【FFS】ベリュルvsメフィストフェレス【忍殺】
- hosidukuyo
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「おっお前はエクスメフィストフェレス!」ニンジャ覆面の奥からエクスメフィストフェレスの邪悪な目が燃えてベリュル一行は一瞬で緊張し失禁しながら「恐ろしいのだ…」 人生を悔いるプロセス…
2014-07-20 22:18:37伯父もこの流星群を見ていることだろう。電子メールで写真を送ってくれた、あの白く誇らしく美しい建物で、きっと仲間達と興奮しながら、同じ光景を見守っていることだろう。……感慨は、やがて懸念に変わる。流星群は降り止まなかった。何かおかしいな。彼はだんだん空恐ろしくなった。 41
2014-07-20 22:35:13『何かおかしいな。彼はだんだん空恐ろしくなった』 こういうテキスト物凄く好きです。登場人物の無邪気な主観が入る事で、不安感や恐怖感が増幅されて感じられると思うんですよ。 #njslyr
2014-07-20 22:37:57戦争が始まり、戦争が終わり、ぼんやりした時代が始まった。宇宙時代。もはや稚気じみた夢。だがタケルは諦めなかった。諦める?そんな思考ルーチンは彼には無かった。仲間もいた。再び宇宙へ。人の知恵を。観測。把握。妨害……そう、妨害だ。やがて妨害。国際的な。政治的な。禁忌だ。46
2014-07-20 23:04:30逆にFFSの場合研究者のほうがカネ出してもらった挙句「研究を人質に取られたので僕は悪くない」とか抜かす奴だったりしますけどね・・・
2014-07-20 23:13:52……あれは、どこだったか?日本ではない。なぜなら、彼に連れられて、日本に戻ったのだから。谷間の町だ。もはや彼は独りだった。否、独りではない……ごまかすんじゃない。タケルには妻がいて、子が二人。タケルは負けた。諦めてはいない。だが、様々な物事に、負けた。そして地に根を降ろした。48
2014-07-20 23:14:56妻の名も、子の名も、顔も、今は薄ぼんやりとしている。外でなにかざわついて……あの男は物珍しさから集まった近所の子供達に、砂糖菓子やら何やらをにこやかに配っていた。にこやかに?ニヤニヤ笑っていたのだ。あの男の外見は当時と少しも変わらない。山羊めいた髭も、血色も、そのコートも。 49
2014-07-20 23:23:11「やれやれ、手間がかかった。つまらぬ遠出をさせおって。モータルならば高山病になってしまうところ」メフィストフェレスが発した最初の言葉を、タケルははっきりと覚えている。「こんなところでなにをやっている。タケル・フクトシン=サン。迎えに来たぞ」「貴方は……?」 50
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