balz-9さんbalzac9000の「ある人から「交通費は後日振込とのことですが、この場で頂くことはできないでしょうか」との要望があった。」

balz-9† @balzac9000

とあるライターの人に聞いた話なんだけど。その人ある新聞の書評欄の仕事で主に人文系の本のレビュー書いてるのね。んであるとき、新聞社の担当者が変わるので、お疲れさまと新任のご挨拶の意味で、その書評欄で書いてるライターのを集めて顔合わせをすることになり、東京に行ったんですって。

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もちろん交通費とか会食の費用は新聞社もちで。そしてお食事会で担当の人の退任と就任のあいさつをして、各ライターさんから自己紹介という段取りになったところで、ある人から「交通費は後日振込とのことですが、この場で頂くことはできないでしょうか」との要望があった。

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「なんとか工面して東京までの片道切符で来たのですが、今頂かないと帰るに帰れません…」という話。その人だけでなく、いや実は私も、とか、この仕事の原稿料（月一の書評の仕事なのでせいぜい数万）でなんとか糊口を凌いでいるので、ぜひこれからもよろしくおねがいします、とかの貧乏告白がざくざく

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新しい担当者の人も、みなさんの状況は良く分かりました、とその場で往復の交通費を手配してくれたそうな。この仕事はみなさんの生活がかかっている、重大な責任があることがわかりました、とかそういう話で

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その話をしてくれた私の知り合いも、「ライター家業なんてそんなもんよねーw　あはははは」と笑っていたが、なかなか大変な世界なんだなと思いました。

balz-9† @balzac9000

その人和歌の新人賞とった人で、とてもきれいな日本語書く人です。誰とは言えませんが