スタニスワフ・レム・レムからまどマギ、マトリックス、そしてあの事件の真相まで。「嘘と虚構」のスゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

本日14時くらいから「嘘と虚構」のスゴ本オフ、@zubapitaでゆるゆると実況します。 #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

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スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

スゴ本オフ、そろそろ始めます。半宴会になってるｗ #スゴ本オフ ustream.tv/channel/sugohon

根岸智幸 @zubapita

「嘘と虚構」のスゴ本オフ、はじまりました。主催のダインさん登場。スタニワフ・レム「完全な真空」は世に存在しない本の書評集。「虚数」は存在しない本の序文。小説として成立しない筋がきの小説とか、コンピュータが予測した自動的に書き換わる未来に関する百科事典、#スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）それってWikipediaとして実現しているじゃん！ レムの百科事典は価格も変わるところが違うけど。抱き合う裸の男と女のレントゲン写真集とか。それも透明骨格標本として、後に実現してます。面白いというよりは、妙ちきりんですw　#スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）「注文の多い注文書」小川洋子。これは実在する小説の中に登場する存在しないものの注文書と納品書（とビジュアル。。サリンジャーの小説に登場するバナナフィッシュの耳石とか、うたかたの日々に登場する肺に咲く睡蓮の花とか。#スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

「ゲーデル、エッシャー、バッハ」読むのに8年かかった。この本を読むために準備の本をいっぱ読んで自分は変わりました。たとえば、数学というのは確かなものだと思っていたけど、たとえば三角形の内角の和が180度なのはユークリッド幾何学のなかだけ。そんなことを気づかせてくれた。#スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

承前）「写実画のすごい世界」リアルなヌード画の本。これを見ると写真のほうが嘘に思える。写真には撮る側の意図がある。#スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

「嘘と虚構」のスゴ本オフ。初出場ｎ袴田さん。「これからの一生」エミール・アジャール。仏の新人に与えられるゴンクール賞をとった。実はロマン・ギャリーという人の筆名で、この人はおなじ賞を２回とっている。拳銃自殺するときに遺書でそのことをあかした。#スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）袴田さんは猪木とアリの試合をリアルタイムでTVで見ました。他の試合は全部やらせですがあれは本気。「私の、知的反逆児」。ブルーザ・ブロディの本。非常に身体能力の高い選手。ジャイアント馬場の十六文キックは胸に当てるけどブロディは相手の頭に当てることができた。 #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）ブロディはジャーナリストからプロレスデビュー。給料が週1万2000ドル。米国では交通費も食費も自腹なんだけど、日本ではプロレス団体が負担してくれる。その後猪木の新日本プロレスに移籍して1万60000ドルに昇給。しかし給料を受け取らずに勝手に帰ったことがあった。#スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）ブロディが帰ったのはヤラセの試合を強要されて、その筋書きが気に入らなかったかららしい。そういうところがあったので、ブロディは、最後は仲間のレスラーに刺されて死んだ。これも試合の結末で揉めた結果らしい。#スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

「嘘と虚構」だからプロレスという発想が面白い。アリと猪木の勝負をリアルタイムで見たという貴重なお話。猪木が終始寝て闘ったというけれど、一回だけ立ち上がったんだって。そして、アリのジャブが一回入ったとのこと。ブルーザー・ブロディ『私の、知的反逆児』をオススメ。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

一番重要なのはファミリーであり、次は自分自身であり、三番目にプロレスラーとしての「ブルーザ・ブロディ」になる。なぜなら、「ブロディ」を演じる期間は限られているから。これは職業を持つ人にとっても一緒。「仕事をする人」を演じているから。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

あと、持ってこなかった『JFK』、エミールアジャール『これからの一生』のプレゼン。ゴングール賞を二度とったすごい人。持ってこなかったけれどオススメとのこと。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

みかん星人さん。夢を見ているような気にさせられる絵本。『真昼の夢』『どこでもない場所』『終わらない夜』この絵本を見た後に寝ると、絶対悪夢になる。現代のエッシャーです。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

『謎の物語』紀田順一郎編（ちくま書房）／「うそ」というよりも「謎（リドル）物語」。虎か美女か。扉が二つ。虎が出てきたら食い殺される。美女が出てきたらその娘と結婚しなければならない。王女はそのことを知っているが、好きになった相手に教えた方は虎の扉か、美女の方の扉か。 #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

「嘘と虚構」のスゴ本オフ。みかん星人さん登場。現代のエッシャーというべき絵本「終わらない夜」「どこでもない場所」「真昼の夢」セーラ・Lトムソン。寝る前に読むと必ず悪夢を見ますw #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）「謎の物語」紀田順一郎・編。その中の「レディ・オア・タイガー」。王女と恋した男が王から罰として2つ扉を選べといわれ、ひとつを開けると虎が、もうひとつを開けると美女がいてその人と結婚しなければならない。王女が「こっちの扉」と言うが、果たして信じていいのか。#スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

アシダさん登場。「拡張する脳」藤井直敬。社会との関係で脳の働きが変わっていくという話。映画「トータル・リコール」や「インセプション」では夢と現実が区別つかなくなるストーリーだが、脳に現実と嘘をちょとずつ見せて脳の働きを明らかにする実験などをしている。 #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）映画「マトリックス」。映画本編だけではわからない部分があって、それがアニメ版の「アニマトリック」で隠されたストーリーがあかされる。よりグロイ話もあるけど、こう入力すると脳は（人は）こう反応するんだみたいな話も。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

MATRIX、インセクション、トータルリコールなど、脳内で世界を構築する、リアルと仮想現実がめまぐるしく入れ替わる。悲惨な現実を認知を歪めることで受け入れる。MATRIXをもう一回ヒネった『アニマトリックス』を見ると、人間の脳は騙されやすくなっていることが分かる。 #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）「羊たちの沈黙」天才レクター博士の作り上げたなにが本当か嘘かわからあい世界の中で、主人公が翻弄される。いかに騙されるかで世界の見え方が変わってくる。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

ハリス『羊たちの沈黙』を持ってきたのは、レクター博士の「虚構の世界」に引っ張り込まれるところがミソだから。 #スゴ本オフ