即興・まどあんほむ修羅場by闇野神殿さん(@yaminosinndenn)

ほむらのストッキングの破く音から暴走する即興小説
0
リンク TINAMI 私の最高の友達と戦友が修羅場すぎる! 序章 メルシさんにネタのとっかかりを貰って冒頭書いたらそのまま煽られて即興で書きあげてしまったまどあんほむ連ツイ小説です。タイトルはアレですが書いてるうちにどんどんガチ修羅場ってしまい戦慄を覚えました。R-15くらい? 即興怖いw 序章とありますが一応ここまで。もし続き書くとしたら結構長くなっちゃいそう……?

Merci@SunSet「<」 @MSSHOMU

ほむらのストッキングの破く音を聞いてどきっとするまどかください

2014-08-31 01:44:16
闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

@MSSHOMU そこはほむらちゃんのストッキングを自らの手で引き裂いた音でぞくっとするまどかさんd(ターン

2014-08-31 01:48:25
Merci@SunSet「<」 @MSSHOMU

@yaminoshinden いいですねー!まあ、破るのは本人か本人が許した誰かか、敵しかないですからねww

2014-08-31 01:50:48
闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

@MSSHOMU 敵とか他の誰かがほむらちゃんのストッキング引き裂いた音だったらまどかさんどきっじゃ済まないですしw

2014-08-31 01:52:49
Merci@SunSet「<」 @MSSHOMU

@yaminoshinden でも、敵はともかくとして、杏子あたりが破ってるのを見てしまったまどかってのもすごく好みです^p^

2014-08-31 02:06:00

闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

びっ、びびっ。薄い布を引き裂く音が路地から聞こえる。まどかは、その音に奇妙なざわめきを覚え、路地へと入ってゆく。「遅かったじゃねえか」不敵な佐倉杏子の声がかけられる。そして、引き裂かれたストッキングの持ち主であり、口に手を当てて声を殺した暁美ほむらの涙声。「ほむら……ちゃん?」

2014-08-31 03:01:28
闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

「まど……か、みない……で」ほむらの涙声がまどかの耳に届く。ストッキングの裂け目から覗く白い肌がまどかの目に突き刺さる。「杏子……ちゃん、これどういうことなの?」声が震るのが自分でもわかる。「へっ、アンタがあんまりほむらに手を出さないんでな、いっそあたしが頂いちまおうってワケさ」

2014-08-31 03:11:49
闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

「そ、そんなのダメだよ杏子ちゃん!」反射的に叫ぶまどかだが、杏子はその叫びを鼻で嗤って云う。「なにがダメなのさ。アンタはほむらのことなんかどうだっていいんだろ?」「よ、良くないよ! だってほむらちゃんはわたしの……わたし……の」 それに続く言葉を見つけられず口ごもるまどか。

2014-08-31 03:17:17
闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

「ふうん……ほむらはわたしの……なんなんだい?」ストッキングにかけた手を離し、まどかに向き直る杏子。「だめ……杏子、まどかには手を出さないで……」かぼそい声で杏子を制止するほむらだが、杏子は意に介さずまどかの方へと詰め寄ってゆく。それに気押され、どん、と背が壁に突き当たる。

2014-08-31 03:21:15
闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

「だめ、杏子!」ほむらが後ろから杏子の腰にとりすがる。必死で制止するその表情はこれまでまどかの見たことのないもので。その顔を見たとき、まどかの胸の底になにかが燃え上がる。それは嫉妬の炎だと、そのときのまどかは気付かなかった。「……そうだよ、ダメだよ杏子ちゃん」「ふん?」

2014-08-31 03:28:00
闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

杏子を見返すまどかの瞳は、もう怯えてはいなかった。それは、異様な炎で燃えていた。その炎を、杏子は平然と受け止める。「面白ぇじゃねえか。アタシと、やるってのかい?」「うん、やるよ。たとえ杏子ちゃんだって、ほむらちゃんをわたしから取っちゃうんだったら、許さないんだから」「まどか……」

2014-08-31 03:31:06
闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

「ふぅん、やっぱまだアイツに未練があるんだ」杏子は自分の腰にすがりつくほむらの横にしゃがみこみ、顎に手をかけてくいっと上向かせる。「……ぁ」それは、普段のほむらからは考えられないような気弱な瞳と声で。「それじゃ、忘れさせてやるよ」杏子は、まどかを横目で見ながらその唇に急接近する。

2014-08-31 03:40:45
闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

「ダメぇっ!」まどかは、弾かれるようにその唇が触れる寸前に杏子の身体を突き飛ばしていた。「ってえ、やりやがったな」すぐさま立ち上がるとまどかを睨みつけ、襟首をつかみあげるが、まどかはひるむことなく杏子の瞳をにらみ返す。「やめて、私杏子のものになるから、まどかに手出ししないで」

2014-08-31 03:47:57
闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

「だってさ、まどか」杏子はにやりと嗤って云った。「だったら、奪い返すもん」その嗤いを前にしても、まどかはもう臆することはなかった。「もう一度云うよ、ほむらちゃんはわたしが奪い返すもん」「いいの、まどか、私が杏子のものになれば……」「ほむらちゃんは黙ってて!」叩きつけるような声。

2014-08-31 03:52:07
闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

「はん、ずっとほむらを構ってやらなかったくせに、いまさら所有者気取りかい?」杏子の目にも炎が宿る。「そ、それは……」弱みを突かれたまどかが瞳をそらす。その先には、ほむらの泣き腫らした顔があった。それは、明らかにまどかが見つけ出す前に彼女が泣いていたことを物語っていた。

2014-08-31 03:59:10
闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

その泣き顔にまどかは胸を突かれる。ほむらが泣いていた原因が、明らかに自分のせいだと思い至ったためだった。「ほむらちゃん、わたしのせいで、泣いて……」「そうだよ! アンタのせいで、ほむらは泣いてたんだ、ずっと、ずっと泣いてたんだ!」さっきまでの不敵さが嘘のような斬りつけるような声。

2014-08-31 04:03:45
闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

「ちがうの、まどか、あなたのせいじゃ……ない」うつむきながらか細い声でほむらは云う。「なにが……違うってんだよ、おまえ、いつだって泣きそうな顔で戦ってたじゃねぇか……」杏子の声が、握られた拳が震える。「わたし……わたし」ふたりの様子にまどかは胸の苦しさを覚える。

2014-08-31 04:09:56
闇野神殿@めがねっ娘教団 @yaminoshinden

そして、まどかは自分の胸が疑惑で染まってゆくのを覚える。自分が、気付かない間にどれほどほむらを苦しめてきたのか。そして、自分なんかより杏子の方がずっとほむらのことを気にかけ、想ってきたのではないかと。その毒のような想いは、嫉妬と混ざり合うことで猛毒となるとまだまどかは知らない。

2014-08-31 04:13:39