【TRPG/BBT】トリシューラ料理のための覚え書き3。

2014年06月06日~20日で実施した『ドラゴン・オブ・ジ・アイスバリア』のトリシューラ料理考察その3.例によって勝手にまとめたった。
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神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 今日もトリシューラ料理について考える。

2014-07-28 18:33:18
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL なんと今回はトリシューラを実食したという人物に取材する機会を得た。あらゆるものを調理するというレジェンドの半魔が、同じく半魔で火力要員となる応援を呼び、神秘の中華鍋によって調理したのだという。はたしていかなる料理が生まれたのか? 氷龍の中華料理に迫る。

2014-07-28 18:38:33
c0-0(めがね) @c0A0

@sousakuTL トリチューカの話題があったので。火力担当の半魔ってのはウチのPCの一人、火神影炎です。死神妖精ATで、バーンフレイムで焼きました。ホラ、死神だからヴォイドオーラ使えるんで、装甲無視で火を通せるよねってなってですね?(ろくろを回す

2014-07-29 00:22:52
c0-0(めがね) @c0A0

@sousakuTL その際、普段は球状の爆炎とか火柱とかしか出していない火神が、「炎の扱い方」を見せてくれたのが個人的に楽しかった。掌で炎の渦を圧縮して円盤状にするとか、それを軸方向に伸ばして針状にするとか。

2014-07-29 00:25:29
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL まず、氷に近い氷龍の甲殻を溶かして水を採取するところから。栄養を豊富に含んだ至高の霊水である。その後、肉の解体と並行して骨髄を採取し、スープの基礎を作った。鍋が凍らないよう細心の注意と強い火力が必要な作業だ。スープは灰汁を出さず、透き通るようだったという。

2014-07-28 18:43:39

ちなみに。ごはんはこの霊水を用いて炊いたとか。
土鍋で焚き上げたごはんは、まさに真珠のごとくつややかな炊きあがりでした。

神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL ここからスープが出来上がるまでの間に、目玉の周囲にある氷龍のトロ状の肉を用いて中華丼を作る。冷たい酢飯に、オクラとモロヘイヤを刻んで混ぜたものを敷き詰め、やや凍ったままの氷龍のトロ、その上にまた同じ和え物をかけ、シソを乗せてすり胡麻を振りかけると完成だ。

2014-07-28 18:49:03
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL あらかじめ氷龍の牙を粉末状にしておき、肉の風味を引き立てる調味料として用意しておく。今後の料理にも多用されるスパイスだ。冷製氷龍丼は、野菜の粘り気が肉の冷気とうまみでひとつにまとまり、そこへさわやかなシソの風味が広がるという。何ともスタミナ満点の一品である。

2014-07-28 18:52:43
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL スープが出来上がると、彼らはまずチャーシューを煮込み始めた(「焼き豚」ではないため正確には「チャーシュー」ではないのだが、あえてこの表記で通すことにする)。タコ糸で縛った氷龍のロースを、辛味の味付けをしたスープに生姜などを加えて煮立たせる。根気のいる作業だ。

2014-07-28 18:55:40
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL ここで食材の魅力にしびれを切らした料理人が、氷龍の肉の網焼きに挑む。選ばれた部位はタン。巨大な氷龍の舌はそれだけでポンドステーキほどもある。これを薄切りにし、半魔の炎バーンフレイムで豪快にあぶり焼き。通常の肉が消し炭になる火力でようやくミディアムレアである。

2014-07-28 19:00:34

「実はトリシューラのタンステーキって食べてみたかったのさー」とは料理人の弁。

神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 味付けは塩と牙粉だけ。サイコロステーキのように一口大に切り分けて食す。タン特有のコリコリとした食感と、クラッシュアイスのような牙粉の食感、そして塩と牙粉が引き立たせる素材本来のタンパク性のうまみは、噛むのをやめられないほどで、これだけで何杯も米を頂けそうだ。

2014-07-28 19:04:41
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 続いて、氷龍のササミで棒棒鶏を作る。表面を焼くだけではいわゆるタタキになってしまうので、鉄串を通して半魔の炎で焼く。その間に、キュウリ、もやし、キクラゲなどの食材を洗い、キュウリを短冊切りにする。タレは胡麻ダレを採用。香ばしい胡麻を挽くところから初めていく。

2014-07-28 19:12:21
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 焼きあがったササミを水で締め(これでも油断していると水が凍ってしまう)、手でほぐして食べやすいサイズに。先ほどの野菜と、すりあがった胡麻を用いた水あめ状の胡麻ダレで和える。文字通り箸の止まらないうまさ。良質なタンパク質であることが味覚からわかるのだという。

2014-07-28 19:15:50
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL このあたりでチャーシューの煮えた頃合い。冷蔵庫で一晩寝かせたような冷たさとコクのある肉となった。満を持してラーメンの作成に入る。固めの縮れ麺を霊水で茹で、氷龍の骨髄をベースとしたスープを惜しげもなく投入、塩味を軸としたラーメンを作成する。

2014-07-28 19:21:38
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 茹であがった麺にスープをかけ、チャーシュー、ネギ、海苔、メンマ、ウズラの卵などを添えて白胡麻を振りかければ、氷龍の冷静塩ラーメンのできあがり。なおチャーシューにはロースを用いている。ほとんど透明なさっぱりスープは思わず食後にライスを投入したくなる極上の逸品。

2014-07-28 19:25:44
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL このスープで、セセリの春雨スープを作る。出汁が熱を持つまでが長い氷龍料理。まずは肉を茹でるところから。大きめのネギと大きめの大根、これに海藻、キノコ、キクラゲ、これらを肉が煮えた頃合いで投入していく。プリプリのセセリが食欲を誘う、滋養強壮に抜群のひと品だ。

2014-07-28 19:30:03
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 次なる食材は氷龍のボンジリ。尻尾の付け根にあたり、柔らかく肉汁にあふれる素材である。大胆にもこれをタタキに炙り、白玉ねぎとシソとミョウガの辛口サラダに添えて、ポン酢をかけて頂く。氷龍の肉の油は薬味にすっと染みていき、むしろ玉ねぎがおいしくてたまらないとか。

2014-07-28 19:34:59
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL ここで料理人が手にしたのは氷龍のキモ。レバー特有の雑味が氷龍には少ないのではないかと判断し、果敢にレバーペーストに。これで風呂吹き大根を作るという。氷龍のスープで煮込んだ大根に、レバーペーストを添えるだけ。深いコクと程よい苦味は、吸収がよく高い栄養価の証だ。

2014-07-28 19:38:33
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL ここから料理人は、超火力と巨大な寸胴で、ある部位を超長時間かけて煮込むことになる。いったい何の部位なのか? どのような料理に仕上がるのか? 真相はしばらく鍋の中である。

2014-07-28 19:40:11
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 謎の煮物はひとまず置いておいて、次に作るのは水餃子だ。氷龍のバラ肉を贅沢にも挽き肉にし、これに小ネギやニラやキノコを混ぜて餡を作る。皮に包む作業は大勢でにぎやかに行う。これも餃子の楽しみのひとつだろう。一口サイズの水餃子を、氷龍の出汁で蒸し焼きにする。

2014-07-28 21:06:10
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 水餃子が蒸し上がるまで、余ったセセリで青椒肉絲を作る。本来は炒めて作る焼き物の料理だが、氷龍料理の基本に沿って炒め煮に近い製法を取る。付け合せる野菜はピーマンともやしだけ。甘辛い特性ソースで特に強火で炒める。炊き立てごはんが飛ぶようになくなること請け合いだ。

2014-07-28 21:11:02
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 青椒肉絲がなくなるころ、水餃子が蒸し上がる。スープを注いだ皿に浮かべて頂くのだ。湯気は温かいのに餃子の中身は冷たく、一口かじれば人肌温度の肉汁が口いっぱいに溢れ出す。様々な野菜やスープのうまみも凝縮された水餃子は、氷龍料理の中でも傑作の仕上がりだったという。

2014-07-28 21:15:16
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 次に料理人は、未だ量のあるタンを用いて揚げ物を作るという。前々回の考察において、超低温の氷龍の肉は揚げ油を沈黙させるほどの冷気を帯びていると述べた。中華からは外れたメニューだが、料理人はタンを刻んでコロッケを作りたいのだという。どのように調理するのか?

2014-07-28 21:18:29
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 料理人のレシピによれば「じょやがいも」というイモを使うのだという(「じゃがいも」ではない)。曰く、水気を吸い込みにくいイモ類で、可食部はサラサラしていて味はじゃがいもに近い。氷龍の冷気に負けず、なおかつ風味を邪魔しない素材であるのではないかと判断したらしい。

2014-07-28 21:22:40