東方R-18翻訳SS「霊夢と魔理沙ラブホに泊まる（仮）」

Female Trouble@百合の迷宮 @yuri_no_meikyu

ニンスレみたいに翻訳を連続ツイートでアップしていくの面白そうだな。

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翻訳R-18SS「霊夢と魔理沙ラブホに泊まる」 原文 Reimu and Marisa Stay at a Love Hotel by taiyakisoba

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「…外の世界から何者かが幻想郷の結界を越えようとしてる、としか言えないわね」 マヨヒガで炬燵を囲みつつ、八雲紫が爆弾発言を投下すると、博麗霊夢は危うくお茶にむせそうになった。 お茶に口をつけながら眉を上げたスキマ妖怪に、麗夢は咳払い。 １

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「興味あるでしょ？」と言いつつ、紫は身を乗り出して霊夢の背中をぽんと叩く。 「むしろ警戒すべきじゃないの」と再び咳払いする霊夢。「いったいどうやって？博麗大結界に綻びがあるとでも？」 ２

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紫は首を振った。 「そんなものがあればすぐわかるわ。何か強力な妖怪か超越者と対峙することになるかも」 「異変のニオイがするわ」と溜息混じりの霊夢。 「神社でマジメに掃除でもしようと思ってた矢先だったのに。これは外の世界に行って調べてみなきゃならないわね」 ３

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今度は紫が溜息。 「可愛い霊夢の異変解決の手助けをするにはやぶさかじゃないけど、今日は冥界でどうしても席を外せない事情があるの」 「どうせまた幽々子と飲み比べでもするんでしょ」 ４

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紫は謎めいた微笑を返すのみ。 「何のことかわからないわ。私はただ幽々子と差し迫った重要問題を話し合いに行くだけよ。もちろんお茶とか、おそらく日本酒も少々あるかもしれないけど、それはあくまで気分転換のためであって…」 霊夢が手を振って紫の長口舌を止める。 ５

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「わかったわかった、行くわよ。異変が起これば調査しなきゃなんないわけだし、その仕事は結局私に回ってくるのよね」 「よかった！」紫が手を叩いた。 「ただし、一人で行かなきゃならない理由は無いわ。あの魔法使いのお友達も一緒に誘ったら？」 「魔理沙を？」霊夢は眉をひそめた。 ６

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「誘ってもいいけど…」 紫が霊夢の言葉を遮る。 「外の世界では助けが必要よ、霊夢。全部一人で解決することはできないわ。それに魔理沙にもちょっとおとなしくしてもらうのが良さそうだし。噂じゃあの子、紅魔館から最近少なからぬアイテムを借りたそうよ。メイドがカンカンに怒って…」 ７

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霊夢はヤレヤレと目を回した。魔理沙の手癖の悪さはいずれ深刻な事態を引き起こすだろう。とはいえ、魔理沙は最近神社にもご無沙汰だし、幼なじみと二人きりの水入らずで過ごすのも悪くない。どうせ魔理沙のことだからアリスかパチュリーか、それともにとりか誰かと過ごしているんだろうが… ８

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魔理沙が果たして誰のところに行っているのか、霊夢には分からないが、そんなことを問いただすわけにもいかない。魔理沙が誰と付き合おうが、それは魔理沙の勝手というもの。 「じゃあ魔理沙を連れてくるわ」 お茶を飲み干し、霊夢が言った。 ９

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翻訳R-18SS「霊夢と魔理沙ラブホに泊まる」 #2

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(#1 ９までのあらすじ) 幻想郷の結界を越えようとしている者を察知した紫は、霊夢を外の世界に調査に行かせることにした。しぶしぶ承知した霊夢に、紫は魔理沙を同行させるように勧めた。紅魔館とトラブルを抱えた魔理沙を幻想郷からしばらく追い出す一石二鳥の考えだった。

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結果として、魔理沙は同行を喜んで承知したのだが、魔理沙のスカートやドロワーズを「外の世界に相応しい格好」に着替えるよう主張する紫と少々揉めたりはした。 10

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「それと、その箒も家に置いていくべきね」と紫が言った。「でないと外の世界の人間たちに、掃除婦だと思われちゃうわ」 「じゃあなんで霊夢は着替えなくていいんだ？」 紫が見立ててくれた服を指差して魔理沙がわめいた。 11

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「外の世界の目的地が京都ですもの」と紫が答える。「有名な寺院や神社がたくさんあるわ。僧侶や尼僧や巫女が通りを歩いてたって住人は見慣れたものだけど、魔法使いはたぶん悪目立ちしちゃう」 12

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「この格好なら目立たないとでも言うのかよ？」タータンチェック柄の超ミニスカートを腰に当てながら魔理沙が問いただす。 「あなたくらいの年の女の子が普通に着てる服よ」と紫。「それに、とっても似合っててチャーミングよ。ね、霊夢もそう思わない？」 13

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吹き出しそうなのをこらえる霊夢に、魔理沙は憤然としてそっぽを向いた。「ったく、いい友達を持って幸せだぜ」と魔理沙の憎まれ口。 14

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「最後にもう一つ、魔理沙の了解を取らなきゃならないものがあるんだけど」と紫が言った。 スキマ妖怪が両手の指に腰ひものゴムを引っ掛けて伸ばして見せた白黒ストライプの小さなパンティを、魔理沙はひったくった。 15

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「何コレ？見たこと無いぜ。ドロワーズでいいじゃないか。これじゃお尻が丸出しになっちゃう」 「あら、そう？」紫が言う。「そんなにお下品かしら？着てみたら快適だって実感するわよ。実際私も愛用してるし」 16

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紫がドレスをたくしあげると、ガーターの上から穿いた深紅のレースのパンティが露わになった。 霊夢が紫の手をピシャリと叩き、ドレスの縁を元通り下ろさせた。 「スキマ妖怪の猥褻パンツなんか見たかないわよっ」 「あら、失礼ねっ！」 17

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ようやく説得された魔理沙が素早く服を着替えた。タータン柄のミニスカートと縞パンの他に、紫が用意していたのは、体にぴったりの派手なＴシャツとビロード地のブレザー。締めは銀の留め具が目だつ黒いブーツ。 魔理沙自身、鏡で自分の姿を見て、その変身ぶりにまんざらでもなさそうだった。 18

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「このブーツ、かっこいいな」そう言って魔理沙は牛革のブーツでくるりと一回転し、自分の姿に見惚れた。 「ただちょっと、太股のあたりがスースーするけど」 口元を隠した扇の上から、紫の目がキラリと光る。 「それが自由の感覚というものよ、魔理沙ちゃん。しっかり堪能なさいな」 19

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霊夢も、魔理沙の可愛らしさを認めないわけにいかなかった。いつもはペチコートドレスの長い丈に隠されている両脚はすらりと伸びて、霊夢は急に、自分の大根足と比較されることを免れたことにホッと安堵すらしていた。 20

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しかも、ちょっと小さめのＴシャツの生地が魔理沙の胸のふくらみを強調していて、つい凝視していた霊夢の視線が魔理沙に気づかれると、霊夢は顔を真っ赤にしてしまった。 魔理沙が霊夢に向けた顔はびっくりするほど恥ずかしそうだった。 「やっぱりこの格好、ヘンかな？」 21