アサイラムVSマイアミ鎮守府 わくわく!合同演習! Part6

始まる本当の最終戦 前回( http://togetter.com/li/602774 )に引き続き、アサイラムとマイアミ鎮守府がまたもや演習を始めてるので その模様をお届けします 続きを読む
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キタユキ @k_t_y_k

「やばいな」 肩に担がれながら、アサイラムの提督は辺りを見渡した。数時間前まで夢と希望に満ち溢れていた娯楽施設は、もはや紛争地域の再現といっていいほどに破壊しつくされている。銀色の艦載機は彼方此方を飛び、引っ切り無しに砲撃音が響く。 「それになんだ、あれ」 #加賀さん観察日記

2014-09-01 07:04:47
キタユキ @k_t_y_k

彼女は今、路地裏にいる。アメリカの街並みを模したエリア、記念写真用に吊るされた蜘蛛男のオブジェの横に、彼女の3倍はあるだろう肉塊がぶら下がっていた。それは皮を剥がれた艦娘であり、深海棲艦であり、人間だった。皆一様に苦悶に悶えた表情を筋繊維が作り上げている。 #加賀さん観察日記

2014-09-01 07:09:38
キタユキ @k_t_y_k

「皮を剥がれた痕です」 「見ればわかる」 「レ級はこうやって捕らえた獲物から皮を剥いで纏うか、相手の胸内に潜り込んで内臓を食い尽くして外側を得るの」 「エイリアンかよ」 一角獣マスクの説明に、提督は眉間に皺を寄せ、舌を出す。 #加賀さん観察日記

2014-09-01 07:12:40
キタユキ @k_t_y_k

「根本的に深海棲艦も艦娘もエイリアンだから、間違ってはいませんが」 一角獣マスクはそこで一息置く。 「私が貴女に何故撤退を進言したか、解ってもらえたかしら」 「ああ、よくわかった。よおくわかった。この施設、元からレ級に乗っ取られてた。この感じだと会社ごとか」 #加賀さん観察日記

2014-09-01 07:16:21
レイジ@鯱肉(しゃちにく) @YZR13h8000

プレデター並のハンティング技術を持ったレ級? #加賀観

2014-09-01 07:26:54
キタユキ @k_t_y_k

「ご明察」 提督を肉塊の前に下ろし、一角獣マスクは通路側に張り付いた。 「視察した感じでは、少なく見積もって100はいるわ。近くのコロニーには2〜30ぐらいしかいなかったから、もっと少ないと思っていたけれど」 「全部擬態して、か」 「油断するとああなるわよ」 #加賀さん観察日記

2014-09-01 07:37:41
キタユキ @k_t_y_k

手袋越しの指が、提督の背後を指す。提督は再び顔を顰めた。 「わかってるよそれぐらい。でもこちとら普通の人間だ、横にいる奴がレだったとしても全く解らん。実際、あの警備の馬マスクがレなんて気づかなかった」 「内臓で匂いを消してしまうから、仕方ないわ」 #加賀さん観察日記

2014-09-01 07:41:45
キタユキ @k_t_y_k

「お前にもわからんのか」 「ええ。サーモグラスで見れば、異様に体温が低いからわかるみたいなんだけど。生憎これはただのゴムマスクよ」 「撃つ時静かになるんじゃないのか?」 「試してみる?」 一角獣マスクは背中越しに振り向き、スカートを少し揺らした。 #加賀さん観察日記

2014-09-01 07:43:31
キタユキ @k_t_y_k

「そういえばお前、」 提督の言葉は、重々しい機械の作動音に遮られた。パーカーの背中に4つの陣が浮かび、中央の大きな一つから左右に細い板が伸びる。それが脇腹を支えたかと思うと、折り畳みテントが立ち上がるより早く、艦橋が組み上がった。仕上げに、巨大なアームが二本。 #加賀さん観察日記

2014-09-01 07:46:23
orphe @orphechin

「レだらけだな」奴等の胸糞悪くなる笑顔に囲まれながら吐き捨てる。「俺らを食うつもりらしい」羽黒と加賀は戦艦たちの護衛の元、傷を癒しながら反撃の体勢を伺っている。「あいつらはまだ時間かかりそうだな」天龍が刀を抜きながら周囲を見渡す。「それまでは俺の仕事になるな」 #艦これ航海日誌

2014-09-01 09:55:52
orphe @orphechin

「おう、きりきり働けよ」 「任せな」 言うが早いか、天龍は俺に牙を向けてきたレ級の口に刀を振るう。相変わらず思いきりが良い。にたつき顔は下顎から切り落とされ、鋭い歯が丸見えとなる。天龍が刀をさらに振るい、その歯も削ぎおとされる。「バカだぜお前」 #艦これ航海日誌

2014-09-01 09:59:33
orphe @orphechin

レ級は尾や腕でこの旧式軽巡を殴り殺そうとするが、その打撃を上回る速度で刀が舞い、レ級の得物が切断される。至近距離での戦闘力においては戦艦と軽巡は同等。「遠距離から狙い撃ちしてりゃあ勝ち目もあったのによ」達磨にされたレの目に、天龍は爆雷を押し込む。「あばよ」 #艦これ航海日誌

2014-09-01 10:04:23
orphe @orphechin

爆殺。「まず一人」「あの夕立と比べてどうだ」「トロすぎる」そう言う天龍の頭が半分千切れ飛ぶ。他のレ級からの砲撃。「おっと」傷口から深紅の光が放出し、天龍がよろける。続けてレは俺にも射撃。天龍はそれを刀で切断し、身を翻し刀を投擲。レの額が貫かれる。 #マイアミ鎮守府

2014-09-01 10:10:33
orphe @orphechin

「ここはまず天龍に任せろ、俺たちは下がった方がいい」雪風が俺の裾をつかんでエンジンを起動させる。瞬間視界がブレ、戦闘区域から離れる。天龍は刀を突き刺したレへと飛びかかり、その両肩へと足をかけ、艤装の15.5を撃ち込んだ反動で刀を引き抜き着地、さらに腹部を一閃。 #艦これ航海日誌

2014-09-01 10:14:33
orphe @orphechin

二体のレが瞬殺、だがこれは当然の結果である。奴等が恐ろしいのは昼間の遠距離戦での火力と装甲だ。だが近接においては、巡洋艦といえども奴等の装甲を貫ける。後は、どちらが先に攻撃を当てるかだけが問題になる。そして、先手を取る事にかけて天龍に勝る奴はそういない。 #艦これ航海日誌

2014-09-01 10:20:35
orphe @orphechin

そして近接と言えば奴等の出番だ。 「ウニャーッ!」「タマーッ!」 ダブル足柄がレ級を囲んで素手で叩く。マイアミ足柄が目玉を指で潰し、アサイラム足柄が手刀で心臓をえぐり出す。「瑞雲とかってどうかな?」「いけるさ」アサイラム伊勢と日向もタッグで瑞雲拳の乱打を披露。 #艦これ航海日誌

2014-09-01 10:25:36
orphe @orphechin

論者の道を極める者たちの無数の打撃がレを囲んで叩く!「僕も便乗さ」「クマリンチ!」最上と三隈もレを囲んで叩く!「ヒョオオ!」「やっぱ集団でボコると気持ちいいよね」熊野と鈴谷も囲んで叩く!「伊勢日向には負けられないわ」「流石です姉様!」扶桑姉妹も囲んで叩く! #艦これ航海日誌

2014-09-01 10:30:52
orphe @orphechin

航空リンチで哀れな残骸と化したレ!そして次の犠牲者を求めて瑞雲集団が突撃する。レたちもターゲットに向けて魚雷や主砲を撃ちまくる。日向が伊勢を盾にして防ぐ。「どうなのさ日向ァァ!」脳みそをこぼしながら伊勢が抗議。「飛行甲板は盾ではない…だが姉は盾になる」非道! #艦これ航海日誌

2014-09-01 10:34:18
orphe @orphechin

日向はレの集団に向けて伊勢をフルスイング!超ド級の砲丸投げはレ級たちの装甲をひしゃげさせ、一気に五人をダウン!伊勢は複雑骨折!「日向、ちょっとマジ」「そのまま囲んで殴りまくるぞ!」「了解!」日向の命令で伊勢ごとレたちを蹴りまくる瑞雲集団!「アバァーッ!」 #艦これ航海日誌

2014-09-01 10:37:27
orphe @orphechin

暴行を終え、晴れやかな顔で伊勢を引き上げる日向。伊勢は無数の損傷で言葉も出ないが、ゆっくりと日向に向けて中指を立てる。「安心しろ、修理はする」伊勢はゆっくり頷き拳を握りしめ、親指をたてた後に下に向ける。その顔にケツが押し当てられる。「明石を呼んでおいた」 #艦これ航海日誌

2014-09-01 10:41:47
orphe @orphechin

「ムムッ!体温40度!これは重篤ですね!すぐに修理が必要です」ケツに内蔵された体温計の値を見て明石がしかめ面をする。そして伊勢を丸裸にひんむくと自分のクレーンでワイセツにまさぐりまくる。 「こわくはない あかしさんといっしょに あぶないせかいにいこう、ね」 #艦これ航海日誌

2014-09-01 10:45:33
orphe @orphechin

声にならない悲鳴をあげる伊勢と修理に専念する明石。その無防備な二名に、レが砲を向ける。ピンチ。しかしレが射撃しようとした刹那、その砲は宙を向く。無慈悲な砲弾は空を覆う航空機の一機を直撃し、跡形もなく粉砕する。レの巨体はもがきながら空中に浮いている。 #艦これ航海日誌

2014-09-01 10:49:19
orphe @orphechin

「マル四式肛拳奥義、『大道芸』!」 レのケツを突き刺し、両手人指し指だけで器用にその巨体を回転させるは矢矧。周囲の惨状を見渡し彼女は呟く。「鳳翔様はこの件を分かっていたのか?」いずれにせよこの場を生き延び、USJの主である由良から事情を聞き出さねばなるまい。 #艦これ航海日誌

2014-09-01 10:54:05
orphe @orphechin

アサイラム・マイアミ共に提督を退避させつつ、レ級絶滅という無謀な第六試合に挑んでいる。だが悪名高き連中とはいえ、二個の鎮守府が相手にするにはこのレたちは少々多すぎる。元凶を絶たねばなるまい。 「噴ッ」矢矧は勢い良くレのケツから指を引き抜き放り投げる。爆発。 #艦これ航海日誌

2014-09-01 10:57:31
orphe @orphechin

「由良め…」矢矧の周囲に、新手のレが現れる。無数の無垢なる残虐の眼差しが彼女を取り巻く。矢矧は己の尻に指を差し入れる。自身の身体能力を極限まで高める彼女の秘中の秘奥義。黄金のオーラが彼女を包む。 「お前らに付き合う暇はない」 砲弾が彼女を襲う。 #艦これ航海日誌

2014-09-01 11:00:21
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