ISISが捕らえた湯川氏の素性を聞いている場所に「日本のスパイ？」と発言したThoton氏。

イラクとシリアで活動する武装勢力であるISISのメンバーとされるアカウント（@al_jihad3）が
シリアで拘束された湯川遥菜氏に関して「こいつはどういった人間なんだ？」と聞いている場所で
「A Japanese secret agent?（日本のスパイですか？）」と質問し、
そのメンバーから公式RTされた後に自分のツイートを削除したThoton氏（@Thoton）。

彼は自分のツイートがリツイートされたことからISISが日本人のツイートをチェックして情報を収集している可能性があると言っている。
そして自分はISISに直接のリプライはしていないという主張を繰り返しているが、

実際は常岡氏がイスラム圏に注目され易いハッシュタグでツイートしたところに
ISISのアカウント（@al_jihad3）が湯川氏の素性を聞いた会話に繋がる形でリプライしているので
上の画像のようにISISのツイートのすぐ下へぶら下がって表示されてしまっていたとのこと。
直接のリプライでは無く故意でもないとはいえ、
自分からISISの者がいる場所での会話に参加した形になっており、
ISISの者から非常に捕捉されやすい状態で発言してしまっていたのである。

だが、彼はこのことを指摘され理解を示しながらも
そういった経緯だったということを自身の口から説明してはいない。
そしてISISが日本人のツイートをチェックして情報を収集している可能性があるという言葉を取り消していない。

スパイだと断定してはおらず湯川氏の安否に何らかの影響があったかどうかもまだ不明である。
だがこの英文を見て「日本のスパイでは？」「日本のスパイじゃないかな？」と推測するような文章に見えた人や、
もしくはそれらのように見えてしまうことを危惧した人達が彼に忠言をした。
そういった不用意な発言をするべきではないと問題視する声に対する彼の反応がこちら。

どんな形であれISISのアカウントに伝わってしまったことは事実だが、
意図せず伝わってしまった文章に関して批判される点はないと考えている模様。

そして誤解してしまうのは「読解力が足りない」との発言。

ISISのメンバーに読解力が足りなかったら、とは考えないのだろうか。
彼らに勘違いされた場合も誤解するほうに問題があると言い張るのだろうか。
そもそもそう思われたからこそ公式RTされたと考えることができないのだろうか。

自分はあくまで吹聴したというデマを流された被害者であることを主張する文章を公開。
一問一答の形式をとっているが質問者も回答者もThoton氏であるとのこと。

慎重にツイートするべきだったと自身に反省すべき点はあったとは考えているものの、
多数の人から誤解されるようなツイートをしたことに関してはデマを流した者のせいで誤解されたと主張している。

なお、この文章でも自分からISISの者がいるところに行って発言したことは説明していない。

なお、現在は「～ですか？」と質問しただけと主張している彼だが、
19日のやりとりで「～では？」という表現であったことを認めていた。