稲川淳二のつぶやき怪談　2014年7月30日投稿分

稲川淳二 @Junji_Inagawa

陽射しが肌に焼き付くようですね。 蝉が元気に鳴いてます。 夏、真っ盛り。 みなさん、楽しく毎日をおくってますか？ 稲川淳二です。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

全国ツアーも始まりました。 怪談の夏を皆さんと楽しませていただいてます。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

今年は“怪談ぱちんこＣＲ稲川淳二”と劇場公開の映画”かたりべ”に“稲川怪談新聞”など、エトセトラ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

そして、ツアーのパブリシティー、やる事ばかりが、あとからあとから目白押し、息つく暇もありませんが、これもみなさんのお陰と感謝しています。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

今年も、喜んでいただければ、本当に何よりです。 それでは、今回の「つぶやき怪談」始めましょうか。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

節電のために、部屋の明かりを消して、怖ーい噺で楽しんで下さい。 どうぞ、お時間がありましたら、遊びに来て下さいね。 ゆったりと、くつろいで、お付き合いいただければと思います。 楽しみにして下さいね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

こんばんは、稲川淳二です。 お待たせしましたねぇ、それでは、そろそろ始めましょうか。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

稲川淳二の「つぶやき怪談」、怖・楽しい時間を、共有しましょう。 何が起こっても、責任はとれませんけど。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

少し前でしたかねぇ、青木ヶ原の樹海、あの、富士の樹海へ、ロケで行ったんですよ。 これは、私の話を、ＣＤやＤＶＤにするんで行ったんですよ。 面白いんですよね、あの樹海ね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

同じね、自殺して、亡くなる方でも、 状況を知らないで行く人と、状況を知って行く人ではね、 自殺する場所って言うんですかね、それが違うんですよ

稲川淳二 @Junji_Inagawa

変な話ですよね。 ある人は、下準備をしてる人、またある人は、行き当たりばったりの人。 その差で、たどり着く場所が、違うんですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

それで、行き当たりばったりの人っていうのは、 俗に言う「風穴」という、ところのそばに行くんですね。 こっちへ行く方は、だいたいがそうです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

もう一方の、下準備をしている人は、樹海がほとんど分かるらしいんです。 あー、ここ行きゃ良いんだな、こっち行けばいいんだって。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

樹海を結構、知ってる人。 自殺の通な人。 変な話ですけどね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

で、樹海にですね、行って撮った。 その監督をしてる人って、私の友人なんですけど、よく、樹海を知ってる人でしたよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

富士の樹海というのは、意外と、多くの人が入ってるんですよね。 ただ、冬は入らない。 ７、８月頃に入って、ずいぶん亡くなるんですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

だから、１０月に死体の回収するんです。 夜中のロケしてましてねぇ、丁度、夏へ入る頃です。 本格的な夏の、ちょっと前ですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

さすがに、この監督、樹海のことをよく知ってますから、 みんなに、夏服を着せてるんですよね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

で、とるシーンって言うのが、死んだ人が 「う～～」 って、出てくるシーンなんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

すると、監督が、 「ただ、同じように出てんじゃ、つまらないんで、 皆、この樹海で一体どうやって死んだか、 その死に方に合わせて、自分のキャラクターつくろうよ！」 って、言ったんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「分かりましたー」 って、俳優さん、言ったんですよね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

９人くらい、いたかな。 その、死んだ人の役が。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「じゃあ、えーと、キミ、何で死んだの？」 「えっ、あっ、僕ですか？　僕、薬です。 睡眠薬。ええ、それ飲んで死にました」

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「そう、じゃあ、そんな感じでお願いね」 「はい」

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「で、あんたは何で死んだ？」 「え、あの、僕あの、首くくって死にました」