自然選択は頭のいい人を選ぶのか-心理学研究とチャルメルソウ研究の出会い-
知能にかかる淘汰圧
遺伝率の非常に高い特性である知能にこんな大きな個体差が維持されている(自然選択によって個体差の分散が小さくなっていかない)理由というのはすごく興味深いよね。
2014-09-16 18:18:10@ynabe39 遺伝率が高い特性で、その指標のレベルが揃った同志が繁殖すると、その特性の分散が最大になりますので、そういうありそうなことが実際におこっているのではないでしょうか。
2014-09-16 19:32:37@ynabe39 「知能の個体差」を測る尺度というものは,進化を論じる時間のスケールで普遍的なのですか? (文脈によって知能の尺度は変わるような気がしています。
2014-09-17 08:12:47遺伝的に規定される大きな個体差が存在するということはまずその個体差が(それ自体では)適応に大きな影響を与えていないことを示す,ということには進化心理学者の多くが同意すると思う。
2014-09-17 07:33:38知能に大きな個体差があって,かつそれが遺伝によってかなり定まるということは,(すくなくとも「正常」の範囲では)知能の高低は個体の適応にそれほど大きな影響を与えていないことを示唆する。
2014-09-17 07:34:51もっと根本的に,(遺伝的なものであれ後天的なものであれ)個体差が何かの意味を持つのは,それを意味づける(それで不利になる,あるいは有利になる)ような環境や状況との相互作用が生じた時だけである。
2014-09-17 07:37:42顔の多様性を高める選択圧があった可能性か。中立進化じゃないかと思ったけど、そういうわけでもなさそうだな。元論文 nature.com/ncomms/2014/14… /同じ顔が2つないのは進化の産物(ナショジオ) nationalgeographic.co.jp/news/news_arti… @natgeojp
2014-09-17 20:48:54遺伝的な個体差がなければ進化が生じない,という意味で個体差の遺伝はとても重要なんだけれども,環境からの淘汰圧がかからない限りはそうした個体差はランダムな確率的変移にすぎない。
2014-09-17 07:39:30個体差の遺伝について考えるときには,「で,その個体差にはなにか淘汰圧がかかってんの?」ということも考える必要がある。個体差が世代を超えて維持されているなら,淘汰圧はあまりかかってないんじゃないの,と考えることができる。
2014-09-17 07:42:01ご指摘は、lek paradox: news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/e… nature.com/hdy/journal/v9… の一種かなと。(既にご存知でしたらご容赦を QT @ynabe39 淘汰圧はあまり… @iida_yasuyuki
2014-09-17 08:56:04レック・パラドックス(なぜ美男美女ばかりになっていないのか?)については、日本語だとこのブログエントリ rate.livedoor.biz/archives/50367… 辺りなど。 QT @yjszk lek paradox…
2014-09-17 11:40:34昔も今も頭のいい人もいれば頭の悪い人もいる,テオフラステスの時代から性格のいい人もいれば性格の悪い人もいる,ということは,頭の良し悪しや性格の良し悪しでは人生の有利不利はそう大きくは変わらないということだ。
2014-09-17 07:43:34@ynabe39 この場合の「人生の有利不利」とは、人生が楽しいか苦しいかではなく、子孫に関してということになるでしょうか?遺伝の話だとすると。
2014-09-17 07:54:13@ynabe39 「サイコパス 秘められた能力」っていう、サイコパスも状況によっては適応的になることを書いた本も最近はあります。 酷いと思われる性格も、世の中を見れば何処かに居場所が。
2014-09-17 07:53:18書籍引用blog: 個人差を考慮する: 個人差を問題にするもう1つの大きな理由は,個人差を検討することによって,イメージに関するより洗練された理論やモデルに到達できる可能性があるからで… goo.gl/fb/CaZHnz
2014-09-16 07:53:10書籍引用blog: 背景要因: 進化の視点から人間行動を研究する進化心理学や人間行動生態学であるが,それらの分野において個人差の問題はあまり取り扱われてこなかった。その背景をBuss… goo.gl/fb/yYEBhC
2014-09-16 12:17:58これ、理解しづらいんだよね。成人の方が知能の遺伝率が高くなること。 twitter.com/uranus_2/statu…
2014-09-16 17:55:36知能の遺伝率は乳幼児では20%だが、成人後期には80%になる。表現型の相互の相関は0.30だが、遺伝相関は0.60以上。性格や精神病理、身長、体重よりも夫婦の間の相関が強い etc。Genetics and intelligence …nature.com/mp/journal/vao…
2014-09-16 17:46:39まじめな進化心理学者が知能や性格など個体差の遺伝の問題にあまり興味をもたないのは,「それらは人間行動の進化にはあまり影響を与えないトリヴィアルな問題だ」と思っているからだろう。
2014-09-17 07:45:19@ynabe39 知能の副産物としての環境破壊や社会構造変化みたいなものが限界に達して時々淘汰圧が強まるというような過程があるのではないかという可能性があるかとおもいます。頻繁に自然現象による「人知」を超えた淘汰がある状態では人知は大したファクターではなかったのでしょうが。
2014-09-17 07:51:22