『フレンド-今夜此処での一と殷盛り-』感想

2014/10/18:13:00~/18:00~ の公演を観劇し勝手に思いを巡らせた記録です。完全に主観です。
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ひばな@ネタバレ @hort82ensia

【フレンド-今夜此処での一と殷盛り-】初観劇後感想

2014-10-20 12:01:39
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

文学を捨てきれない安原が秋子に語る「恋」のくだり印象的だったんだけどハッキリ台詞が思い出せない。ザルツブルグの小枝。

2014-10-18 16:37:05
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

恋だよね?コイって音で聞いてるけど恋で合ってる?

2014-10-18 16:37:43
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

かいうた(後で漢字調べます)のとこもすごくすきだった。安原が文学から離れようとするところは込み上げるものがあったな。綺麗な言葉、荒いこともあるけれど綺麗な言葉。

2014-10-18 16:40:25
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

中也と抱擁する安原にはグッときた。これが親友と名がなくても伝わる強い何かなのかな、と。誰がなんと言おうと中也の才能に惚れ込み支える安原には中也への嫉妬はなかったのか、そんなもの超越していたのか。なんにせよ、それは恋で愛かもしれない。なんて。

2014-10-18 16:48:40
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

喜さんって呼びたくなるね。芯の強いいいひとで、彼は夢を中也に託していたのかもとか。思ってみたり。

2014-10-18 16:50:04
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

いいひと、って不思議な感じだな。優しいひとだった。素敵な男性だった。秋子が羨ましいくらいに。秋子のように無邪気で素直に思いを言葉にできるいい意味でこどもっぽいひとが喜さんには合っているのかもね。そういうところに惹かれたのかな。

2014-10-18 16:54:16
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

うまく言葉にならなくて悔しい。泰子も綺麗なひとだった。立ち振舞いや言葉遣いも。小林に恋をして全てをさらけ出したい姿も女が強くて美しいひとだ。実はわたしは秋子より泰子が好み(笑)

2014-10-18 17:00:24
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

【フレンド-今夜此処での一と殷盛り-】2回目観劇後感想

2014-10-20 12:03:28
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

終わりました。サーカスすごく好きなんだ。

2014-10-18 20:14:49
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

最初の観劇では話の流れに着いていきながら言葉よりも感情に心動かされて登場人物の心情に振り回されながらグッときてハッとして涙が零れた。フレンドの夫婦が秋子を娘にする場面はぎゅっとなった。様子は変わっても芯は秋子のままで変わらない秋子だった。それはもう喜さんより先に泣いた(笑)

2014-10-19 01:24:18
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

秋子は素直で真っ直ぐで思いを言葉にできるひとで。なんだか少し秋子と中也は似ている気がした。だから喜さんは秋子に惹かれた部分もあるのか…それはわからないけど、それは喜さんにはない部分でもしかしたら憧れていたのかもしれない、なんて。死を恐れるけれど、生も怖がっているように思えた。

2014-10-19 01:25:08
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

中也は自由で自分の作品に自信を持ち、酒を交わし、文学を語り、生きてきた男。喜さんは彼に惚れ込んで支えた男。喜さんにとって中也はなくてはならない存在だけど、逆に中也にとっての喜さんはもっとなくてはならない存在だったように思えた。言葉にはしなくとも友情以上の強いものがあった気がする。

2014-10-19 01:25:30
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

登場人物の中では泰子がすごく好き。上品な立ち振舞いと言葉、大人の女性。好きな人には「全てを知って欲しくて求めて駄々こねて」しまうひと。彼女の中でも中也は特別のように思えた。中也の死後、フレンドを出て小林に寄り添う姿は美しく、終盤の中也に抱きつく姿はかわいらしくて好きだ。

2014-10-19 01:26:02
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

「ザルツブルグの小枝」要所要所で出てくるこの話は美しくて恋をした。この世に恋をしていたら…秋子に語る喜さんは生き生きとしていて彼は本当に文学を愛していたのだと。スタンダールを語る中也の言葉は耳に残って印象的。どんな世の中に生きようと庶民も貴族も詩人もこの世に恋をしていたら。

2014-10-19 01:26:16
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

物語の中で印象的だったんだ場面を挙げると秋子に語る「この世に恋をしていたら」、中也との抱擁、櫂歌のくだりを復唱する喜さん、サーカス、ザルツブルグの小枝、フレンドで中也との時間を青春だったと語る3人、雪の日の中也と秋子、「終えることにします、文学と芸術の冒険の旅を…」。

2014-10-19 01:29:21
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

2度目の観劇は言葉を追ってみた。初見では気づけなかった言葉にたくさん気づくことができて納得もあった。「何がそんなに悲しいんですかね、この人は」と最初の場面で秋子が言うけれど、悲しんだのだ、と。止めどなく悲しむことができたのだと。2回目にはそんな言葉も振り返ることができた。

2014-10-19 01:30:21
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

文学に携わるひとたちの言葉が美しくて流れるような詩的な台詞が頭の隅で回ってる。「世界が俺を拒絶するからだ」「それも詩だろ、お前にとっては」「魂を込めて描きます」「どうすれば君の苦しみに寄り添えるのか」「最期まで生きるつもりでいたことだ」「愚かにして狂おしく愛おしい俺らの青春」

2014-10-19 01:30:59
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

「詩にだけは誠実だったつもりだ」中也のまっすぐな気持ちは詩の中にあって、中也のひたすら正直に悲しんでみせた部分もその中にあるのかな。誰もが隠そうとする部分を彼は美しい言葉で曝け出していたのかな、そんな風に思った。フランス人同様言葉こそが命だと彼もそう感じていたようだし。

2014-10-19 01:31:55
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

喜さんと秋子。ふたりでレコードを耳に当てる場面が印象的。最高に幸せな夜にも再会の時にも。聞けないレコードに耳を当てて心で聞くだけの想いの豊かさがふたりにはあって、レコードはふたりの間を隔てず繋げている。レコードはふたりの恋の象徴のようで物語の最後までレコードは二人と共にあったね。

2014-10-19 01:32:04
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

敬愛する中也のために奔走した喜さんは文学と芸術の冒険の旅を終えて、その世界を退くけれどそれでも捨てきれない文学への愛が中也への愛がたまらなかった。中也もまたそんな喜さんに愛があって、だからこそふたりの抱擁はうまく言葉にならないけどグッときた。

2014-10-19 01:50:23
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

「実は自信がある」と思った渾身の作品を散々にされて文学と芸術から退く喜さん。悔しさも痛みも彼はそんなに口にはしない。弱さを隠して生きる彼だから中也の言葉に惹かれ、震え、どうして同じ言葉を使っているのにこんなに魂を掴まれるのかと、惚れ込むんだのか…。ザルツブルグの小枝の結晶。

2014-10-19 02:02:05
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

とにもかくにも「この世に恋をしていたら…」のくだりがとても響いて仕方がないのでその話になってしまう。何度も何度も「ザルツブルグの小枝」と言いたい。

2014-10-19 02:04:41
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

「優しく美しい夜の歌や櫂歌を歌おうと思っております」中也に続いて読むその声が優しくて、どうにも掴まれてしまう。優しさや大きさやその中に芯と強さが滲むようで。

2014-10-19 02:13:48
ひばな@ネタバレ @hort82ensia

「ひでお先生じゃなきゃだめなんだ」「あなたじゃなきゃ!」と喜さんは小林に伝えるけれど彼はどんな心情だったのだろう。自分の知り得ない中也を知っている小林を前に彼の中に醜い感情は生まれたのかな。天才とそうでないもの、その悔しさだって挫折だって彼にはきっとあったよね。

2014-10-19 02:20:08
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