【紫煙天龍】喫煙鎮守府戦闘記録~北方AL海域・北方AL海域(敵港湾基地)・北太平洋海域・北太平洋MI諸島近海・北太平洋MI諸島沖~
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8/8 AL作戦/MI作戦発動
過去の特別作戦に無い緊張感漂う作戦名称
勿論喫煙鎮守府にも激震が走った
8月、だぜ。終戦記念日だけのつもりでいたら、前回のポートワイン攻撃から半年も経たずにまさかのMI作戦だとよ。大本営も飽きる暇くれないよなぁ…
2014-08-01 00:10:21ちらっと提督のとこ寄ってみたら「MI作戦までに貯めてたアニメ消化する」とか言って執務室のパソコンで…戦争モノの映画までは許すけど、アニメはやめろっつーんだよ…
2014-08-01 00:11:48緊張感が漂い始めた頃、天龍は酒に付き合わされることになった
何やら一航戦・二航戦、そして提督と一緒に鳳翔の店で酒に付き合わされている。 「鳳翔さん、おれイエーガーオレンジもう一杯、赤城はどうする?」「もう1本、熱燗を。加賀さんも飲みますよね?」「まだ、いけます」「私と蒼龍と多聞丸にビール~」「あぁもう飛龍ったら・・・」
2014-08-06 01:33:39日付が変わって・・・明後日なんだよな。"俺達の"ミッドウェーは。なんとなく落ち着かなくて、8月に入ってからバットの消費が早い。「缶ピースを持ち歩く方が良いのではないか?」とか長門に言われたんだけど、その通りだった。ここ数日缶ピばっかり吸ってるよ、俺。「あ、鳳翔さん、俺ハイボール」
2014-08-06 01:36:09実際のミッドウェーがどうこうは知らんよ。ここに居る俺達が、実際に見た訳じゃない。実は俺達艦娘は、艦娘になるまでの記憶が無いだけでただの一般人だったかもしれないんだからな。その辺はどうでも良い、問題は、ここの鎮守府として3度目の、史実を髣髴とさせる戦場に行くことだ。
2014-08-06 01:39:03上手く言葉がまとめられねぇな。思うところがありすぎる。ズタボロにされたアイアンボトムサウンド、被害が甚大だった為に離島攻撃までは至らなかったポートワイン、史実は関係無いけど全力の艦隊決戦で追い返した霧の艦隊。今回は戦力も資材も充分のはずだが、それでも落ち着かない。
2014-08-06 01:41:40・・・あぁもう!!こんなんで明日の仕事が出来るわけねぇよ!! 「提督、まだ飲めるか?」「あと1杯が限界、かな?」「じゃあ付き合え。鳳翔さん、イエーガーのショット、俺と提督に」「はい」 何度か飲んでる内にクセになっちまった、何がどうなってもここで飲む酒では無いけどな、イエーガー
2014-08-06 01:44:24「どうぞ、サービスしておきました」 目の前に置かれるショットグラス。よりによってテキーラ用の長い方か・・・。 「それじゃ提督、作戦の成功を祈って」「うむ、せーの」「「イエーガーチャージ!!」」 ゴクリ・・・コトッ 「ふぅ・・・鳳翔さん、次来た時払うからツケといてくれ」「はいはい」
2014-08-06 01:46:13「待て天龍、ここはおれに任せろー」提督が出した財布はいつもの財布じゃなくてマジックテープのついてる予備の財布の方だった。 「絶対言わねぇぞ?」「やらねぇよ、ともかく、付き合わせただけだから、お前の分も出してやるよ」「わかった、それじゃお前ら、また明日な」「おやすみ、天龍」
2014-08-06 01:48:12あぁ・・・暑いな・・・。ミッドウェー周辺海域も、このくらい暑いのかね・・・軽くシャワー浴びてから寝るかな。はぁ・・・やれないとは思わないが、不安だ・・・。
2014-08-06 01:50:04そして作戦発動前日
提督により所属艦娘が呼び出された
そう言えば今夜は食堂に集合って言われてたっけか?そろそろ時間だな…よし、時間まで食堂の辺りで一服するか
2014-08-07 22:56:51「"ガガッ"諸君お疲r"ピー!!"…諸君、お疲れ様。お集まり頂きありがとう…おい、多摩、ここはドックじゃねぇ、眠そうにすんな。」少しも笑いが起こらない。これからどんな話があるのか大体察しがついてれば、どんな冗談でも笑ってられるわけがない。
2014-08-07 23:00:31「気を取り直して、本題に入ろうか。諸君も知っての通り、我が鎮守府は明日より深海棲艦への総攻撃を開始する。今回敵の泊地及び集団が発見された海域から、作戦名は『AL作戦』『MI作戦』と大本営から伝えられている」呼吸の音さえ聞こえない様な、そんな静寂に包まれる。
2014-08-07 23:02:34「わざわざその時の作戦名をそのまま使うってことは、今回の作戦が熾烈極まりない物になるってことだ。だからこそ今回の作戦の為に、長期にわたって資源を集めて貰った。遠征任務に従事してくれた諸君には感謝している。良く頑張ってくれたな。本当にありがとう」
2014-08-07 23:04:14「今月末、おれの着任から1年が経つことになる。初代秘書艦である電、古参中の古参である青葉、その他各艦、今まで本当にありがとう。みんなの支えが無かったら、おれはどっかで何も考えずに適当に金稼いで、その金で酒とたばこを楽しんでただろう」
2014-08-07 23:05:06「着任当時、おれは何も考えて無かった。太平洋戦争当時の船とか名前も何も知らなかった。それが今じゃ船だった頃のお前らをカッコいいと思ったり美人だと思ったりする様になった。世の中ってのは面白いもんだな、興味が出ればなんでもかんでも面白いんだからよ」
2014-08-07 23:06:16「今まで無理をさせて来てなんだが、まだおれはやり残したことがある、むしろやり残したことしかない。ビキニ環礁やアイアンボトムサウンド、ツラギ島なんかに花を投げに行かないといけない。勿論ミッドウェーにもアリューシャンにも、だ。その為には制海権を取らないといかん」
2014-08-07 23:07:31「お前達の力を貸して欲しい。おれの望みはひたすらシンプルだ、おれ達が戦う理由が無くなる日まで、お前らとギャーギャー馬鹿騒ぎがしたい。その為にはまず深海棲艦を沈め続けないといけない。ただ指示を出すだけのおれで良ければ、今回も一緒に戦ってくれないか?」
2014-08-07 23:08:20誰一人異論は無い、異議無しの声の代わりに静かに拍手が起こった。「ありがとな、お前ら。最初こそ悩むことも多かったけど、今はおれは、ここでの生活も、お前らも大好きだよ。だからこそ、今回の作戦に関する命令はシンプルに、これひとつにしたい」提督が深呼吸をした
2014-08-07 23:09:29「好きなだけ戦って、無事に戻って来て、おれと一緒にまた一服してくれ。どうだ、やれるか?」また静かに肯定の意思表示をしようとしたが、提督がそれを許さない。「やれんのかって上官が聞いてんだ!!」「「サーイエッサー!!」」やべっ、米軍式で答えちまった
2014-08-07 23:10:12