資産家が大量に子どもを作るシステムの実現可能性

タイ代理母事件に似たシステムについて、以前にエントリを書かれていた真鍋さんと、主に遺伝子多様性の面から実現可能性を考察しました。倫理的・心理的側面については、あえて無視して話しています。
4

2014/02/22 の真鍋さんのエントリ

リンク はてなダイアリー 一般プログラマの妻がゲイツの子供を産めるシステムを作るべき - アスペ日記 プログラマの生産性と報酬について考えてみたけど、どう考えても 1万人に 1人ぐらいのトッププログラマ以外..

2014/08/14のニュース

リンク J-CASTニュース タイ代理出産の邦人男性「100人~1000人」の子作り計画か 日本人男性(24)がタイで多くの子供を代理出産させた問題について、男性は2013年に、100人から1000人の子供を作る計画をしていると関係者に話していたという。時事通信が2014年8月14日に伝えた。...

真鍋さんとの議論

I. M. @IzumiMihashi

.@takeda25 これってゲイツ子ども量産計画に近いですね headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140815-…

2014-08-16 00:13:19
Hiroshi Manabe @takeda25

@IzumiMihashi そうですね、まあ彼は伝統的な御曹司ですが。IT化が進むにつれて人間の本質的な生産性の違いに大きな違いが出てくる時代になりつつあるので、長期的にはそういう価値観を広めたほうが人口の再生産が安定してよいと思います。税金を取るにも限界があるので。

2014-08-16 00:20:54
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 でも、「子どもを育てたい」という思いを持つ人はとても多いですし、発達心理学を学んでも、子ども、特に幼少期は特定の人間が熱心に育てることがとても重要で、その経験がないとまともな対人関係が作れなくなるし心理的にも非常に不安定になるんですよね。

2014-08-16 00:27:11
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 あと、特定の人が子どもを量産する社会だと、遺伝子の多様性が減って病気や環境の変化に弱くなったり、能力の方向性が偏って社会全体の問題解決能力が低くなる上に、近親交配のリスクが高くなってしまうので、やっぱりその社会の実現には無理があるかもしれません。

2014-08-16 00:29:58
Hiroshi Manabe @takeda25

@IzumiMihashi それはもちろんそうですね。ですから、私の記事では一人は天才=富豪の子供を産んで、二人目以降はパートナーの子供を産み、天才=富豪から養育費を受け取るという考えでした。

2014-08-16 00:30:49
Hiroshi Manabe @takeda25

@IzumiMihashi 一人が富豪の子供で残りはパートナーの子供なら、たとえばアザラシのようなハーレムを作る動物よりは多様性があるのではないでしょうか。同じ父親の子供同士の結婚を避ける程度であれば難しくはないでしょうし、それで十分ではないかと思います。

2014-08-16 00:35:40
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 フランスやドイツなど精子提供が多い国だと近親交配を防ぐための受胎数制限がありますね。似たような状況になるので、子どもの数は上限を定めた方がよいと思います。

2014-08-16 00:42:03
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 詳細を覚えてなくてすみません。しかし、個人的な感覚としては、生物的な必然性がないのに見ず知らずの男の子どもを産み育てる/富豪は自動的に精子提供して自分の子孫が大量にできるという社会は多くの人にかなり受け入れづらいもので、税による強力な再分配の方がまだ簡単かと

2014-08-16 00:47:21
Hiroshi Manabe @takeda25

@IzumiMihashi それは匿名性によるものですよね。元々私のシステムは生物学上の父親と子供を育てる夫婦とのつながりを維持するもので、そうである以上匿名にはならないので大丈夫でしょう。また、現代は伝統的な社会に比べて遺伝的多様性という意味ではだいぶバッファがあると思います。

2014-08-16 00:48:12
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 あと、日本に関しては、税による再分配をする前より再分配後の方が子ども世帯の金が「減る」という異常な国家なので(高齢者に分配しすぎ)、再分配のシステムに改良の余地が死ぬほどあるというのはあります。日本は子どもが育てづらいところです。

2014-08-16 00:50:48
Hiroshi Manabe @takeda25

@IzumiMihashi 必然性という意味では、経済的な要請がその必然性になると思います。小金持ちであれば夫婦の子供だけを持つのもありですね。税には、国外に逃げられるとどうしようもないという問題があります。国同士で連携できればいいのですが。

2014-08-16 00:51:04
Hiroshi Manabe @takeda25

@IzumiMihashi 再分配がうまくいけばそれが理想ですね。ただ、1万人に1人の天才が1万人分稼ぐ世界になって、そういう天才は税金の安いところに住もうとし、また各国が天才を呼び込もうと再分配をしたがらないという仮定を置くと、人口再生産は私のやり方でもないと難しいと思います。

2014-08-16 00:55:24
Hiroshi Manabe @takeda25

@IzumiMihashi この三つの仮定のうち、一つ目は趨勢的にそうなり、二つ目はしかたがないので、何かできるとすれば三つ目ですが、世界政府があるわけでもないのでこれもやはり難しいんじゃないのかなと思っています。

2014-08-16 00:57:46
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 ドイツは精子提供者を知ることができるようです。また、デフォルト実名性でも、特定の相手と子どもが作れないのはきついのでは。遺伝的多様性については、移動が容易になり複数の人種の特徴を併せ持つ人が産まれる一方、少数民族は消滅の一途をたどっていそうなので、何とも。

2014-08-16 01:00:44
Hiroshi Manabe @takeda25

@IzumiMihashi 50人の村50個がそれぞれ内部で交配するのと2500人の町で交配するのでは、前者のほうが多様に見えますが、個々人の遺伝的リスクは後者のほうが低いですよね。現代はその方向なのでそういうリスクは低いかと。グループの多様性の減少はどうしようもなさそうですね。

2014-08-16 01:06:22
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 天才一個人というより、企業単位で見ると、国籍変更による税逃れの傾向は強いですね。でも、 アメリカでは、富のあるものは社会に貢献するという思想があり、多くの著名人が難病や厳しい状況にある人のためのファンドを設立してます。経済面の効率性のみで人間動くもんでもない。

2014-08-16 01:07:54
Hiroshi Manabe @takeda25

@IzumiMihashi 富豪の子供1人とパートナーの子供1+人なら大丈夫ではないでしょうか<特定の相手と子ども まあ現代の文化と距離が大きすぎることは確かで、実現可能性はあまりないだろうというのはわかっています。

2014-08-16 01:09:35
Hiroshi Manabe @takeda25

@IzumiMihashi 社会に貢献という考えを広めるのはひとつのアイデアですね。ただ、そういう無私な心によるものにはスケールの限界があると思います(アメリカの貧富の差が解消されないように)。子供を残したいという私欲と組み合わせるほうが広まりやすいんじゃないかなと。

2014-08-16 01:15:37
I. M. @IzumiMihashi

@takeda25 現代と伝統的という軸から逸れますが、片方だけなら問題ないが両方あると病気になる遺伝子はかなり多いんですよね。普通は片方だけもっている人が出会う可能性は低いのですが、片方だけもっている富豪の子どもが大量生産されるとまずいことになります。

2014-08-16 01:20:58
Hiroshi Manabe @takeda25

@IzumiMihashi きょうだい婚を避けるので十分ではないでしょうか。その世界では、「自分の生物学的父親はザッカーバーグ(例)だ」ということを子供は知っているので。いとこ婚は増えそうで、全体としては遺伝病は増えるかもしれませんが、それは個人の選択の問題になると思います。

2014-08-16 01:24:10