東京ＭＸ→アニマックス｢機動戦士ガンダム」感想、個人的まとめ

波のまにまに☆ @namima2

昨夜のガンダム3話「敵の補給艦を叩け」を見る。なんとも緊張感がハンパない。戦闘に不慣れなホワイトベースクルーの民主的に決めた戦闘行為。アムロの先見の明よりも上回るシャア。補給を受けてたじろぐジオン兵をみれば、奇襲は成功しているのに、不慣れな戦闘が事態をイーブンに戻していく。

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ほんとにね、緊迫感があって気持ちよく乗れるんだよね、旧ガンダム。補給を邪魔されて自分の油断を悟るシャアとか、アムロたちの新兵器への信頼と依存で戦えた事情と油断。互いの油断が戦況を刻一刻と変えていく様がテンポよく語られていく。ホント面白いな旧ガンダム。

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昨夜のガンダム第4話「ルナツー脱出作戦」をみる。この話、劇場版だとさっくりカットされ、ワッケイン司令のジャブローからの命令通達のためにのみ出てくるだけなんだけど、ＴＶ版では連邦も一枚岩ではないことを示す症例であり、すでに連邦が組織として腐敗している可能性を見せるわかりやすい話。

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(承前）物語冒頭で、いきなりルナツーが出てくるけれど、その説明が何にもない。劇場版だとナレーションで宇宙開発用の資源採掘のために月軌道上にもってきた衛星を、連邦が基地として利用しているとあるんだけどね。もちろん月がジオンに押さえられていることが前提。これもあとからわかる話。

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(承前)民間人を休ませたいと主張するブライトだけど、これも本当ならホワイトベースは逃げ込んできただけだから、このあとどうすればいいのかを聞くはずなんだけど、ルナツーの士官は命令の詳細を知らない。あとからワッケインが出てきて、ブライトたちを拘束すると言い出して。

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(承前）さてこのワッケインの指示は果たして誰のものか？後々ホワイトベースの後見人としてあのレビル将軍が登場するのだけれど、この時点ではまだレビルはサイド７の事件を知らないんじゃないか？　このルナツーの事件によってホワイトベースの一件はレビルの知るところとなる。そんな裏読み。

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(承前）そうするとこの時のワッケインの命令は、ホワイトベースとガンダムの機密漏えいという一側面だけを懸念した連邦幹部の判断だったということになる。これがレビルの政敵で、ジャブロー本部でホワイトベースを「やっかいもの」といった将官連中の一人かなと。もしかしたらジャミトフあたりかも。

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(承前）拘束されたアムロたち。部屋の中でアムロがガンダムの教育型コンピューターの話。これが「ザンボット」の睡眠学習のかわりに富野さんが出した、初めてで「ロボットに乗れる」の解答だ。しかも1話でアムロが驚いて見せた伏線を回収。

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(承前)シャアたちの攻撃によって、一致団結するクルーたち。その一方でワッケインという仮想敵が、クルーたちの団結力を高めていくことになる。それだけに指示を出し、文句をいうワッケインを一括する18歳(当時)のブライトは本当に頼れる上司なんだと。

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(承前）話が前後するけど、最初にブライトを退けて拘束したワッケインの物言いは、本来の連邦の軍規に則ったものでしかなく、しかもルナツーという基地の指令であるが故の現場を知らない無知と思いあがりが鼻につく。命令の形をとってはいるが、実はこの処理はワッケインの点数稼ぎにも見える。

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(承前）重症のパオロ艦長は、このときブライトたちを見守り育てる大人の役回りで、彼らを庇護するのだが、ワッケインは一見パオロに従順に従ってみせるふりして、ブライトたちを拘束するのだから、やっぱりこいつズルいと思わせる。でもこの話の最後でパオロが亡くなることで、保護者がいなくなる。

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(承前）さて今回の戦闘シーンでは、ガンダムの強さがより目立つ。もちろん教育型コンピューターのおかげで、こんなこともできますよと、シャアザクの攻撃を受け流しつつ、別のザクの腹をビームサーベルで貫いて見せる。実体のあるヒートホークと実体のないビームサーベルが切り結ぶ最初の映像？

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(承前）最後にワッケインはブライトの言うことに耳を貸して、自体は収束する。でもルナツーが死守できたことに安堵しているだけで、ホワイトベースはなんの処遇もされないまま、サラミス1隻つけるだけという体たらく。これで厄介払いしたつもりで、一人ごちるワッケイン。命令遵守型の悲しさか。

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昨夜のガンダム「大気圏突入」を見る。耐熱フィルムの唐突な登場に、普通に笑っちゃった。それにしても絵がもうｗ　どうりで劇場版で差し替えられるわけだ。

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昨日のガンダム「ガルマ出撃す」。アムロのオーバーワークを気づかうブライト。上官がいるせいで命令系統がわやくちゃになってるＷＢ。ハヤトやカイが不慣れな戦場で戦う描写、先達であるアムロがいら立つ感情。シャアの腹黒い思惑、呑気なガルマ。疲弊して擦り切れるアムロ。今週もいっぱいだｗ

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昨夜のガンダム、「コアファイター脱出せよ」を見る。また出来事が多いんだ。この話も劇場版ではカットされた話で、アムロが弾道軌道を使って連邦軍とコンタクトしようとする作戦を行う中で、ＷＢの避難民が暴動を起こす話。強制的にコロニーに移民させられた事情はわかるけど、物語的に老害な話。

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7話はカイのシニカルさがよく出ている回でもある。ブライトに殴られているけれど、その相対的に俯瞰したものの見方は正しい。実際アムロの作戦はジオンの攻撃で失敗しているわけで、正しいだけに腹が立つアムロやブライトの気持ちはよくわかるわけで。カイがＷＢに必要な人材である証明。

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ガンダム7話で自由落下によるＭＳ戦が行われるわけだが、自由落下という重力から逃れたいという想いが、後にガンダムで空中戦をやる流れになる。それはシャアの想像を超えてくる。ラストシーンでコロニー生まれ世代のキッカたちは、地球の重力をどう感じていたんだろうか?

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自由落下でのシャアとアムロの一騎打ち。ブライトの指示でＷＢに帰還するガンダムだが、もしザクと一緒に地上に落下していたら、そのまま地上戦に移行することになる。これは絶対に避けるべきだから、この撤退は完全に正しいわけだ。

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それにしてもアムロをモニター越しにおだてるセイラさんがヒドイｗ　男ってああやっておだてられて戦場に駆り出されて、外で死んで行くんだなって、素朴に思っちゃう。

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おとといのガンダム「戦場は荒野」見る。これも劇場版ではカットされた話。民間人を解放するため一時休戦するフリをして、ガンダムを敵地に先行させる話。ところがこの作戦がさらにアムロに疲労を強いる結果になる。そして戦火の爪痕の厳しい現実を目の当たりにする人々。

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それにしても劇場版ではほとんど活躍のないガンペリーですが、ＴＶ版ではガンダムの合体シーンの繰り返しがあるおかげで、なじみ深いメカなんだよなあ。しかもこの話やミハルが死ぬ話とか、結構記憶に残る話が多い気がするなあ。

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ガンダム「戦場は荒野」はカイが本格的にガンキャノンに登場して戦闘する話でもある。秩序ができつつあるＷＢ内の雰囲気は、まだいいほうｗ　あまり記憶になかったな。それ以上にジオン兵とＷＢを降りた民間人の親子の交流が深いなあと。

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昨夜のガンダム「翔べ！ガンダム」を見る。オーバーワークのアムロが本格的に戦うことを拒否。ブライトとの衝突を経て、ついにはガンダムの能力を最大限引き出してガルマを撃退する、物語序盤の白眉の話。アムロの甘えの構造、ブライトの指揮官より父性が際立つリーダーっぷり。そして反撃のアムロ。

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この回、アムロのガンダムの性能を引き出すところも見所なんだけれど、やっぱりアムロを追い詰めて駆りたてるブライト、そしてガンダムが空中戦を始めた1撃目で、すぐに作戦を立案してリュウたちに指示を出す力量こそが最大の見どころ。