《政府事故調に対して鈴木寛文部科学副大臣(当時)は虚偽答弁をしている》

政府事故調の調書の一部が、先日公開されました。 その中にあった、鈴木寛文部科学副大臣(原発事故発生当時)の調書には、明確な虚偽がありました。 福島県の学校教育にALARAの原則に基づいた被曝防護の方法は、全く通達されていないし、活用されていません。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

公開された政府事故調の 鈴木寛文部科学副大臣の2通目の調書にある、学校年20ミリシーベルトのところを見ている。 鈴木寛は、明確に嘘をついている。 「年20ミリ発表の時にもその前にも、福島県の学校現場にALARAの原則の話を繰り返ししている」というのは、虚偽だ。私は聞いていない。

2014-09-13 16:19:50
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

内閣官房HPから、政府事故調公開に進み、鈴木寛調書2通目に行く。 cas.go.jp/jp/genpatsujik… その22ページに明記してある。 調査担当者が、「3.8μSV/hいかには、何も制限がないのではないか?」と質問してるのに対して、だ。 @karitoshi2011

2014-09-13 16:24:37
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

鈴木寛副大臣 ただ、それは学校長とか、我々は文部科学省職員を現場に派遣して、説明会をやり、教育委員会とも何度もコミュニケーションをやって、ALARAということは、少なくとも現場関係者には分かっていて。 (以上引用)まずはこの部分だ。 @karitoshi2011

2014-09-13 16:31:48
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

私は2011年震災発生前から夏まで、勿論文部科学省が学校年20ミリを発表した前後も、福島市で県立高校の教員だった。子どもは伊達市内の小学生と中学生だった。妻はその小学校のPTA役員だった。 私達4人の中で、当時ALARAの話を聞いたものはいない。 @karitoshi2011

2014-09-13 16:34:06
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

私達家族は、その後自主避難をして、現在は札幌市で生活している。 妻と私は、かつて原発がある町にそれぞれ住んでいた。他の住民よりも原発や放射性物質に関しては知識があり、防護に関しても予備知識があり、ALARAという考え方があるのは知っていた。 @karitoshi2011

2014-09-13 16:36:07
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

その妻と私が、原発事故発生後、福島市内の学校現場と、伊達市内の小学校PTA役員として生活する中で、ALARAの話が出てきていたら、はっきりと覚えていた筈だ。周囲に向かって「文部科学省がALARAの原則という話をしているのだから、防護しよう」と言えた @karitoshi2011

2014-09-13 16:38:28
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

実際には、福島市でも伊達市でも、「文部科学省がALARAの原則で考えている」などという話は、全く伝わってきていない。当時国や県から伝わってきたのは、まったく別のことだ。「中通りで放射性物質に対する行動をするのは、現状では不必要だ。」 @karitoshi2011

2014-09-13 16:40:58
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

では、福島市を含む中通りで、小中学校の子どもがマスクで登下校したり、屋外活動を行わなかったのはなぜか。その話を鈴木寛氏は、完全に虚偽を語っている。 学校再開前に、小中学校のPTAが、学校設置者である市町村役場と教育委員会に強く要望したからだ。 @karitoshi2011

2014-09-13 16:43:17
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

福島県の場合、小中学校のほとんどは、市町村立の学校だ。県立の学校は中通りには一校もなかったし、私立の学校はごく少数だった。国立福島大学の付属小学校と中学校が一校ずつだった。逆に、高校は市町村立のものは一校もない。圧倒的多数の県立と、少数の私立。 @karitoshi2011

2014-09-13 16:46:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

そのため、小中学校と通学する子どもには、市町村の意向が強く反映されやすく、PTAの意向もすぐに設置者である市町村役場に届き、学校現場の指示につながった。 しかし、高校は違った。広域から生徒が集まる高校の設置者は県で、保護者の意向の反映も困難だった。 @karitoshi2011

2014-09-13 16:49:21
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

特に、原発事故発生後の放射性物質防護に関しては、 福島県は3月16日の、高線量下で、雨と雪が降る中、全く防護も呼びかけずに中通りの県立高校合格発表を屋外で強行したことをはじめとして、防護の必要性など一言も言わなかった。 @karitoshi2011

2014-09-13 16:52:22
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

3月19日に山下俊一、神谷研二、高村昇の3人が福島県のアドバイザーになってからは、100ミリシーベルトまでの被爆に関しては、何も気にする必要がないと繰り返しアナウンスされた。3月末からは土壌汚染を計測さえしていないグラウンドの上で、部活動が行われた @karitoshi2011

2014-09-13 16:56:05
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

鈴木寛氏が主張するように、学校現場にALARAの原則が、尊重されるべきものとして伝わってきたならば、福島県の県立高校で、不要な被曝をする屋外部活動の練習など行われなかったはずだ。 練習終了後の手洗いや着替え、入浴さえも呼び掛けられた記憶はない。 @karitoshi2011

2014-09-13 16:58:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

鈴木寛氏は、続く部分でもウソを言っている。 鈴木前副大臣 だから、線量計を教員につけて、それを全部モニターして、それがなるべく少なくなるようにという指導をしている。(以上調書2通目、22ページから引用) @karitoshi2011

2014-09-13 17:02:16
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

この「線量計」というのはおそらく、各学校に1台ずつ配布されて、教員1名が勤務時間中に作動させることになっていた累積線量計のことを言っているのだと思われる。確かに、各学校に1台ずつ配布はされた。が、大人が身につける外部線量計で、子どもの何が分かるのか @karitoshi2011

2014-09-13 17:04:47
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

教員がつける線量計の数字は、渡された教員本人と、その数字を県教育委員会に報告する管理職だけしか数字を知らず、私のような一般教員や、児童生徒、保護者、地域住民には、一切公表されなかった。その日の勤務時間中の外部被曝量さえ、知る方法がなかった。 @karitoshi2011

2014-09-13 17:07:22
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

勿論、その線量計を「活用」して、子どもたちの被曝をできるだけ減らすような努力をするなど、全く行われていなかった。 それは、現場がサボったわけではなく、そんな指示が福島県や文部科学省から届いていなかったからだ。ALARAの原則など、話に出てこない。 @karitoshi2011

2014-09-13 17:10:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「ALARAということは、強調しすぎるぐらい強調した」という鈴木寛氏の話は、ウソだ。政府事故調の聴取に対して、当時文部科学副大臣で、学校教育担当をしていた鈴木寛氏は、ウソを答えている。 文部科学省は、福島の子どもの被曝防護をしていない。  @karitoshi2011

2014-09-13 17:13:31
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

私が言っていることが間違いである、と文部科学省でも福島県教育委員会でも、あるいは民主党党本部でも、鈴木寛後援会でも、異議があるならば、「ALARAの原則」を福島県の学校現場と教員に「強調しすぎるぐらい強調した」文書を、1枚でも良いから出して来い。 @karitoshi2011

2014-09-13 18:01:10