書泉グランデ問題から派生して背景文脈 書泉の書店としてのカラーと書店の持つ色
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書泉グランデの5階(自動車・バイク関連)は特に、そして6階(鉄道関連)をよく利用するのだが、4階売場の書店員がツイッターや店頭のポップでレイシスト団体の親玉クソ野郎の本をプッシュしているのがとても残念でならない。
2014-09-26 13:20:16「知っているようで知らない隣国 中国・韓国」という大きなパネルを掲げ、しかし並べているのは嫌韓・嫌中本だけ。そして加藤康雄(工藤美代子)の関東大震災での朝鮮人虐殺を否定するおぞましい本も混ぜて並べたフェアを展開していた高島屋内の紀伊国屋書店二子玉川店も恥を知れと。
2014-09-26 13:42:12書泉グランデ、5階と6階との間の階段にはガルパングッズなどと一緒に自衛隊のポスターや広報紙、応援紙などのフリーペーパーがこれでもか!と思うほど置かれていたりする。
2014-09-26 21:21:22@__twico__ @japonistan 私はあまり面識ないけど現在中国在住?のN氏が執筆したというクソ過ぎる題名の新書が今回神保町の某書店の騒動で話題になっていたなと。
2014-09-26 22:30:32最初は何らかの怒りであったものが出版業界の党派の鉄砲玉としてやすやすと組み込まれる過程を見ると、小資本が大資本に食われるさまを見ているような切々たるものを感じる
2014-09-27 10:53:29書泉と三省堂を考えてたけど、これは背景文脈を考えていくとヘイトとは別の根深い事情があるのだろうと。戦後の戦記ブームなど旧日本軍コンテンツを売る系統とそれらと相性のいい書店があり、また、酒屋や駄菓子屋の一角として兼業展開してた「商店街の書店」は実質エロ本販売場所だったことなど。
2014-09-27 11:43:30私の地域ではイエローサブマリン(専門書店の方)がなかったんだけどその下位代替物と言えるような書店があった。これに近い現象はおそらく他地域にも生じてるだろうが、精神世界系とエロ本とTRPGと新紀元社とミリオタ本と漫画と官能小説が特徴的な書店。なぜかハヤカワ文庫も多かったな。
2014-09-27 11:45:17ハードカバーの本は小説とノンフィクションが多かったかな。まあ人文書はまるでないわけですが、店頭からしてエロ本雑誌目白押しなので(このレイアウトがまた「商店街の書店」と重なる)下層貧民的に間口が広そうな、ハードルが高そうな店。なんかリアルに悪臭もあった。
2014-09-27 11:47:30で、そういう人文書との距離のとりかたを自社のカラーとする版元や書店の系列ってけっこういろいろあるということですね。怪しげな本も出せるという境界にいることが多い。それらを「サブカル」と総称するのは妥当な面と単純な面と両方あるので、扱いが難しいなあと。
2014-09-27 11:49:49書泉って人文的インテリがナチュラルに眉をひそめてスルーする系統の本屋でしょう。その好悪判定では暗黙に書店の分類(大手取次のパタン配本をそのまま受け取ることで成り立ってるのかそうでないのかの分岐がまずあるだろうけど)があるんだけど、そこまで言葉が整ってないですね。
2014-09-27 11:52:30桜井本にPOPを添えて推したのは平積みとは一線を画したであろうという点で書泉に期間限定不買運動を試み反応を見るというのはありだろうと思う。書泉はおそらくテキトーにカルト本を薦めるノリでやったんだろうが、まあそのノリが放置されるよりは適宜厳しく判定される方がよいかなと
2014-09-27 11:54:24私が嫌韓嫌中コーナー現象の隆盛について一番気になってるのは「大手取次の売れ線指示」が大きいのか、書店員等の横のつながりや口コミが大きいのか、それとも書店員のネットde真実的なリテラシーが促進に大きく関わってるのか、その背景を探る分析が出るかどうかですね。取次関与説を推定してる
2014-09-27 11:56:30一定程度以下の規模の書店が一斉にその売り方を使ってくるなら、なんか理由があるはずだと思うし、取次のパタン配本ではなく自社で仕入れ・発注をコントロールしきれてる書店の割合なんてかなり低いはずではないですか
2014-09-27 11:58:23新左翼のセクト系の本も、そうしたサブカル書店にはあった面も(もちろん書店によっては多少違う)。クイックジャパンってそのへん(サブカルからオタクから新左翼からニューエイジから何から)が全部混ざって入ってる感じがあったな。別冊宝島は新保守的宝島系ライターもいたけど新左翼もいたし。
2014-09-27 12:03:58そういう雑誌文化が一度途切れたのと、雑誌のラインナップで書店のカラーがわかりやすかったような状態が弱まったので、わかりにくくなってきてるのかな。
2014-09-27 12:05:13神保町の書泉グランデが批判されてるのか。あそこはマニア向けニッチな分野に特化している棚作りを熱心にやってたから個人的には重宝していた。
2014-09-27 12:16:41言い換えれば「ホビー」の領域は、そういう書店の裾野だったんですよね。鉄道にせよ模型にせよ。TCGにしたって書店売りやおもちゃ屋・ゲーム屋売りが多い。「書店の機能のしかた」についての分析知がもっとほしいなと思う。これは階級文化との関係もかなりあるはずだし…
2014-09-27 12:18:41というようなアングルを倉津さん@columbus20は何か語ってもいいと思う。割と「書店員の知」でアンテナ張って活動してるんじゃないかなと思うことがあるし。
2014-09-27 12:20:05今は鉄道のフロアの充実が目をみはるが、精神世界や新宗教、武道、陰謀論なんかも特化した品揃えだったよね。あとウニタ亡き後(って在りし日を知らないが)、新左翼党派出版物は模索舎に次いで充実していた。
2014-09-27 12:22:31特定版元ネガキャンと受け取られうるので時限公開ツイートで言うと、「人文書との距離のとりかたを自社のカラーとする版元や書店の系列ってけっこういろいろある//怪しげな本も出せるという境界にいることが多い」は国書刊行会も含む。こう言うと「富もある」のイメージが掴みやすいかと
2014-09-27 12:26:49そういや神社新報社から出てた葦津珍彦の本とかはじめて見たのも書泉グランデだ。一水会機関紙『レコンキスタ』もあるし宇野正美の『エノク』がレジ脇にいつも平積みされてた。 なので排外主義的なPOPがあるというのも、そんな店員がいそうだなという納得感はある本屋。
2014-09-27 12:35:24