田中ユタカ先生による、エヴァンゲリオンの解

エヴァ考察の一つということで、よろしく
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田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

大真面目な話、エヴァンゲリオンの「新劇場版」シリーズは「:Q」でエンドで、次回映画は新シリーズのスタートになると思います。そう考えるのがいちばん納得がいく気がしています。evangelion.co.jp

2014-09-08 19:04:58
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田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

「新劇場版」と旧TVシリーズは、最初は並行して走る列車のようだけど先に行くにしたがって日本の列車の線路は離れて行き「新劇場版」はいつしかまったく見知らぬ風景の中を走ることになる。そんなことが確か記録全集の記事に在ったと覚えています。離れていく線路、その行きつく先は…「新作」?!>

2014-09-08 19:09:55
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

「新劇場版」の当初の構成は「前篇・中編・後編・完結編」と発表され、これが「序・破・急・?」に。 総集編的「序・破・急」が、いわば前フリとしてあって、当初から「?」の部分が「新シリーズ第1話」だったのかもと想像。

2014-09-08 19:15:02
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

「Q」の次でエヴァンゲリオンの映像作品が完結して以後作られなくなるとは考えにくいです。「『シン』のエンドクレジット後に大きな字で「予告」と出てミサトさんの予告が始まっても驚かない、むしろ歓迎」なんて言っていたのですが。「3.0+1.0」の文字を眼にしてから次は「新作」と確信です。

2014-09-08 19:31:10
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

あの「Q」のエンディングの後すぐ同時上映で新シリーズの第1回が来たら、ものすごい盛り上がりになったでしょうね。 RT @ogatatei: 私もQはあれで終わりなら合点が行きます。ただそう思わせなかった演出と本来はQプラス完結編?を同時に…

2014-09-08 19:51:05
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

エヴァンゲリオンとは「アニメ」そのものの姿だと思います。だってエヴァの数え方はゼロ号、初号。映画業界用語ですよね。つまりエヴァは映画と同じ単位で数えることの出来るモノ、それはアニメそのもの。あのロボットのような怪物のようなウルトラマンのような神のような姿をしているのが「アニメ」。

2014-09-08 20:00:42
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

「エヴァンゲリオン」はロボットアニメじゃないですよね。だってアレ、ロボットじゃないですよね。中に人が入っていますよね。ものすごくよくできたロボットアニメに見えるけれどそこにテーマはないです。そう!「エヴァンゲリオン」は「ウルトラマンの中には人が入っていますよ!」というアニメ作品。

2014-09-08 20:05:18
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

「エヴァンゲリオン」はロボットアニメではないのです。ロボットアニメとかSFとかそういうのが大好きなのに、それを懐疑するアニメ。>

2014-09-08 21:11:06
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

>「エヴァ」は非常によくできたロボットアニメとしてお話をスタートします。ロボットアニメの基本フォーマットとは、何者でもない(多くの場合少年)主人公が父親的存在から巨大ロボットという大きな力、つまり魔法の力を与えられて、その魔法の力を借りて、社会や他人を経験し、成長します。>

2014-09-08 21:12:57
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

>「巨大ロボット」という魔法を借りることで、主人公は無力でなくなります。世の中を経験します。これがお話の基本です。 『機動戦士ガンダム』も『宇宙戦艦ヤマト』もこの形になっています。そして最終的に主人公(少年)は「巨大ロボット」無しでも社会にいることが出来る一人の人間になります。>

2014-09-08 21:15:02
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

>でも「エヴァ」はそうはなりません。だってアレはロボットじゃないですから。「中に人が入っている」フィクションですから。アニメですから。ロボットアニメのつもりでいると大変なことになるかもです。エヴァに乗ることは成長どこころか、究極の退行かも知れないと作品は懐疑します。>

2014-09-08 21:17:30
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

>エヴァは父から与えられた成長のための魔法じゃないのかも。アレの中にはお母さんが入っている。成長どころか巨大なペニスの中に入れられて、母の胎内に戻されているのかもしれない。自分が出会いや成長と感じているのは、まったく逆に究極の自閉で退行かもしれない。それがエヴァの怖さ。>

2014-09-08 21:19:23
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

>エヴァはアニメそのもの。だからエヴァンゲリオンの中にはアニメ文化の持つ面白さがすべて入っています。ロボット、SF、怪獣、バトル、学園、美少女、ラブコメ、エッチ、友情、熱血、親子、謎、シリアス、ギャグ、感動…美少年とのBL的なときめきまで!アニメの全部。アニメそのもののアニメ。>

2014-09-08 21:20:44
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

>作中の「エヴァンゲリオン」「エヴァ」という言葉はすべて「アニメ」に置き換えるとが出来ます。「エヴァ」を「アニメ」に置き換えると、この作品は実に明確で、率直で、痛ましいほど赤裸々な心の作品となります。>

2014-09-08 21:23:15
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

>エヴァンゲリオンはアニメそのもの。アニメとは作り物フィクションです。だからこそこの作品は作り物のしあわせや勇気や希望を、この作品は徹底的に問い詰め懐疑します。フィクションの果てにフィクションを超えた希望を見つけ出そう描き出そうという試みる作品だと感じます。正直すぎるほどに。>

2014-09-08 21:29:34
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

>「エヴァンゲリオン」が描くのは、やっと絞り出された血の一滴のような希望です。僕は「旧劇場版」のラストも、「Q」のラストもすごく胸を打たれました。しかも「Q」では子どもたちは自分たちの足で歩き始めています。今度は、3人で。

2014-09-08 21:34:11
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

エヴァンゲリオンは「ウルトラマンの中には本当は人が入っているんだぞ」というアニメ。自分が乗っているのは本当の巨大ロボットじゃなくて、それは中に人が入っているフィクション(アニメ)なんだと知っているアニメ。その向こうに何があるのかを懸命に問い詰める作品。

2014-09-08 21:42:37
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

庵野秀明監督のアマチュア時代の作品「帰ってきたウルトラマン」で、変身したウルトラマンが庵野監督自身だったことを思い出します。その瞬間までもすごくカッコいい特撮だったのに、なぜあそこで監督自身の姿でなければならなかったのか。ただのギャグなんかではないはずです。

2014-09-08 21:45:11
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

『機動戦士ガンダム』のラストでアムロは生きることを選び取りコアファイターを乗り捨てて仲間たちの元へと行きます。少年時代から「脱出」します。 「Q」のラスト、ともかくもシンジたちは生きることを選び取り、自分の足で歩き始めます。

2014-09-08 21:50:19
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

>アニメを描くアニメの、アニメそのものの姿をした巨大なモノにつけられた名前が「エヴァンゲリオン」=「神の福音」!!そう!アニメとは神の福音!なんという信仰告白。

2014-09-08 22:06:36
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

「綾波レイ」の正体は「アニメ」、「アニメキャラ」です。 旧劇場版「まごころを、君に」 シンジ「でも、僕の心の中にいる君達は、何?」レイ「――希望なのよ」レイ「ヒトは互いに分かり合えるかも知れない、ということの」カヲル「好きだという言葉と共にね」

2014-09-08 22:16:40

以下、やりとりなど

数宇 @KEIQ10

田中ユタカ先生がおっしゃってるエヴァの「中の人」というのはおそらく庵野監督自身だろうなぁ。新劇の初号機のデザインがああなったのも現在の体型に合わせてのことだろうし

2014-09-08 21:07:38
田中ユタカ@愛ある漫画 @tanakayutak

TVシリーズだったらすごくうれしいです(^^) もし「Q」の同時上映が新TVシリーズの第1話だったら最高でしたね。 RT @Murmur_of_trees: 「Q」を見終わって、此れはもしかして新作TVシリーズとかやるのでは?と思う様になりました。

2014-09-08 22:20:32