更新 2011年6月2日作成 2010年11月20日

「（TLで話題の俗流若者論の）御惨家読んだよー」 by 後藤和智

TL上で話題になっていた、元田『ぼくらは現代社会でゼロ化する』（双文社出版）、正高『ゲームキャラしか愛せない脳』（PHP新書）、上野、香山ほか『「生きづらさ」の時代』（専修大学出版局）の3冊を「御惨家」として感想を書いてみました。

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TLで話題の御惨家、元田『ぼくらは現代社会でゼロ化する』（双文社出版）、正高『ゲームキャラしか愛せない脳』（PHP新書）、上野、香山ほか『「生きづらさ」の時代』（専修大学出版局）購入。感想は、たぶん今週中に書く。

2010-11-17 22:52:37

御惨家読んだよ＞その1、元田『ぼくらは現代社会でゼロ化する』（双文社出版、推薦者：古市憲寿 @poe1985 ）。結論は、「古市さん、私の萌えポイントをよく理解されているじゃないですか」。全編これ妄想とポエムの垂れ流し、いきなり冒頭から治安悪化説の信奉と、（続く）

2010-11-20 23:40:04

あとは統計も根拠もないポエムがひたすら続くのみ。今年のワーストの有力候補。その2、正高『ゲームキャラしか愛せない脳』（PHP新書、推薦者：石戸諭 @satoruishido ）。結論：「いつもの正高大先生で安心した」。サルの行動を人間に当てはめてみせる「芸当」はもちろん、（続く）

2010-11-20 23:42:15

（承前）文学作品やら歴史上の人物やら人づてで聞いた話やらとあとは推測の積み重ねで論を進めていく、いわば「蘊蓄路線」は本書でも健在。当然、根拠などない。しかも、ゲームキャラの話などほとんど出てこない。ある意味釣りタイトル。（続く）

2010-11-20 23:44:11

（承前）これも今年のワースト有力候補だぁ。最後に、上野、香山ほか『「生きづらさ」の時代』（専修大学出版局、推薦者？：荻上チキ @torakare ）。感想：「とりあえずネオリベとやらの定義を教えてくれ」。内容的には「いつもの香山」と、（続く）

2010-11-20 23:46:02

（承前）なんでもかんでも「ネオリベ改革」に結びつけたがる上野、そしてある意味この二人以上に香ばしい期待の新人（？）、嶋根克己。専修大もこんな人を教授にしておくなよ。そしてもっとも腹が立ったのは、第4章の専修大生の座談会。（続く）

2010-11-20 23:48:33

（承前）おまいらよくそんなに自分の生きていなかった時代を理想化できるよな、と思う。あああれか、若い連中に自分（の世代）への劣等感を持たせるのが「社会学」「人間科学」ってやつなんだな、と思えば納得かな（納得したくないけどな）。これもワースト候補には十分。

2010-11-20 23:50:05