#フォロワーさんの好きな要素を可能な限り詰め込んだショートストーリーを書く~マトリクス版~

ハッシュタグ #フォロワーさんの好きな要素を可能な限り詰め込んだショートストーリーを書く で集めたお題で書いたSSです(現在進行中)
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トモイチゴ @tomochan_515

@3atrix ファイナルダイナミックスペシャル

2014-10-14 23:24:47
IBK @MAIDENROID_IBK

@3atrix ロボ娘!ロボ娘です!ロボ娘!

2014-10-14 23:29:07
マトリクス @3atrix

ギンギラギンにさりげなく ゴブリンの新兵器 スカム爺によるスカム試練 太もも ボディブロウ ロボ娘 ガンギマリ吹雪ちゃん ファイナルダイナミックスペシャル 虫

2014-10-14 23:32:11
マトリクス @3atrix

(……かすれた進軍ファンファーレが鳴り出す) 『時は皇紀2674年、大日本帝国海軍の一等駆逐艦はエンドウ沖にて莫大なる戦果!!非凡なる数の鬼畜蟲の巣を破壊!数だけ合わせた鬼畜蟲どもに日輪の籠の元引導を渡した!!』ラヂオ音声が告げる。1

2014-10-14 23:41:07
マトリクス @3atrix

「あんなものを信じるのは、ヒロポンを浴びるほど決めなきゃな」「じゃあ、アレを聞かせればヒロポン中毒者を暴けるってのかい」「そりゃいいや、……なあ、ヒロポン中毒非国民を囲んで棒でたたくのと、ヒロポンキメるのって、どっちが気持ちいいのかな」「知るか」

2014-10-14 23:44:25
マトリクス @3atrix

男たちが空虚な会話をするバーにさえ、「ぬま止してち撃」「良い贅沢、悪い贅沢」「勝つまでは負けておらず」などのスカムめいた啓発文。ここのだれもが、いわんや全人類が、どこかでボタンを掛け違えたような心地だった。だが、誰もそれを口にできなかったのだ。それだけのことだったのだ。

2014-10-14 23:47:29
マトリクス @3atrix

「……にしても」「ああ」彼ら二人が見ているのは、カウンターの3席ほど離れた場所にいる17歳ほどの娘だ。「あれやる?」「やろう」彼ら二人は、オーダーをした。ウェイターは彼女に近づき、こう言った。「ヒロポンです。あちらのお客様から」

2014-10-14 23:53:26
マトリクス @3atrix

おお、これはいわゆる〈あちらのお客様から〉シチュエイション!あわよくば、ヒロポンで意識もうろうとしたところを押し倒そうということまで計画された、何たる二重三重に仕組まれた作戦なのだ!「……見つけた」彼女はさながら、作戦中の女スパイのごとく、声を出さずに唇だけを動かした。

2014-10-14 23:55:54
マトリクス @3atrix

「「グワーッ!」」二人は床へ投げ飛ばされた。ヒロポンのせいで記憶が多少混濁しているが、今回は二人とも思い出すことができた。彼らはあの後娘に声をかけると…いつの間にか彼女は、背後に立っていて、二人は襟首を掴まれこの廃工場まで引きずられてきたというわけである。

2014-10-15 00:48:41
マトリクス @3atrix

娘は手を合わせた。「アイサツがおくれてすみません。ドーモ、軽巡洋艦・川内デス」「ニンジャの…」「挨拶だ…」「手荒な真似をしてすまんな、その子……いや、その艦はまだ電子魂魄が未熟でな」声の主は、白髭を蓄え白装束に身を包み、白杖をついた老人だった。とかく白い。

2014-10-15 00:52:35
マトリクス @3atrix

「あなたは?」「この子が巡洋艦って…」「ふむ……秘密にせんといかんことが多くてな……ワシのことはホワイト老師と呼んでもらおう、おい川内、」川内の首が、無かった。

2014-10-15 00:55:17
マトリクス @3atrix

川内の身体の隣に、一人の偉丈夫が立っていた。……どこから話せばいいのやら、人間とかけ離れた風貌だった。黒い光沢を放つ体表、よりすぎた目、右手にはほぼ岩そのままの棍棒。「George」それは言った。ホワイト老師の声が震える。「どこから忍び込んだ……鬼畜蟲〈テラフォーマー〉!!」

2014-10-15 00:59:21
マトリクス @3atrix

―――テラフォーマー……その誕生は、皇紀2600年代まで遡る。その頃、何にも勝る力と、公共の正義と、大衆の自由を併せ持った国があったという。その国の科学者たちは考えた。激しい戦火にさらされた地に、もう一度緑をもたらす存在が必要ではないかと。計画名《リ・テラフォーミング》の発足。

2014-10-15 01:06:15
マトリクス @3atrix

「そこで彼らは、もっとも放射線に強く、かつ繁殖力、生存能力のある生物を元にしたのじゃ」「その結果が!!」「いま俺たちが逃げてるこいつのことなのね!!」蟲人間が迫る!このまま川内めいた首無しホームラン死体と化してしまうのか!?その時である!「私がやっつけちゃうんだから!」

2014-10-15 01:09:20
マトリクス @3atrix

廃工場へと飛びこみ鬼畜蟲へタックルし転がる!彼女の名を我々は知っている!駆逐艦吹雪!吹雪はウォーモンガーの表情のそれ!!体格で大きく勝る鬼畜蟲にマウントを取り、12.7cm連装砲を構える!その砲塔間隔は鬼畜蟲の両目の間隔にあわせて設計されていた!!「行っけぇ!」DoooM!

2014-10-15 01:14:13
マトリクス @3atrix

「はじめまして、吹雪です。よろしくお願いいたします!」なるほど、先ほどの川内という(いった、だ)娘よりは流暢にしゃべる。二人はそう思った。二つの首なし死体について考えたくなかった。「ホワイト老師、どうします?…川内さんが…ひっく」「川内くんが死んでしまったからな…」

2014-10-15 01:22:20
マトリクス @3atrix

「……それで、俺たち、何をすればいいんです?」「ふむ…時にきみたち、ヒロポンをキメたことはあるかね?」「あります」「あります」「ふむ…薬物経験者二人と”ガンギマリ吹雪ちゃん”、案外良い組み合わせかもしれぬ」

2014-10-15 01:25:13