川崎市後援「若年無業者の自立を考える ～ひきこもり・若年無業から就労へ～」イベント実況まとめ

いちじく @ichijiku_boy

工藤啓さんの講演会に参加。工藤:若年無業という言葉が誰のどんな状態を示しているのか曖昧。その曖昧さがこの問題に対するアクションを難しくしている。

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工藤:若年無業の3類型。求職型、非求職型、非希望型。病気・けがの療養中、資格勉強中で無業状態が多い。

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工藤:若年無業にどんなニーズがあるか国は全く調べてない。我々が立命館大学とともに調べた。

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工藤:無業社会とはいったん無業になると、そこから抜け出しにくい社会。特に若年層は安定した収入を得る仕事につきにくいことが突出してる。

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工藤:働いている＝社会参加しているがほぼ同義の社会。なので、働いていないと人と合うことから遠ざかる。

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工藤:相談に来る人は「働く自信をつけたい」ことが目的が多い。自信をつけさせてくれるところは社会にどこにもない。

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続いてリクルートの越前谷さんによる若年無業の取り組み。

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越前谷:ホンキの就職というプログラムを実施。若者サポートステーションでも行っている。働きたいけどどうしたらいいかわからない、という人が課題。

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越前谷:就労の問題点。行動量が少ない。応募先や価値に固執。面接が苦手。この3つをプログラムによって克服。仲間と一緒に可能性を発見できる。1対1の支援ではない。

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越前谷:サポステ、NPOだけでなく大学とも協働。職員の人にファシリテーターになってもらう。研修を実施。

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続いて工藤啓さんと越前谷匡史さんによる対談。

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工藤:リクルートは雇用・労働に関して大きな力を持っている。たくさんの知見がある。個別的な話ではなく、敢えて全体の話を。

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工藤:大学卒業して会社に入るストレーターは今100人中31人だけ。普通と思われてるキャリアは31%しかない。

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越前谷:可能性の扉は開かれている実感はある。しかしそのステップには差がある。

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工藤:履歴書で採用しないのが良い。履歴書で空白があると不利。履歴書採用しない会社とはどんな会社？

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越前谷:中小企業。例えば学生服作ってる会社、金庫を作ってる会社。大手に目を向けてしまうので、振り向いてもらえない。

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工藤:労働の質が大事。誰も働きたくない劣悪な環境だと意味がない。どうやってスクリーニングしてるか。

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越前谷:直接伺って生の雰囲気を知る。

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工藤:公的と民間の職業紹介機能は違うところがある。どう思っているか。

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越前谷:いろんなツール、メディアを使うというのが大前提。ハローワークは数が多い。企業は無料で求人できる。民間は有料。人に投資する姿勢が見られるところ。

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越前谷:履歴書でなければどこを見るか。コミュニケーション能力と言われるが、毎日出社して、周りと声を掛け合いながらコツコツ仕事できる。多少コミュニケーション能力は低くても、真面目さを評価。

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工藤:正社員と非正規が日本では断絶している。アルバイトから始めたいと思ってる人に対して安定的なところに行きたいと思ってる人にルートはあるのか。

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越前谷:派遣から正社員へ、など実例はある。37歳の男性が居酒屋でバイト。書類出しても落とされる。ホンキの就職プログラムを受ける。自分の経験をフックにして就活できるようになった。

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工藤:資格は必要か必要でないかという議論があるが、勉強したい人もいるだろう。これやっといた方がいい資格はあるか。

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越前谷:就職に資格はあまり関係ない。敢えて言えば英語。