「アタシはMarry-downした」とか言われたら、「そりゃこっちのセリフだ！」と言いたくなりますわな。実際言ってるし。そしてDisり合いに突入。

Hiroyuki Takenaga @nynuts

「異人種間結婚でMarry-upとかdownって良くないから、やっぱり同じ人種で結婚しましょ」っていうのも、それはそれで当然オカシイわけですよね。それに、同じ人種や民族でも「Marry-up/down」があったりして。結局人間は、誰かを踏みつけないと生きていけないのかしら。

ぶらっくたうにー @blacktowny

@nynuts そういう考え方をしてしまう人は、結局同じ人種なら今度は職業やお家柄で比べちゃうんじゃないでしょうかね？損得勘定で選んじゃう。それでその人が幸せなら、まぁ、問題ない訳ですがｗ

ミッチー＋ @alwaysfreetofly

@nynuts Marry Upって単語始めて知りました。ひでぇ。と思いきや、我が国では玉の輿という言葉があり、男がそれに乗ると逆玉と蔑まれる文化があると思い出し朝から大爆笑でっす！

Hiroyuki Takenaga @nynuts

「あ〜あ、白人のアメリカ人と結婚すりゃよかった」と言ってるうちのかみさんなんですが、そのチャンスはあったんです。元彼が白アメ人で、かみさん家族もその彼と結婚してほしかったんですね。念願のMarry-upだし。あとはかみさん次第だったんですけど、結局かみさんから別れてしまった。

Hiroyuki Takenaga @nynuts

白人のアメリカ人との結婚チャンスを捨てたかみさん。別れた理由を聞くと「アイツは私のチリチリパーマを"ナニこの変な髪。ストレートにしたら？"って言いやがったんだ。絶対許さねえ」。かみさんは4分の1黒人で、地毛がチリチリパーマなんです。でもこの話っていろんなヒントを含んでますよね。

Hiroyuki Takenaga @nynuts

「肌は黒いより白いほうがいい」「髪の毛はチリチリパーマよりストレートのほうがいい」。そういう価値観って無意識のうちに社会にしっかり組み込まれてるじゃないですか。その優劣性に乗っかったビジネスもたくさんあるし。さらに「劣る」とされる側がそれにうまく乗せられてる。闇は深いですよね。

Asuka Yazawa @a_yazawa

@nynuts 同意です。こちらでも、特に女性の髪や肌の色に対する劣等感はすごいものがあって、社会的にすりこまれてるのだなぁと思います。

堂本かおる @nybct

うちの息子、まんま黒人なのに私が育てたせいで「マミーみたいな色になりたい」ですから。男の子ですらこう。@nynuts: 「肌は黒いより白いほうがいい」「髪の毛はチリチリパーマよりストレートのほうがいい」。そういう価値観って無意識のうちに社会にしっかり組み込まれてるじゃないですか。

シャフテ廃塵 @hygiene_jp

@nybct @nynuts そういう意識、実は本能的に刷り込まれてる部分もあるとは思うんですがねぇ…あまり大きな声で言えないし、批判も飛んでくるかもしれませんが…

堂本かおる @nybct

@tahiro86J @nynuts 人間は本能的に白人を美しく感じるということですか？

シャフテ廃塵 @hygiene_jp

@nybct @nynuts 言葉づかいを実に気を付けないといけない部分ではありますが…と前置きしてから申し上げますが、過去に白人による黒人の差別が存在し、今でもインドでは「結婚相手の肌色は明るい方がよい」との認識が残ってるわけです。これを、どこかを起点に発生した事象として（続）

シャフテ廃塵 @hygiene_jp

@nybct @nynuts 考えるのは決して容易くはないと考えます。

シャフテ廃塵 @hygiene_jp

@nybct @nynuts それと、どこかの学術的研究で「人間は、相手の肌色の暗さと労働階級を無意識のうちに結びつけて捉えているようだ」みたいな報告を見た覚えが。決して僕もこのような考え方を支持した立場ではないのですが、言われてみると、完全には無視できない部分も多々ありまして…

堂本かおる @nybct

@tahiro86J @nynuts 私は支配者階級の容姿を強制的に模倣させられた、混血などそれに近い容姿の者が支配者社会で取り立てられた、という歴史背景があると思っています。そしてそれは過去形ではなく、今も続いていますから。

堂本かおる @nybct

@tahiro86J @nynuts 確かにそれはありますが、それもやはり歴史背景の産物だと思えます。

堂本かおる @nybct

@tahiro86J @nynuts 屋外労働者は日焼けする、というのはあるでしょうね、あと、日本の「色の白いは七難隠す」はいつの時代に出来た言葉か、気になり始めました。

シャフテ廃塵 @hygiene_jp

@nybct @nynuts 確かに、否定できないですね。 で、どこかの有名大で波紋を呼んだ某女子学生の黒人差別発言を借りつつ「じゃー、みんな物心がつく前にディズニーワールドに放り込んでみてどうなるか見ればいい…」という実験は、確かにしてみたくなりますな。

Hiroyuki Takenaga @nynuts

.@tahiro86J @nybct 肌の色というか、「白い肌を求める」という件について、面白いラジオ番組がありました。「労働者＝浅黒い」という話も出てきます。Micropolis: The Color of Skin http://t.co/p1O7P3UkhG

ならこ @MayumiNarako

@nynuts @nybct わたし個人としては、多くの黒人女性はストレートパーマよりカーリーなヘアの方が素敵に見えると思うのですけど、ピア・プレッシャーはすごいですね。

monta @monta_neko

@FrdmFries @nynuts @nybct 私も同意。ちょっとブローでのばして位だとわかるのですが、非常に無理のあるストレートにする必要はないように思うのだけど、それをしてしまうのには内的／外的なプレッシャーがすごいのでしょうね。。。