実は集団的自衛権は妖刀村正だった的なお話し

加藤AZUKI @azukiglg

優しさから生まれた「何も言えない不自由」は沈黙を生むけど、意思の疎通をしないわけにはいかないから、【察し】が必要になる。 斯くて、空気が読める人間と読めない人間の間に溝ができる。

加藤AZUKI @azukiglg

実を言うと、今回の焼身自殺未遂は「言論の自由が保障されている日本」という前提を疑うところから始めてみると、違った視点が拓けてくるかもしれない、とはちょっと思った。 我々は「日本は言論の自由が保障されているのに」という前提を共有して自殺行為を非難したが果たしてそうか？とか。

加藤AZUKI @azukiglg

言論の自由と報道の自由は密接にリンクしてるけど、「自殺を報道する」ということについては「非ではないか！」という認識を共有していて、現場に居合わせたソーシャルセンサーな人々が写真や動画をSNSに流すことを批判し、報道が自殺報道を行うことを否定的に評価している。

加藤AZUKI @azukiglg

報道すべき内容を選別することについて、法的に規定がない場合、例えば「死体、手錠を掛けられた犯人の手元」などを放送しないのは自主規制であって、法規制じゃない。これは、報道の自由、表現の自由は【あるけど使えない】ということか？

加藤AZUKI @azukiglg

表現、言論、報道の自由が保障されているなら、自殺報道やソーシャルセンサーによる画像放流は非難されるべきじゃないけど、それらが非難されるということは、実は「表現、言論、報道の自由がないからそれを行った」という自殺請願者の主張やその支援者のロジックを肯定することになるまいか？

加藤AZUKI @azukiglg

「権利は保障されてるけど行使はできない」 「仕様はある、ルールはない、しかしマナーの強制力が最も強く働く」 そうなっているんだ、と考えると色々腑に落ちるけど、我々は仕様（能力的に可能）でなく、ルール（法的に可能）でなく、マナーによって倫理的に可能かどうかを常に試されてるのかなあ。

加藤AZUKI @azukiglg

仕様はデバイスの提供者、製造者によって規定されている。自動車なら時速何キロまで出るかは車のメーカー、設計者によって規定されてる。能力的に300km/h出せても、法律はそこまで出すことを許可してないから、最高速度は仕様じゃなくルールに規制される。

加藤AZUKI @azukiglg

で、一般道で60km/h、路地裏で30km/hという上限がルールで規定されていても、近くに子供や年寄りがいたら、または「いるかもしれない気配があったら」、ルールとは別にマナーで速度を落とさなければならない。これはルールではないから強制ではないけど、それを守らないと批判される。

加藤AZUKI @azukiglg

「だったらもう最初からマナーをルールに規定しろよ！罰則付けろよ！仕様をルールかマナーに準じるところまで制限しろよ！出せないなら300km/h出せる性能とかオーバースペックだろバカバカバカ！」ってなる気がするけど、時速30km/hしか出ない車とか売れないしなあ

加藤AZUKI @azukiglg

自殺請願者の「自傷行為で他人の目を惹く」ってのはまったく評価できないんだけど、それを批判する側の主張の根底に、「自殺請願者は表現すべきでない、マスコミは報道すべきでない、ソーシャルセンサーはRTすべきでない」ってのがあって、そこに矛盾を感じてまして QT

加藤AZUKI @azukiglg

この場合の「ソーシャルセンサー（造語）」は、スマホなどのSNSに情報を投入できる端末を持った、SNSの構成員/参加者を指す。ソーシャルセンサーは、強制されないのに「SNS全体が共有可能な映像情報」の撮影・投入をし、またリレー（RT）を行う。

加藤AZUKI @azukiglg

今回の件（に、限らないけど）では、自殺請願者の焼身自殺は野次馬に対する無差別テロになる危険性があったのに、そのリスクを考えずに、或いは思いもよらずに、間近で撮影してSNSに投入する人が多かった。事故現場、事件現場などに居合わせたソーシャルセンサーがそれをするのは珍しくなくなってる

加藤AZUKI @azukiglg

彼等は報道カメラマンになりたいわけでもないだろうし、それで報酬を得ようという職業意識があるわけでもない。せいぜいがアルファツイッタラーの瞬間風速的栄誉が頭を過ぎるくらいのものだろうと思うんだけど、「情報をSNS全体で共有する」ことに寄与している。

きゃら aka リラックマおじさん @kyarapon

@azukiglg 池袋の件を連想して自分にも被害がくるとは思わないんですよね・・・・なによりグロいものを見て精神的にダメージ受ける可能性もあったし。

黒胡椒ｱﾆﾁだったモノ @Schwarzer_Pfeff

@azukiglg 日本特有の空気を読む、右に倣うべきというのが、言論の自由を奪ってる的な感じですか？

加藤AZUKI @azukiglg

ソーシャルセンサーが画像映像をリアルタイムにSNSに投入し、それをリレーする人がいることで、その場に居合わせない人も準当事者になる。 これについて「撮影する奴は不謹慎」「リレーする奴も不謹慎」という批判はあった。撮影、リレーが不謹慎＝倫理・マナーに照らして不適切の意。

加藤AZUKI @azukiglg

撮影、リレーは仕様上は可能であり、法的にも規制や罰を受けない。となると、それを窘めるのはマナーということになる。だが、マナーは準拠する根拠法があるわけではなく、誰かが明確な基準に基づいて策定したものでもないから、その都度その都度、互いに顔を見合わせて示し合わせることになる。

加藤AZUKI @azukiglg

仕様よりルールより圧力の大きいマナーは、そういう不確かな同調圧力で作られていくんかなー、と今回は思った。

加藤AZUKI @azukiglg

多くの人が一週間前の朝食を覚えてないのと同じ理屈だと思うんですよね。 QT @kyarapon: @azukiglg 池袋の件を連想して自分にも被害がくるとは思わないんですよね・・・・なによりグロいものを見て精神的にダメージ受ける可能性もあったし。

加藤AZUKI @azukiglg

人は短期的な記憶しか維持できない。長期的な「思い出」は維持できるけど、それを進行中の眼の前の事態と照らし合わせて判断するときの参考にできない。 QT @kyarapon: @azukiglg 池袋の件を連想して自分にも被害がくるとは思わないんですよね・・・・なによりグロいものを見

加藤AZUKI @azukiglg

だから、そのときそのとき、その場その場での最良を選ぶんだけど、「ここにいたら自分は危険かもしれない」を、長期的なリスクの経験や記憶と照らし合わせることができないから、リスクが思いつかない。 QT @kyarapon: @azukiglg 池袋の件を連想して自分にも被害がくるとは思

加藤AZUKI @azukiglg

「グロいものを見てダメージを受ける人がいるかもしれず、それについて賠償を求められるかもしれないからすべきではない」てのは、報道が死体写真なんかを扱わなくなった理由に通じる感じ。 QT @kyarapon: @azukiglg 池袋の件を連想して自分にも被害がくるとは思わないんです

加藤AZUKI @azukiglg

「責任を問われるかもしれないから見せるな」は、実際に個々の案件について責任を問われた訳じゃないけど、過去に問われたケースがあった、或いはそうなりそうだからしない、みたいな。これが先回りになっていって、「過保護」に繋がる。 QT @kyarapon

加藤AZUKI @azukiglg

そうすると、「問題になるかもしれない」「嫌がる人が一人でもいるならリスクが高いからやらない」になり、多数派が許してもたった一人の神経症が「いる可能性」に基づいて【配慮】される事態に発展していく。少数派による全体支配ロジックに通じる QT @kyarapon

加藤AZUKI @azukiglg

「空気が読めれば右へ倣うのは当然であり、右へ倣えないのは空気が読めないから。言葉に出さないと察することができないのは配慮が足りない」みたいな感じで、言葉に出す＝表現、言論の自由を自縛してる感じ QT @Schwarzer_Pfeff: @azukiglg 日本特有の空気を読む、右