稲川淳二のつぶやき怪談　2014年8月27日投稿分

稲川淳二 @Junji_Inagawa

みなさん、夏バテしてませんか？ 稲川淳二です。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

明日から、金沢・大阪３日連続と４連ちゃんなんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

皆さんのおかげで、 連日嬉しい大入り満員で、また、湘南のOTODAMA SEA STUDIOでの公演も幕張のＳＵＭＭＥＲ ＳＯＮＩＣの出演に、渋谷のSuG Fes 2014 の出演と、熱い大声援をありがとうございました。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

本当に元気をもらってます。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

今年は４月から休む間も無く、かなりのオーバーワークで、 体力、気力がもつだろうか、と思った事もありましたが、皆さんの応援で頑張れました。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

本当に何時も乍ら、感謝でいっぱいです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

ツアーはまだまだ続きます。いよいよ佳境に入ってきました。 皆さんとお会いするのを楽しみにしてまーす。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

それでは、今回の「つぶやき怪談」始めましょうか。 節電のために、部屋の明かりを消して、怖ーい噺で楽しんで下さい。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

どうぞ、お時間がありましたら、遊びに来て下さいね。 ゆったりと、くつろいで、お付き合いいただければと思います。 楽しみにして下さいね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

こんばんは、稲川淳二です。 お待たせしましたねぇ、それでは、そろそろ始めましょうか。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

稲川淳二の「つぶやき怪談」、怖・楽しい時間を、共有しましょう。 何が起こっても、責任はとれませんけど。 今日は少～し長いので、もし途中でリミッターにひっかかったら、翌日に持ち越しますね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

今回のお話は、和田さんという方のお話です。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

この方は、７０半ばを過ぎたお爺ちゃん、といったら失礼なんですが、 仕事のほうは現役を退いて、趣味の水彩画を書いたり、好きな読書をして残りの人生を謳歌している人なんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

気が向けば旅行して、豊かな生活を送っているんですね。 この人が若かった頃、２０代の時、小学校の先生になりたての頃のお話なんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

和田先生が教員になって、初めての夏休みに林間学校があったんです。 児童を引率して山梨県の渓谷につながる綺麗な流れの河原で児童を遊ばせていたんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

真夏ですから、児童は河原で大喜びしていたんですね。 ちょうど昼時なので、お弁当のおにぎりを食べて、皆で水遊びしていたんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

そこに地元のお爺さんが通りかかって、 「先生かね？」 「はい」

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「向こうの淵でよ、女の子が遊んでたんだがなぁ、あれは危ねぇぞ」

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「一応注意はしたんだが、あそこの淵はよ、かなり深いからな。大人でもハマったら上がってくるの容易じゃねーぞ」

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「そうですか、ご忠告ありがとうございます」

稲川淳二 @Junji_Inagawa

お礼を述べて和田先生、 「おかしいな、向こうで遊んじゃいけないって言ったはずなのになぁ・・・・」 心配になって淵のほうに見にいったんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

綺麗な流れの一角にその淵はありました。 見るからに深そうな青緑色した淵なんです。 でも誰もいない、児童の姿はありません。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「待てよ、もしや・・・・・」 と思って和田先生、淵の所まで行って中を覗き込んで見た。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

探るようにして見たが誰もいない。 「あーあ、よかったぁ」 と、顔を上げたんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

ゆらゆら揺れる水面。 ちょうど日差しが眩しかったりして、淵に映り込んだ自分の影もゆらゆら揺れている。