『夢の操作』

たかや @takaya_eiga

時間も酔い加減も良いぐらいなので、俺の昔出来て今は出来ない特技だった『夢の操作』について話しますかな。語彙力が乏しいので、優しい気持ちで読んでいただけたらと。あと、全て私の実話なので素晴らしいオチが待っているわけでもないことをお許し下さい。

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1.『夢の操作』 まず言っておきますが、私には霊感は一切ありません。でも小学校１年生から夢の操作が出来ました。(覚えてないだけで幼稚園からかもしれません)ただ、夢の操作と言っても枕の下に本を置いておけば好きな夢を見れるというような自由度の高いものではなく、出来ることは２つだけ。

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2.『夢の操作』 １つ目は、見ている夢を切り替える。(終わらせる)２つ目は、目が覚めても夢の続きを見ることができる。あくまでもこの２つだけです。しかも、その２つにもちょっとしたルールがあります。１つ目の夢の切り替えに関してですが、切り替えになるのは自分視点ではなく外から自分を

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３.『夢の操作』 見ている時だけです 。そして自分視点の夢に関しては夢が終わり目が覚めてしまいます。切り替えをどうやるかというと、夢の中で目をつぶって切り替われ(終われ)と思うだけです。また、基本的には自分にマイナスな事が起こる夢でない限り、この切り替えは使ったことがありません。

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４.『夢の操作』 ２つ目の夢の続きを見るに関してですが、こちらは皆さんも想像がつくように夢の途中でトイレに起きても、また寝れば続きを見れるというものです。ただ、続きを見たいと思った時だけベットに入ってすぐ寝ることが出来ました。そしてこの２つの操作には共通点があります。

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5.『夢の操作』 それは、どちらも今見ているのは夢であると気づかなければ出来ませんでした。この夢の操作に関して小学校１年生の頃には何も思うこともなく行っていました。ですが、小学校２年生になった頃に夢の中で“ベランダから落ちる夢”と“大蛇に追いかけられる夢”を頻繁に見るようになり、

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6.『夢の操作』 あまりにも怖くなったので、小学校の友達に初めて夢について調査するようになりました。そうすると、落ちる夢や追いかけられる夢は誰もが見ることを知りました。テレビの夢占いの番組でも同じような相談をしている人がいるのを知り、とても安心したのを覚えています。

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7.『夢の操作』 ただ、小学校の友達に夢について調査をするうちに別のことが気になるようになりました。それは、私が夢を見る頻度についてです。友達は夢を見ても隔週ぐらいでしたが、当時の私は週３〜４回も夢を見ていました。そして毎週１〜２回はこれが夢だと気づき、夢の操作をしていました。

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8.『夢の操作』 心配になりはしたものの、親に言って病院に行くまででもないと思ったのでそのままにしていました。その理由の１つとして、今は夢を見ると朝はぐったり疲れていることもありますが、当時はなんなら夢を見た日のがぐっすりと眠れていたからです。そして、小学生から中学生になる頃には

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9.『夢の操作』 夢を見る回数が減っていっていることが分かりました。まだまだ夢を見る回数は多かったですが週1〜2回には減り、夢を操作出来るのは隔週程度になりました。ただ、夢を見る回数は減ったものの、夢の内容が少し変わっていきました。小学生の頃は落ちたり追いかけられたりでしたが、

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10.『夢の操作』 中学生になってからは、首を切られる夢をよく見るようになりました。首を切られる夢に関しては自分の視点で見ることが多かったです。首を切られる前に夢を切り替えるられることが多かったのでそうも気にしていませんでしたが、不気味ではありました。また、死ぬ夢を見ることは

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11.『夢の操作』 みんな結構あるということを、小学生の頃と同じように調査で知っていたのでそこまで深く気には止めていませんでした。そして高校生になる頃には夢の頻度も隔週になり、一般人レベルまで回数も減りました。夢の操作に関しては、夢を夢だと気づくこともかなり少なくなったため、

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12.『夢の操作』 忘れていた頃に出来る程度に激減していました。そして高校２年生のある日、夢を見た瞬間から「これは夢だ！」と久しぶりに鮮明に分かりました。そして夢の内容は、自分視点で戦国時代の鎧を着て突っ立っている所から始まります。鎧を着ていることから嫌な予感はしていましたが、

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13.『夢の操作』 大きな馬に乗った戦国武将に首を切られそうになり、すかさず私は夢の切り替えをしました。そして次の夢に切り替わり、次は自分視点で森の中に浴衣のような服で突っ立っていました。さっきのことがあるので予想はしていましたが、次は忍者のような人が複数登場したところで、

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14.『夢の操作』 首を切られる前に夢の切り替えをしました。そして次の夢に切り替わり、今度は知らない屋敷のど真ん中に突っ立っていました。ここで私はやっとおかしいことに気が付きました。自分視点で夢の操作を行えば夢が終わって目が覚めてしまうはずなのに、その日は全く終わりませんでした。

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15.『夢の操作』 何度も何度も何度も何度も夢の操作を行うものの、私の視点で夢が始まり確実に首を切られる夢を見てしまう。15回ぐらい続けた辺りで精神的に疲れてしまい、もう首を切られてもいい気がしてきてしまいました。どうにでもなれと思い、初めて首を切られる感覚を味わった瞬間に

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16.『夢の操作』 目が覚めました。起き上がると、暑くもない日にも関わらず自分でも驚くほど汗だくでした。寝ていた時間は２時間ほどしか経っておらず、次の日のためにも寝てしまいたかったですが、怖くて怖くて寝れませんでした。また同じ夢を見てしまうのではないかという怖さではありません。

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17.『夢の操作』 ２つ目の夢の操作である、夢の続きが見れる私がもう一度寝れば、確実に首を切られているところから続きを見てしまうのが分かりました。絶対に見たくないですが、そう意識すればするほど絶対に見てしまうのが分かり、怖くて眠れませんでした。続きを見たくないという気持ちだけで

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18.『夢の操作』 なんとか朝まで寝ずに起きていられました。そしてすぐにでも寝落ちしてしまいそうな状態で高校に行き、授業を受け始めました。授業など真面目に聴いていられるわけもなく、寝たら続きを見てしまうという気持ちでいっぱいでした。でもお昼ご飯明けの５限目が始まったあたりから

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19.『夢の操作』 記憶がなくなり、誰に起こされることもなく帰りの時間になっていました。７限目まであったので、３時間近く爆睡していたことになります。幸い夢の続きを見ることもなくぐっすり眠れました。そしてその日の夜は夢を見ることもなく眠ることができました。高校を卒業するまでは

たかや @takaya_eiga

20.『夢の操作』 何回か夢の操作をすることもありましたが、あの日のように首を切られる夢でループすることはありませんでした。そして今は26歳ですが、大学に入ってから今まで1度も夢の操作は出来ていません。というか夢を夢だと気づくことが無くなってしまいました。

たかや @takaya_eiga

21.『夢の操作』 なぜそうなったのかは私にも分かりませんが、またあの日と同じことが起こるのではないかとふとした瞬間に怖くなるときがあります。これで私の『夢の操作』の話は終わりになります。以上です。