日本の自然放射線地図:実測と推定
- parasite2006
- 6924
- 6
- 0
- 103
第1部
【1/6】 本日未明に発生した広島市の土石流災害も、7月の長野県南木曽町の際と同様、地質が花崗岩質であったことが要因の一つであると報じられています。 『長野県南木曽町で発生した土石流の発生地に関する地質情報』(産総研) gsj.jp/hazards/landsl…
2014-08-20 13:52:58【2/6】 地質図(産総研シームレス地図)を見ると、土石流災害が発生した広島市安佐北区・安佐南区は、花崗岩質の斜面に挟まれ堆積物がたまった場所に市街地が形成されていることがわかります。 gbank.gsj.jp/seamless/maps.… pic.twitter.com/SvOtuw0qhb
2014-08-20 13:54:47【3/6】 今年の1月に西日本各地の自然放射線を計測し、『西日本は自然放射線量が高いようだが、一様に高い訳ではなく、主に地質(花崗岩質)に依存し、“まだら”』との結果を得ました。 鉄道自然放射線地図(西日本) sakai4.blogspot.jp/2014/01/blog-p…
2014-08-20 13:55:41(↑野々村先生の鉄道自然放射線地図西日本編を詳しくご覧になりたい方は、こちらでご覧いただけます。
https://maps.google.com/maps/ms?hl=ja&msid=205749775190863589404.0004ef4b49a381a53709f&msa=0&ie=UTF8&t=m&source=embed&z=9&vpsrc=0 )
【5/6】 鉄道自然放射線地図で見た広島市安佐北区・安佐南区の土石流災害発生場所 pic.twitter.com/PqJBKnAs5D
2014-08-20 13:57:39【6/6】 土石流災害は、地質だけではなく、地形、気象、植生、宅地造成等、様々な要因が複合的に関連して発生しますが、私としては地質、特に花崗岩質に注目しており、機会があれば広島市安佐北区・安佐南区周辺を縦断する芸備線においても自然放射線の計測を行なってみたいと考えております。
2014-08-20 13:58:28@Jem0211 ウラン・トリウム・カリウムが花崗岩に高濃度に含まれ、それを基に算出された自然放射線量地図(日本地質学会)と、私の地図を比較するとこんな感じです。 『イコール』は言い過ぎかもしれませんが、関連性は大だと思います。 pic.twitter.com/hXhWUaIUW2
2014-08-20 14:11:37@ye2cun 日本地質学会の日本の自然放射線地図bit.ly/hvuBcj (ウランとトリウムとカリウム40の濃度から計算)にはこれまで随分お世話になってきましたが、花崗岩の分布と比較して必ずしも一致していないのに驚いています。
2014-08-20 14:14:10@ye2cun 地質総合センターの元素別濃度分布地図のカリウム(%)bit.ly/10Fwxbt ウラン(ppm=mg/kg)bit.ly/1rWdyIY トリウム(ppm)bit.ly/1rWdOHW
2014-08-20 14:22:43@ye2cun 花崗岩の分布との一致はウランbit.ly/1rWdyIY かトリウムbit.ly/1rWdOHW がよく、カリウムbit.ly/10Fwxbt はあまり一致がよくないように見えます(花崗岩がない所でも高い)。
2014-08-20 14:25:30@ye2cun 地質学会の自然放射線地図で高いとされる所でも現地で実測するとそんなに高くないと言われるのは、ウランとトリウムとカリウムの濃度から計算して作られているこの地図ではK-40の影響が過大評価されているのか、地中濃度と空間線量率を実測した地点数がまだ少なすぎるせいか?
2014-08-20 14:30:25@parasite2006 花崗岩にもいろいろ種類があり、組成が異なるので、放射線量も違ってきます。 geosociety.jp/faq/content031… 強放射能花崗岩の地図と私の地図を比較するとこんな感じです。 pic.twitter.com/leuGpfkMXu
2014-08-20 14:28:09@ye2cun なるほど、この白黒の花崗岩の分布図は特に放射線の強い花崗岩の分布だったのですねbit.ly/OVIxBw ウランの分布を調べていて割り出されたものなら、元素別濃度分布のウランの地図bit.ly/1rWdyIY と一致するのも道理
2014-08-20 14:36:36日本地質学会の日本の自然放射線地図bit.ly/hvuBcj の作成法を説明した論文bit.ly/1rWk3LP を見ると、測定点の数は地域によってかなり違う(p.90の図2、実際は同じ自治体の中の複数測定点を平均値で代表させたりして調整)(続)
2014-08-20 14:51:46(続き)またカリウム(K)とウラン(U)とトリウム(Th)の地中濃度から地上1mのγ線の空気吸収線量率D(nGy/h)を計算する式D=13.0C(K)+5.4C(U)+2.7C(Th)は、1972年の米国の論文から取ったもの。カリウムの係数13.0が実態より大きすぎるのか?
2014-08-20 14:57:27@parasite2006 私の地図の場合、列車の車両による遮蔽で、車内の放射線量は車外の2/3程度になるので、車外の放射線量が僅かに変化しても車内での計測値には反映されません。ほどよくぼやける感じです。多数箇所測って超広域で見れば地質のと関連性がうかがえる程度です。
2014-08-20 15:00:24@parasite2006 あと実測となると、人工物の影響等も大きいと思います。 私の地図の場合、三河安城では列車がコンクリート製の跨線橋の下に停車したので、恐らくその影響で(その周辺と比較すると)値が突飛に大きくなりました pic.twitter.com/ViZAShy0Ft
2014-08-20 15:01:59@parasite2006 もし本当に実測するとなれば、全国津々浦々、同じ測定器で、気象等も同じ条件で、人工物の影響も排除して…。となると実際には相当困難だと思います。
2014-08-20 15:02:37@ye2cun 都市部では裸の地面がそのまま露出しているところが少ないことも元素の地中濃度から予測した空間線量率が実測と一致しにくい理由になるでしょうか?六甲山は花崗岩だから自然放射線が高い所とされるが神戸市の灘区だか東灘区だかの住宅地で実測すると低いと言っている人を見かけました
2014-08-20 15:27:30@parasite2006 都市部では土壌に様々に手が加えられているので、予測値と実際の空間線量が一致しないことは大いに有り得ると思いますが、そもそも予測値自体がかなり大雑把なものなので、もし実測値と比較をするなら、広範多地点で行ない、広域で比較する必要があると思います。
2014-08-20 17:34:29第2部
地上 1m の測定値が公表されているものの今年6月1日〜9月30日で平均値を計算して地図上にプロット. 「固定型モニタリングポストの測定値」jsdfq43wtr.net/mp/fixed-mp-00…
2014-10-10 14:02:58