《玄侑宗久講演会「いのちと私」文字起こし》

2014年7月23日、13時から14時30分頃まで札幌かでる2・7の1階 かでるホールで開催された、 第221回ホスピスケア市民講座 玄侑宗久氏講演会「いのちと私」の内容書き起こし連続ツイートをまとめました。
1
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

札幌、かでるホールで行われる 第221回ホスピスケア市民講座  玄侑宗久講演会「いのちと私」 に出かけます。 帰宅は16時ごろ、の予定。

2014-07-23 10:54:09
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

札幌、玄侑宗久講演会、開会20分前で3割程度の入り。 平日午後のなので、結構な入場数だと思います。

2014-07-23 12:42:09
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

@coba21tko 終わって、帰宅しました。 一言で言うと、何も話しませんでした。 もうちょっと丁寧に言うと、まとまった内容は、全くありませんでした。 多分、講演料最低数十万、おそらく百万円程度払ったんじゃないか。

2014-07-23 15:40:15
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演より 1 「いのち」の語源はハッキリしない。 漢字の「命」は、「天命」という用法があるように、「私」のものではな井と言う意味がある。 「元気」と同じで、「宇宙のエネルギーを『私』もいただくという意味がある。

2014-07-23 15:48:39
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 2 「いのち」の語源が「いきのみち」だという説があるが、根拠が無いわけではない。 ギリシア語の「プシュケー」は息、気息、魂の意味にもなる。 インドで言う「アートマン」も息の意味がある。「ブラフマン」は宇宙で、息でつながっている。 ドイツ語の「ガイスト」も息。

2014-07-23 15:51:36
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 3 「いのち」がいつから始まったのか、判らないという事が基本。仏教では「無始以来」と表現する。 成長すると「いのち」のままではいられない。「わたし」というわがまま勝手なものが生まれてくる。

2014-07-23 15:54:02
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 4 「ものごころつく」という言葉には社会心理学で定義がある。 欲しいものが1個乗った皿と2個乗った皿を見て、2個乗った皿を取るようになることを「ものごころつく」という。 親の反応を見て「一つの方で良い」と言うようになるのを「知恵が付く」という。

2014-07-23 15:56:30
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 5 根拠のない価値観も身に付く。おしっこや唾液は、自分の体の中にもあるのに、体の中にある間は「汚くない」と考える。体の皮膚についているたくさんの菌も気にしない。 「わたし」以外が汚い。「わたしは絶対に汚くない」と教え込まれる。

2014-07-23 16:00:03
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 6 「良い悪い」の判断基準も出てくる。 「わたしにとって都合が良いこと」=良いことになる。

2014-07-23 16:45:43
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 7 ニューロンという神経線維がある。生まれてくる直前が一番多く、1日10万個減少している。

2014-07-23 16:48:47
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 8 理屈では言えない事を直感と言う。 子どもは直感で理解、判断する。 大人になると言葉にだまされるようになる。 直感重視の東洋的考え方をすると、子どもとお年寄りを最高位にする。

2014-07-23 16:57:43
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 9 東洋には、年を経て喪失したことを誉める美学がある。 例えば書道では「良い感じに枯れてきた」などという。 松尾芭蕉も「奥の細道」で書いている。

2014-07-23 17:00:59
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より  10 臨済宗の「いかなるか これ 人生」という公案に対しての芭蕉の答えが、 古池や 蛙飛び込む 水の音 という俳句だ。 よくみれば なづな花咲く 垣根かな という句もある。

2014-07-23 17:03:12
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 11 芭蕉は、須賀川では よのひとは・・・・・・軒の栗 という句も作っている。調べればすぐわかる。 (つぶやき主註:世の人の 見付ぬ花や 軒の栗) 最上川の さみだれを 集めてはやし 最上川 という俳句もある。

2014-07-23 17:05:52
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 12 年を取ると、子どもの命そのものがうれしい。 日本人は、人生の最初と最後で価値が上がるような曲線を考える。 西洋は、人生の最初と最後が低く、中ほどが盛り上がる形で人生を考える。 workとかdutyとかの考え方で、日本人とは違う。

2014-07-23 17:18:22
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 13 命をまとめるのが呼吸だ。 一時、人間の遺伝子を全部解読する計画、ヒトゲノム計画が大きな話題になった。解読が終われば、全部が分かるという話だったが、解読が終了した後の報道がない。 解読の結果が公表しかねる内容だったからだ。

2014-07-23 17:23:23
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 14 予想では、非常に重要なものが30億あるのだと思っていたが、たんぱく質合成に関わるものは1.5%だった。全体の30%以上は、長年の間に私達の体に入り込んで共生していたウィルスだった。ウィルスと言っても、悪いものばかりではない。 だがこんな事は報道できない

2014-07-23 17:29:42
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 15 例えば皆さんも知っていると思うミトコンドリアだが、元々は別の生物だったらしい。 遥か昔、地球上にあった原核生物は、酸素が30%以上あると生きられない。一方ミトコンドリアは、酸素が好きだ。 別の生き物が一つになった。

2014-07-23 17:49:32
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 16 この発表を最初に学会誌に出した学者は17回拒否された。進化論に当てはまらないからだ。

2014-07-23 17:50:44
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 17 ヒトが亡くなると何日か経つと必ずウジがわく。ウジはハエの幼虫だがハエはいつ卵を産むのか?死んですぐに遺体を冷凍してもウジがわく。 生きているヒトの体内にウジの元はいる。生きていると1つの菌は11時間以内に死ぬが、ヒトはウジの卵にあたるものと共生している

2014-07-23 17:54:39
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 18 養老孟司氏は面白いことを言った。 幼虫と成虫の形が殆ど変わらない虫と、幼虫と成虫の形が全く違う虫がいる。 ヤゴの体はそのままトンボになる。オタマジャクシも実は蛙になってもそのままだ。 しかし、アオムシとチョウでは、共通に使う体の部分がない。

2014-07-23 18:08:04
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 19 サナギという段階がある動物は、別な生き物なのではないか? アオムシの中に別な生き物であるチョウが共生していると考えられる。

2014-07-23 18:16:08
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 20 私達は、ハエの卵をか抱えていて、そのように、誰かが私達の生を引き継いでくる。 進化論に対しては、今西錦司氏の反論もある。ダーウィンが言うような進化が起きたのなら、今のキリンの首の長さになる途中の長さの首のものがいるはずだ。 自然選択はない。

2014-07-23 18:21:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 21 生物はかばいあい、助け合う。 それが共生するということだ。 複合共生体としての生命を呼吸が支えている。 呼吸の回数は通常、自然が支えている。 有名な『ゾウの時間、ネズミの時間』という中公新書がある。 (まとめ主註:本川達雄著1992年発行)

2014-07-23 18:27:38
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

玄侑宗久氏講演会より 22 生涯の呼吸数の合計は5億回と決まっている。 呼吸数は、心臓の脈同数でもある。 ゆっくり呼吸すれば、長生きできる。座禅中は、1分に2回くらいで呼吸する。気持ち良い。 効率の良い生き方ができる。それはお経を読むことにも通じる。

2014-07-23 18:32:35