ケンペイvs座礁艦隊! あとパンツ ~フライングフィッシュ・オブ・アラビアン~ その5
パンツ・サンダーボルトの番外編なのにパンツじゃない? パンツの実物が出ていない? パンツを大安売りする気は無い。だがパンツだ。
2014-08-18 15:07:38提督「第一回汚いおっさんに犯されるのが一番似合う艦娘は誰だ会議ー」 龍驤「また気色悪い思いつきしてこのボンクラは」 提督「で龍驤ちゃんはどの子だと思う」 龍驤「艦娘のウチに聞くん? …んーとえーと、……朝潮」 提督「やっぱな」 龍驤「あのクジラックス度はハンパないわ」
2014-08-18 16:44:03焦点は違うけど、市民に接する機会の多い警察などは威圧感の少ない見た目の銃を使おう的な話もある。丸こいやつ。XM8とか。特に威圧感を与える目的でないが銃が必要な場合などに。
2014-08-18 17:06:33注意)このお話はケンペイ天狗、スエズ鎮守府、並びに「パンツ・サンダーボルト」、そして座礁艦隊とは一切の関係がない。
2014-08-18 17:55:23これまでのあらすじ:ついに激突してしまうケンペイ天狗と座礁艦隊。テロリストの軍団も襲来し事態は混迷を極める。幸運にも接触に成功したケンペイ天狗と叢雲は、事態を打開するために動き始めた…。 togetter.com/li/696127 togetter.com/li/700838
2014-08-18 18:01:25「まさかそのためだけにスエズにまで飛んだのか。この私を連れて」クリーム色のスーツを着た身長三メートルの女、戦艦武蔵が、連れ立って歩く[データ削除]大尉に尋ねた。「確認は大事だよトシエさん」大尉は笑って、戦艦武蔵をそう呼んだ。彼女は艤装解体され人の職に就いた予備役艦娘なのだ。 2
2014-08-18 18:09:37「まったく、水陸機動団の一軍人が外務情報局の主任エージェントを、護衛のためだけにこき使うとはな」戦艦武蔵、イノグチ・トシエは遠慮なく皮肉った。「紹介したので外諜選んだのトシエさんでしょ」大尉はこともなげに返す。まるで長年連れ添った関係のように、二人の間には垣根が無かった。 3
2014-08-18 18:17:38「ほら、あれがスエズ鎮守府だ」トシエが道路の先を指さす。厳重な塀に囲まれた、ひときわ大きな建物が見えていた。「アポも無しに行けるとは、あそこの提督とは知り合いなのか」「昔ちょっとね」二人が歩を進めようとしたその時、正門から一台のオートバイが飛び出した。 4
2014-08-18 18:20:55「先客がいたようだな」「いや、ありゃあ確か…」大尉はそのオートバイに心当たりがあるようだった。オートバイは猛スピードで二人の横を通り過ぎてゆき、後方で突然車体を90度ターンさせ急停止した。ライダーはヘルメットのバイザーを開け、二人を、特に大尉の方をまじまじと凝視。 5
2014-08-18 18:29:12ライダーの右目に埋め込まれたサイバネ・アイが明滅。それを見て、大尉はニッと笑って手を挙げた。「よっ、名探偵。奇遇だねえ。元気?」「アーッ!海軍カミソリ!」ライダーは大尉を指差し、叫んだ。ヘルメットを脱ぐ。ライダーの正体は軽空母龍驤。探偵RJとして有名なフリーの艦娘である。 6
2014-08-18 18:34:24「何でアンタがここにおんねん!」龍驤は露骨に嫌な顔をして問い詰めた。「いやあ、ちょっと今の仕事で迷惑被っててさあ。アッ丁度良かった。龍驤ちゃんにも聞きたいことがあるんだわ」「もうタダ働きはせえへん!ウチ急いでるんや!」龍驤はヘルメットを被り直し、スロットルを吹かす。 7
2014-08-18 18:39:12「こっからネオヨコスカまで走ってる男のことなんだけど」大尉のその言葉を聞いて、龍驤はエンジンを止めた。「その話、どこで聞いた」「うちの部下がそいつと戦ってるんだ。今。アラビアで」龍驤は一瞬考えた。「アンタは海軍とは関係無いんか」「もうね。今は水陸さ」 8
2014-08-18 18:44:34「じゃあ、これだけ言っとくわ」龍驤はオートバイのエンジンをかけた。「走ってるのはケンペイ天狗!スエズ提督やないで。あとはあそこの本人に聞き!」「ありがとさん。お礼はいずれ、精神的に」「要らんわ!」アクセル全開、オートバイは信じられぬスピードで瞬く間に走り去って行った。 9
2014-08-18 18:48:02