ガンダムGのレコンギスタ 冒頭10分のここが面白い!

富野由悠季 最新作「ガンダムGのレコンギスタ」放送開始まで残りわずか! という訳でカウントダウンを兼ねて先行配信されてる冒頭10分について語ってみる。 初回放送日まで毎夜更新予定。
24
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

Gレコ放送まで残り一週間! という訳でカウントダウン気味に今日から放送日まで冒頭10分ぶんの感想ツイート垂れ流す! ネタバレ回避したい人は一旦リムッとけ!

2014-09-26 01:44:04
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

とりあえず「見ようかなーどうしようかなー」て思ってる人はまず冒頭10分だけでも見てみよう! 絶対続きが見たくなるぜい! g-reco.net

2014-09-26 01:45:00
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

公式サイトからは抜けてるようなのでニコ動の貼っとく。/「Gのレコンギスタ」第1話の冒頭10分映像 富野総監督メッセージ付 (17:20) nico.ms/sm24188752 #sm24188752

2014-10-01 03:11:10
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

ガンダムGのレコンギスタ 冒頭10分のここが面白い! その1【イキナリ始まる】

2014-09-26 01:46:29
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

MS戦の途中から始まるという冒頭シーン。まず第一に注目すべきはその「イキナリ」っぷりだ。映像作品において冒頭から戦闘シーンを説明無しで始めるという手法自体はそこまで珍しいものでは無いだろうが(カーチェイスやスポーツの試合でも同じ事だ)、Gレコの場合はその中でもかなり特殊だ。

2014-09-26 01:47:01
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

その特殊さはこのファーストカットが物語っている。 pic.twitter.com/7kuSNIiMtE

2014-09-26 01:47:41
拡大
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

通常、物語冒頭でいきなり戦闘シーンから物語を始めるにしても、まずは引きの絵からゆっくりキャラクター達に近づいて行ったり、もしくはコクピットの中のコンソールから始まって、ゆっくりとパイロットの顔へとパンしていったりと、

2014-09-26 01:48:44
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

一度情報量の少ないカットから始めてから、徐々にキャラクターや状況の説明を始めるのが定石だ。それがこのGレコでは、そんな定石は無視してまるで番組放送中にチャンネルを切り替えた時かと思うくらいに「イキナリ」の絵から始まる。

2014-09-26 01:49:40
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

情報量の少ないカットから物語を始めるのは、それがお語の導入部である事を強調する為だ。要はそのカット自体が「これから物語が始まります」という宣言になる訳だ。

2014-09-26 01:51:05
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

そこをGレコでは「イキナリ」「途中」から始める。「そんな親切な事しなくても分かるでしょ」「そんな事してる暇なんてないんだよ」と言わんばかりに。

2014-09-26 01:51:39
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

このスタートから全開フルスロットルっぷりの作劇に唐突さを感じてしまい違和感を覚える視聴者も勿論いるかも知れないが、少なくとも1つ言える事はこれこそが富野流の意図的な情報圧縮術だという事だ。

2014-09-26 01:52:34
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

ガンダムGのレコンギスタ 冒頭10分のここが面白い! その2【ロボットが巨大だ】

2014-09-26 01:53:41
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

さてファーストカットからやたらに長々と語ってしまったが、冒頭戦闘シーンはそれ以外にも上手下手論やパイロットのカットインなど、お馴染みの富野演出が数多く見られる。中でも個人的に強く注目して欲しいのは「ロボット(MS)の大きさ」についてだ。

2014-09-26 01:54:41
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

ある程度のガンダムファンなら最初の戦闘シーンを見た段階で「ん?今回のMSちょっと小さめかな?」と感じるのではないだろうか。何故そう感じるのかと言えば、既にこの時点でちゃんとMSの大きさを感じさせるカットを入れているからだ。

2014-09-26 01:55:57
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

当たり前の話に思われるかも知れないが、その当たり前をちゃんとやれているロボットアニメは驚く程少ない。「ロボットアニメなんだから巨大ロボットが出てきているのは当たり前だろう」といった態度でロボットの大きさを伝えようとしないロボットアニメは意外なくらい多い。

2014-09-26 01:57:30
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

ロボットの大きさを伝える最も単純かつ強力な方法は「人との対比」だ。富野アニメ程にロボットと人間を同一カット内に収めた絵をちゃんと自然に挿入しているアニメはなかなか無い。特に20m前後のサイズのロボットを人間と自然に絡ませるアニメは富野アニメ以外には皆無に等しいと言って良い。

2014-09-26 01:58:43
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

(本当に皆無という訳では無いんだが、酷いのになると結局最後まで見ても「どこにコクピットがあったのかいまいち覚えてない」って作品すらある)

2014-09-26 01:59:24
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

こちらは冒頭戦闘シーンより、今作の主人公機Gセルフのコクピットから謎の少女が身を投げ出し、Gセルフを追跡していた白いMSカットシーがその少女をMSのマニピュレーターで捕まえるシーンだ。 pic.twitter.com/InZJux6ROf

2014-09-26 02:00:55
拡大
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

ロボットと人間の絡みの中でも、特に「人間がロボットの手に握られる。手のひらの上に乗る」は最も効果の高い演出の1つだ。

2014-09-26 02:02:06
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

初代ガンダムにおいても、ザクのパイロットがコクピットから出てきて手のひらの上に立つ事で劇中初めてMSが巨大ロボットである事が示される。 pic.twitter.com/E7Yj83ON3P

2014-09-26 02:02:57
拡大
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

この両絵を比較すると、MSカットシーがザクと比べて少し小さめのサイズである事が分かる。このように、既に1話のアバンタイトルが始まる前からGレコでは「このアニメのロボットはこれくらいの大きさですよ」という説明が終わっているのである。

2014-09-26 02:04:13
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

(とは言え演出の都合によってロボットの大きさが「良い加減」に変化するのもまた富野アニメの特徴なので、このワンシーンだけでMSの大きさを断ずるのは早計ではある。要は「巨大な人型の機械」という絵空事にリアリズムを与える上で人との対比が非常に重要なんですよという話)

2014-09-26 02:06:41
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

(というか改めて見比べてみると実はあんまり差は無いか?) pic.twitter.com/InZJux6ROf pic.twitter.com/E7Yj83ON3P

2014-09-26 02:07:39
拡大
あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

という訳でタイトルコールもまだの段階で今日はこの辺で。Gレコ本放送まで残り7日! 元気のGだ!

2014-09-26 02:08:33
1 ・・ 4 次へ