ネオ+ポルクス・つぶやき日記まとめ

ネオさんとポルっくん( @neo_pollux )の日記(140SS)まとめ 気が向いた時に増えていきます♪
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*ポルクス*


ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

本棚に一冊ぶんの隙間があった。ここには何を入れていただろう。左隣の雑誌の最新号かもしれないし、右隣の小説の作家の別作品だったかもしれない。まったく別の本、もしくは最初からここには何もなかった可能性もある。考えれば考えるほどわからなくなって… まるでぼくの記憶みたいだ、と苦笑した。

2014-01-22 08:31:00
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

心寂しい時は周りとつい比較してしまう。ぼくの悪い癖だ。仲の良い家族を見れば自分の親はどんな人だったのか、兄弟はいたのだろうかと考えてしまう。友達と遊び、親が温かいご飯を用意して笑顔で待っていた日々が、ぼくにもきっと- “普通”に恋い焦がれてしまう。こんなの、ぼくだけなんだろうか。

2014-01-27 08:54:10
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

「なんでここに住むことにしたんだ?」彼がそう聞いてきた。確かに年中雪が積もっていて寒く、雪かき等の手間暇もかかる。最初にここを訪れた時も、急に吹雪いて前が見えなくなった事が- ただの幻想かもしれない。でも、白銀の世界の先に微かに見えた人影に、何故か懐かしさを感じてしまったから。

2014-01-30 08:57:52
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

昔は夜がくるのが怖かった。独りきりの部屋で考えるのは今はない記憶のことばかり。昼は太陽の光と周りの賑やかさに紛れて考えずにすんだけど、夜はどうしても孤独になる。それは二人、傍で寝るようになった今でも。 夜の暗黒と静寂は、忘れさせないためにあると思う。悪いことも、良いことも、全て。

2014-03-17 08:56:39
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

戦いで何もできず、逃げてまわってばかりの自分が嫌いだった。苦手な訓練をこなし、遠い町にも行けるようになった今は、昔よりも皆さんに貢献できていると思う。ただ、彼らを越えたいとは思えない。大きくて立派なその背中に、いつまでも護られていたくて。 …それが甘えだとはわかっているけれど。

2014-04-03 09:01:17
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

過去がわからない、真っ白の記憶がただ怖くて。それでも空っぽの“ぼく”として生きていくことを決めたあの日からしばらくたつ。未だに過去のことはわからないけれど 「アルクがクッキー焼いてくれてたぞー!早く食べるんだー!」 記憶を失う前、ぼくはこんな日々が訪れることを考えていただろうか。

2014-04-05 15:24:25
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

この前、後ろから呼ばれて振り返ったんですよ。まあ、あの人だったんですけどね、服が…その、タイツだけだったんです。汚したそうなんですが、つばさで戻ればいいじゃないですか、ねえ!なにも町中で呼び掛けなくても- …アルクさん、もじもじしてどうしました?上の服が…裏返って…? …あ///

2014-04-22 08:55:59
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

疲れて帰ってきたのが5時間前。甘いものが食べたくなりプリンを見つけたのが4時間前。買った覚えは無いものの、誘惑に負けて食べたのが3時間前。仮眠していて、ふと目を開けるとプリンの主にガン見されてたのが1時間前。 明日同じの買いますから、子犬みたいな目でこっち見続けないでください…。

2014-05-23 08:56:48
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

作品には個性が出ます。しっかりと丁寧に縫われた物、豪快に縫われた物…。日によって出来も異なるので、全く同じ作品って無いんですよね。なので気に入った作品を見つけたら、こっそりぼくが作った作品と交換したりしてるんです。 …もちろんマスターには許可をとってますが、他の方には内緒ですよ?

2014-05-26 22:52:48
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

ネオさんはよく迷子になる。地図を見る力はあるけれど、とにかく寄り道が酷い。あちこちフラフラしている様は糸の切れた風船のようで、いつの間にかいなくなるのは既に日常茶飯事。外出は予定の倍は時間がかかる。 最近はマントの裾を引っ張ってブレーキかけてますが…もう少し落ち着きましょうよ…。

2014-05-28 20:27:54
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

特別な使命があるわけでも、高貴な身分というわけでもない。むしろ誰かを護る力も記憶もない、欠陥ばかりのぼくは世界から見たらなんてちっぽけな存在だろう。 でも、その分周りの人の大きさや優しさを身体中に感じる事が出来て。 例え世界に認識されていなくても、ぼくにはこの世界が必要なんだ。

2014-06-17 19:51:45
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

黒い感情が溢れてきたら、無理矢理理由をつけて自分に思い込ませる。こういう日だから仕方ない、そういう事だから我慢しよう。そうして秘めた思いを、涙と共に流し出せば、身も心も清められるから。 明日笑うために、今日泣いてしまおう。 …一時しのぎの処世術とは、気づいてしまっているけれど。

2014-07-12 09:59:16

*ネオ*


ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

防具は己の身を守る、冒険者には必須のものである。しかしその有能さに己の力を過信しすぎてはいないか。ただ猪突猛進に攻撃を受ければ負担を増やすだけである。当たれば痛い、それを体に叩き込むには― 「と、いうわけで明日から裸で戦う!」「たまに真面目な顔したと思ったら何考えてんですか…」

2014-01-21 09:01:57
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

町で船の模型が入ってる瓶が売られてた。オレも作りたくなって、空の瓶ないかポルクスに聞いたら「今はないですが、後少しで使い終わる料理酒ならありますよ」だって。それからは美味い飯を食いながら、減っていく瓶の中身を確認するのがオレの日課だ! …そういえば、なんで空瓶欲しかったんだっけ?

2014-01-24 08:52:54
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

昔は自由に村の外に出れなかった。遊びに行くのも大人がいなきゃいけなかったし、夜に外に出ればアバさまの説教が待ってた。今はそんなことないけど。「なら、良いじゃないですか?」 -けど、たまに思い出すんだ。アルクと村を抜け出した時のドキドキと、皆に怒られて、ちょっと嬉しかったことを。

2014-01-31 08:48:11
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

とーさんとかーさんが空の上に行った日。泣いてばかりのオレのほほを、アルクは優しくなでてくれた。いつもかーさんがしてくれたように。このあったかい手は無くしたくなくて、誰もいなくなった広場で、目をつぶったままのとーさんたちに言った。アルクはオレが護るって あの日誓った、はずなのに。

2014-02-05 23:55:09
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

ケーキを買ったから、二人でわけようと思う。でもこのケーキ形が変わってるんだよな。真ん中で切っても半分になりそうじゃないし、この面白い形が崩れるのはもったいない。 そこでオレは閃いた!上からじゃなく、横からこう…すらいす?すれば良いんだよな!それじゃ早速… あっ、ひっくり返った。

2014-05-27 08:29:30

*ネオ+ポルクス*


ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

仕事場に戻ると、机にスプーンを並べて唸っているあの人が。「町で芸人がスプーングネグネしてたんだ!オレもしたい!」と、力任せに曲げてますけど…確かあれは手も触れずにというのが肝だった気が。…しかし簡単に曲げますね…いや、ぼくだって… 仕事場に歪んだスプーンが大量にある、その理由。

2014-01-20 23:49:45
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

初対面の時から図々しい人だなと思っていた。よく問題起こすし、人のもの勝手に食べるし、下着姿で布団占領するし。でもその振る舞いに心が救われたこともある。月日はまだ短いけれど、一緒にいてくれて― 「どうしたー?腹でも痛いのか?」 …言えば調子にのるだろうから、まだ口にはしないけれど。

2014-01-23 08:40:44
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

「たまには冒険するかな~」あの人がポツリと呟いた。いつだったかそう言って出掛けたあと、二週間ほど行方をくらませたことがある。また別の時は、笑いながら大怪我をして帰ってきたりもした。鼻歌混じりに放たれる独り言が、ぼくは怖い。その音色と共に、いつか彼一人ごと連れ去ってしまう気がして。

2014-01-23 19:25:17
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

幼いオーガの少女が泣いていた。どうも兄とはぐれてしまったらしい。町中を駆けずり回り、ようやく彼女の兄を見つけたが、その時には兄の方が妹よりも大きな泣き声をあげていた。 「…兄妹と会えなくなるのは寂しいもんな。オレも   と-」 風が彼の言葉を遮る。何故か、頭の傷がちくりと痛んだ。

2014-01-25 14:48:15
ネオ+ポルクス+アルヘナ @neo_pollux

彼は時々誰かと旅に出る。誰とどんな所を冒険したか、わざわざぼくに報告してくるのだ。今日もまた-「ポルクスー、オレの話聞いてるかー?」「…ええ、聞いてますよ」 話を聞きながら、時折感じる小さな違和感。これを『嫉妬』と言い、一生付きまとう感情だと知ったのは、何時の事だっただろうか。

2014-01-26 23:35:30