圏央道産廃TN事件

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このブログの誤りの一つとして、「圏央道の予定地に産廃が捨てられた」のではなく、「産廃が捨てられた後で、それを見なかったことにして圏央道の道路予定地にしてしまった」ことが挙げられる。／圏央道 小倉山トンネル（通称：産廃トンネル）の軌跡 http://t.co/vjoyJkD8nw

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【圏央道産廃TN】この事件の本質は、1990年代初頭の首都圏でこれほどの量の産廃が工事現場で溢れていたのに、行政はその捨て先に関心をもたなかったこと。事件主犯Y氏の素性や被害規模については国会会議録で「葉山島」で検索すると平成９年にヒットするので、それを見てもらえれば分かるが…

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【圏央道産廃TN】Y氏は自分で産廃を城山町に運び込んだわけではなく、「産廃チケット」をダンプ１台１万５千円で首都圏の土建業者に売りまくっただけ。購入者は自分で葉山島まで産廃を運んだ。その結果、会議録にあるように３０億円の利益を得たというのだから、何台のダンプが城山町に捨てたのか…

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（国会会議録その他の資料によれば、城山町の葉山島には１日平均５００台、ピークで１４００台のダンプが産廃を捨てに来たらしい。）

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【圏央道産廃TN事件】最終的に150社がチケットを購入、うち１６社は特別会員として年会費３００万円を払い、チケットを１万円に値引きしてもらった（それだけ負担しても元が取れるくらい産廃を城山に捨てまくった）。しかし結果的にこれらの業者は誰一人として本件では逮捕されていない（はず）。

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【圏央道産廃TN事件】1991年には葉山島に住むK林さんの家が産廃の土砂崩れで被害を受けたが、行政（土木事務所）は一家に対して県営住宅をあてがうだけで何もしなかった。1992年3月、津久井土木事務所のO塚課長が、Y氏から賄賂を受け取り、被害対策を故意に遅らせた疑いで逮捕された。

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【圏央道産廃TN事件】1995年11月にY氏が逮捕されるまで産廃は葉山島に運び込まれ、その結果、ダンプ数十万台分の撤去不可能な残土が残った。当時、KさんはY氏だけでなく、県に対しても損害賠償で訴訟し、行政関係者も被告・証人として出廷しているので、行政は当然これを知っている。

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【圏央道産廃TN事件】ところが事件の２年後の1997年、「産廃はなかった」ことにして環境影響評価が実施され、産廃で埋まった葉山島の谷を「橋梁」で渡る、さがみ縦貫道が都市計画決定されてしまう。

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【圏央道産廃TN事件】その後のゴタゴタは大体、例のブログにある通りなんだけど、決定的に違うのは、「行政はもともと計画通りの道路建設が不可能なことを分かった上で、それでもこのルートにこだわった」ということ。その理由については、その周囲を見て想像するしかないのだが…

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（そんなわけで、もし勤め先のビル、または住居が首都圏にあり、かつ1989-1995年の間に建設されたのであるならば、ひょっとしたらその建設残土が葉山島にある可能性はあるかもしれない。）

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【圏央道産廃TN事件】Y氏が地元出身で土地勘があったのが悲劇の引き金だったこと、林業衰退で経済的に困窮していた山林地主が結果的に事件の片棒を担いでしまったこと、行政の甘さを見た他の闇の勢力が我も我もと参入した結果、城山町は産廃だらけになってしまったことなどもあったりする…