岸見一郎著「アドラー心理学入門」を読んで 中所克博先生のツイートまとめ

2
弁護士中所克博 @K_Nakajo

教え子とペアの弁護士が、離島の法律相談に出向いた。教え子は島を歩き、次に訪れるときは折りたたみ式のロッドとルアーを持ってこようと思った。相棒は、ずっとモバイルPCで仕事に励んでいたそうだ。私は、教え子に軍配を上げたい。その土地や人を知るチャンス、逃すのはもったいない(私見)。

2014-08-30 01:25:30
弁護士中所克博 @K_Nakajo

弁護士になって7~8年くらいの間、出張が決まるたびに「るるぶ」や「歩く地図」が1冊ずつ増えていた。紛争はその土地で起きている。足で歩き、土地のモノを食し、土地の人に触れることで、紛争の背景事情を体感する。99%は遊ぶ口実だと思うが、1%でも役立てば大いに意味があると思う。

2014-08-30 01:28:22
弁護士中所克博 @K_Nakajo

もう直ぐ、岸見一郎「アドラー心理学入門」(KKベストセラーズ)を読み終える。180頁の記述に、我々弁護士の仕事を見た気がする。気のせいなのかもしれないが。何回かに切り分けることになるかもしれないが、そのまま引用する。

2014-08-30 01:42:18
弁護士中所克博 @K_Nakajo

「ある人が浜辺でヒトデを拾って海に返していました。ヒトデが波とともに浜辺に打ち上げられてくるのです。潮が引くと浜辺に残されてしまいます。そのまま放っておいたら干上がってしまいます。

2014-08-30 01:42:55
弁護士中所克博 @K_Nakajo

「それを見た人が言いました。『この浜には何千というヒトデがいる。全部を海に返してやるなんてできないでしょう。数が多すぎる。こんなこと、どこの浜でもあることだ。あなたがやろうとやるまいと、たいした違いはないんじゃないかな』と。」

2014-08-30 01:43:35
弁護士中所克博 @K_Nakajo

すると彼はにっこり笑って身を屈め、もう一つヒトデを拾って海に投げ返して言いました。「でもね<この>ヒトデにとっては大きな違いだろうね」と。

2014-08-30 01:43:55
弁護士中所克博 @K_Nakajo

複数の人になんて、とても同時に寄り添い、そお心を軽くしてあげることなんてとてもできない。せいぜいできることと言えば、目の前にいて、迷い、唸り、そして苦しんでいる人に向き合い、その人、たった一人だけの人に対し、何かしてあげたいと思うこと。これが弁護士の仕事のような気がする。

2014-08-30 01:47:33