いきなり始まる漢文豆知識

我ながら壮大なフリだった。
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茶々丸MK-Ⅱ @chyachyamaru

対子、または対聯というのは、漢文の一種です。同じ字数、句読の2句を一組にして、しかも同じ位置にある単語の品詞が同じでなければならない。(続く) #いきなり始まる漢文豆知識

2014-10-02 20:15:31
茶々丸MK-Ⅱ @chyachyamaru

たとえば、有名な「国破山河在 城春草木深」も対子です。「春」と「深」はそれぞれ「春になる」「茂る」という意味の動詞として使われています。(続く) #いきなり始まる漢文豆知識

2014-10-02 20:15:37
茶々丸MK-Ⅱ @chyachyamaru

対子は、漢文の文章や漢詩を書くための練習でもあれば、単なる文字遊びとしても知られています。この場合、同じ位置の単語は品詞だけでなく、意味も何らかの関連性を求められることが多い。(続く) #いきなり始まる漢文豆知識

2014-10-02 20:15:46
茶々丸MK-Ⅱ @chyachyamaru

清朝の学者紀 暁嵐の逸話がある。紀は幼年時、石という先生のもとで勉強していたが、その石先生は学業の邪魔という理由で、紀が可愛がっていた小鳥を煉瓦で叩き殺した。(続く) #いきなり始まる漢文豆知識

2014-10-02 20:15:52
茶々丸MK-Ⅱ @chyachyamaru

しかも、わざと「細羽家禽磚後死」(細い羽の可愛い鳥が煉瓦の後ろで呆気なく死ぬ)という対子の問題を出し、紀に答えさせようとした。すると紀が出した答えが、「粗毛野獣石先生」だった。(続く) #いきなり始まる漢文豆知識

2014-10-02 20:15:59
茶々丸MK-Ⅱ @chyachyamaru

石先生を侮辱しているような文面だが、一字ごとに関連性を持ち、この上なく整っている答えであったため、石先生は紀を怒られずにいた。(続く) #いきなり始まる漢文豆知識

2014-10-02 20:16:14
茶々丸MK-Ⅱ @chyachyamaru

対子は基本的に中国語で作るものだが、上記のルールさえ守れば日本語でも同じような文字遊びができる。たとえば、「ゆるゆり」の対は「ガチホモ」である。 #いきなり始まる漢文豆知識 #実はこれが言いたかった

2014-10-02 20:16:22