ヤンデル先生が「パイズリと発がんリスク」について熱く語る

熱いです。 ヤンデル先生のオッパイと統計に対する熱い思いが伝わってきます。 今日が猛暑だからかもしれません。
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みつば @san_you_chu

「パイズリ 発がんリスク」とgoogle検索ボックスに入力してボタンを押すと約9480件の検索結果がヒットするんですけど、一番上が「IARC発がん性リスク一覧」というwikiだし(未指定:パイズリ)って書いてあるし、インターネットで得られる知識なんて所詮その程度だなって思います。

2014-07-25 10:51:08
みつば @san_you_chu

パイズリの発がんリスク、気にならないんですか? 女の子なら知っておいて損はないと思うし、そういう知識って男もちゃんと覚えておいた方がいいと思うんですよ…。

2014-07-25 10:52:35
病理医ヤンデル @Dr_yandel

Pubmedで「Mammary intercourse "breast cancer"」で検索かけて パイズリと発がんリスクについての論文を探してみたところ「性生活についての問診」についての検討が出てきたのでまずそっから読んでる ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17324105

2014-07-25 11:00:00
病理医ヤンデル @Dr_yandel

「パイズリの発がんリスク」を検討する上では、問診で聞き出しにくい「パイズリの経験・頻度」をいかに聞くかが大切であろうし、さらに医療統計において重要な点として「もしリスクが上がるとしたらそれはどのような機序(しくみ)によるものか」をきちんと類推してバイアスを排除しなければいけない

2014-07-25 11:03:44
病理医ヤンデル @Dr_yandel

「パイズリを毎日のようにしている女性」はおそらくセックス自体の回数も平均より多いであろうし、複数の男性と性交渉している確率もやや高いと類推されるがそれが本当であるかを検証しないと「類推した仮説からさらに仮説をくみ上げる」というドツボにはまってしまう 詳細な問診が必要

2014-07-25 11:05:01
病理医ヤンデル @Dr_yandel

また「パイズリする女性」の一部はピルを服用している率が高い可能性があり、「パイズリと発がんリスクの上下(あがるとは限らない)」が関係あると思いきや実は「ピルによる発がんリスクの上下」がメインだったという「交絡因子」についての検討は非常に重要である

2014-07-25 11:06:18
病理医ヤンデル @Dr_yandel

「2000人とか3000人とかとにかく数ばかり集めて検討しようが、バカが取り仕切った研究はつっこみどころが多くて信用できない」のである。パイズリの発がんリスクを検討する上で真に重要なのは、「発がん」および「パイズリ」両者に対する卓越した知識が必要ですなわちおっぱい画像をもっ文字数

2014-07-25 11:07:43
病理医ヤンデル @Dr_yandel

この「母集団の限定」については、かつてフランスでワインが健康にいいと証明された!という「大間違い論文」のキモでもあります。 RT @4545kyokoyoko: @Dr_yandel さらにパイズリが可能な大きさであることで母集団が限定されます…

2014-07-25 11:08:35
病理医ヤンデル @Dr_yandel

患者が「おなかが痛い」と言ってもその痛みが様々であるのと同様、患者の使う言葉と医療者の使う言葉に解離がある可能性についても検討が必要ですね。 RT @yuuki_fluting: @Dr_yandel そもそも何をもってパイズリと思っているか、確認が必要なのでは?

2014-07-25 11:09:19
病理医ヤンデル @Dr_yandel

ぼくは「くびれ貧乳派」ですからパイズリなどという下品なものは論外と思っています。また頻繁に「社会の癌」と呼ばれています。ではぼくが社会の癌であることとパイズリに興味がないことの間に因果関係があるかというと、例えば以前パイズリなんて邪道だろと発言したことでハブられたのを契機に文字数

2014-07-25 11:12:42
病理医ヤンデル @Dr_yandel

優れた医療統計学者であればあるほど、出てきたデータに対し「合理的解釈ができるかどうか」=「データの意味」をきちんと追います。統計の「意味」や「理由」がうまくはまらない場合、その統計には何らかのバイアスやエラーが入っていると考えられるため、より正しい統計学的処理をできるからです。

2014-07-25 11:15:40
病理医ヤンデル @Dr_yandel

かつて、「赤ワインが体にいいはずだ!」という理屈ありきで作られた大規模な統計データがかつてあったのですが、そのデータには致命的な欠陥がありました。

2014-07-25 11:16:56
病理医ヤンデル @Dr_yandel

赤ワインを適量飲むと体にいい、というデータが出たので、ワイン産出国もお酒の会社もみんな大喜びしたのです。ところが、年齢・性別など多くの因子についてはきちんと標準化していたものの、「赤ワインを行儀良くたしなむ人」はそもそも生活レベルが高いということを、統計学者が失念していました。

2014-07-25 11:18:08
病理医ヤンデル @Dr_yandel

「赤ワインをほどよく飲む人」は、「衛生環境的にいいところに住んでいて、自身の健康に興味がある人」ばかりだったのです。結果、データの母集団に「ゆがみ」が生じたのですが、「赤ワインはカラダにいいはずだ」という思い込みが先行したためゆがみに気づきませんでした。

2014-07-25 11:19:24
病理医ヤンデル @Dr_yandel

赤ワインが健康によさそうだ、という結果に「合理的解釈をしよう」と考えた医療者たちは、「ポリフェノール」のような「動物実験レベルである程度人間の健康に影響がありそうな物質」を探し出し、「これによって健康になるのだ!」と結論したのです。しかしこの類推は今考えても少々乱暴でした。

2014-07-25 11:20:09
病理医ヤンデル @Dr_yandel

「統計データ」を読む際には、「なぜこのような統計データになるのか?」を慎重に考える知性と、データに踊らされない「ホンモノの統計力」が必要だ、というお話でありました。

2014-07-25 11:20:57
病理医ヤンデル @Dr_yandel

では最後に、一連の項目に対する医師としてのまとめを

2014-07-25 11:22:50
病理医ヤンデル @Dr_yandel

(๑╹◡╹) <くびれ貧乳美女のへそのうえあたりに赤ワイン少しずつたらしながらセックスするときっと長生きできるよ。検証したいな。

2014-07-25 11:24:08
まてかい @iaketam2011

@Dr_yandel やんでる先生が真面目なこと喋ってる時は麻酔銃で眠らされた隙に小学生病理医がつぶやいているものだと解釈しています

2014-07-25 11:34:57