孫泰蔵さんが、棋士・羽生善治が語る「考えない決断力」を読んで今朝も考えたことまとめ

孫泰蔵さん (.@taizoson )が、AERA11月15日号 棋士・羽生善治が語る「考えない決断力」を読んで今朝も考えたことまとめ 2日目のまとめです。
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taizoson.eth @TaizoSon

将棋界の現代の生ける伝説ともいうべき棋士、羽生善治氏はあるセミナーで「経験を積んでいくと、何かを決断するとき迷ってしまうケースが多いのですが、決断を阻む共通の要因というものはあるのでしょうか?」という聴衆からの質問に対して次のように答えたそうだ。

2010-11-16 07:55:35
taizoson.eth @TaizoSon

羽生善治氏「経験を積むと迷うのはある種当然のこと。判断する材料をたくさん知っているということだから。だからこそすごく悩む。対局で悩んだ時私は思いきった手を選ぶ方ですが、でも意外と心配したようにはならないものだということも経験則でわかってきました。」

2010-11-16 07:55:44
taizoson.eth @TaizoSon

経験を積めば恐怖心や不安は乗り越えられる。勇気づけられる言葉だ。羽生善治氏「もしあまりにも過去に惑わされるなら『いまこの瞬間からこの局面を見たらどうするか』と考えるのも手です。いままでの蓄積や流れが決断の邪魔なのならば、意図的に過去を見ないようにする。」

2010-11-16 07:55:50
taizoson.eth @TaizoSon

羽生善治氏「経験豊富とは、たくさん考えるんじゃなくて、たくさん考えないということ。経験を積むことによって不必要な情報は捨てられる。足し算の蓄積で経験が生きるということではなくて、無駄なことを省くことができるというのが本当の意味での経験を生かすということなのかなと思っています。」

2010-11-16 07:55:54
taizoson.eth @TaizoSon

羽生善治氏はサインを求められると、色紙に次のような言葉を書くそうだ。「玲瓏(れいろう)」。これは八面玲瓏(まっさらで透明な心境、富士山から見たら雲一つない絶景、という意味)からとられた言葉だという。

2010-11-16 07:56:02
taizoson.eth @TaizoSon

羽生善治氏「対局が始まるとどろどろとした展開になってしまい、自分の目指す「玲瓏」の境地に至っていなくて、修行が足りないと思います(笑)私の一つの理想で、そんな心境で将棋を指せたらいいなと思っています。」

2010-11-16 07:56:07
taizoson.eth @TaizoSon

彼は現在40歳(僕と2歳しか違わない!)。しかし、15歳でプロ棋士になり早25年の経験をもつ「熟練」とか「老獪」という言葉さえしっくりくるような大棋士だ。

2010-11-16 07:56:13
taizoson.eth @TaizoSon

僕は23歳で事業を始めたので今年で芸歴15年になる。それなりにいろいろな事業の成功や失敗を経験してきたと思っていたが、経験を積むということの本当の意味を初めて教えてもらった。こんな言葉を言えるような経験と思考を重ねていきたい。

2010-11-16 07:56:18
taizoson.eth @TaizoSon

AERA11月15日号 棋士・羽生善治が語る「考えない決断力」を読んで今朝もそんなことを考えた。

2010-11-16 07:56:39