お仕事の愚痴【教育系】

子ども主体のお仕事をしましょうぜ?
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いのうえ ゆきのぶ @inonob

最近何人か出会ってうんざりしたのが、自学級の子どもを見捨てたというか、見放した表現で悪く言う先生。「あの子は○○だからどうにもならない」的な。○○の中には、多同傾向だからとか、発達障害の診断があるからとか、そういうニュアンスの言葉が入る。

2014-09-05 23:20:43
いのうえ ゆきのぶ @inonob

承前)でも、僕に言わせると、ちょっと元気がよかったり、ふざけがちだったり、苦手なことがあったりするけれど、学級集団の中で授業をする上でなんら問題も課題もない子どもたち。ちょろっとしか見ていないからそう思うのかもしれないけれど。でも、子どもを評する言い方に嫌悪感を抱く。

2014-09-05 23:25:30
いのうえ ゆきのぶ @inonob

承前)子どもを評して辛辣な言葉を使う先生でも、その言葉が嫌な響きを帯びない人もいる。そういう先生には、基本的に、子どもを見捨てない、いろいろあっても見捨てないという温かさがあるように思う。言葉はきつくても、確かに、温かな思いや、子どもとのラポートが透けて見える言い方なのだ。

2014-09-05 23:29:15
いのうえ ゆきのぶ @inonob

承前)障がいや行動の特性を、自分の授業や指導の至らなさの言い訳に使うなよ!と、声を大にして言いたい。自分スタイルの学級経営、授業にフィットしないだけで、子どもを切って捨てるなよ。疑義を向けるべきは子どもの態度だの親の育児・療育方針だのじゃないんだよ。自分の指導のあり方なんだよ。

2014-09-05 23:42:24
いのうえ ゆきのぶ @inonob

承前)もっと大きく広い視野と心で子どもを見守りましょうよ。30人の子どもがいたら、30の個性を内包できる学級経営や、授業づくりをしましょうよ。それが、これからの教育の現場に生きる我々教員の仕事の中核じゃないんですか。違いますか。

2014-09-05 23:44:40
いのうえ ゆきのぶ @inonob

僕らの仕事環境には、確かに余裕はないです。お残業が当然です。どこかで折り合い付けないと、手を抜くところをもたないと、そういう仕事をするエクスキューズを考えないと、苦しいです。つらいです。全部やろうと思ったら、体壊します。経験したから断言します。体壊します。もしくは心を痛めます。

2014-09-05 23:49:10
いのうえ ゆきのぶ @inonob

承前)でも、抜き所、逃げ所は、もっと別なところでしょう。少なくとも、子どもと向かい合うところから逃げたらダメでしょう。だって、そこが僕らの仕事の中核であり、本質なのだから。

2014-09-05 23:50:42
いのうえ ゆきのぶ @inonob

承前)尊敬する先輩の言葉。「40人の子どもがいたら、40通りの依怙贔屓をしろ。」インクルーシブ教育の根源的な考え。もう一人の尊敬する先輩の言葉。「子どもを子どもとして見限ったらだめ。子どもだって一人の人間。人間対人間として考えなきゃ。」

2014-09-05 23:53:12
いのうえ ゆきのぶ @inonob

承前)見た目きれいに整った学級を装うなら、思うようにならない子どもを押さえ付けて、型にはめればいい。それができないことに言い訳するなら、子どもに問題の所在を押しつければいい。でも、それは教員自身の短期的な自己保身でしかないのでは?そんなの教員としての生き方として弱よわでしょう。

2014-09-05 23:58:14
いのうえ ゆきのぶ @inonob

僕だって、うまくできません。悩んでいるし、日々戦っています。崩壊しかけの学級を一刻も早く平らにしようと、傍目から見てよりよい姿にしようとぎゅうぎゅうと価値観を押しつけていた時代もありました。でもね、それって教員も子どもも、保護者も、本当の意味で幸せにはなれない方法なんですよ。

2014-09-06 00:01:10
いのうえ ゆきのぶ @inonob

承前)1年だけの付き合いでも、縁あって担任する以上、その子は大切な愛すべき教え子ですよ。その子を見捨てて自己保身に走るような仕事は、少なくとももう僕はやりたくない。退職間際の先生からそういう指導スタンスを聞くのも、もういいです。教室をもっと有機的であたたかい場所にしましょうよ。

2014-09-06 00:04:19