《日本には、本当に旧ソ連よりも多額のカネがあるのか?》

自己ツイートをまとめました。
0
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

ここ数日になって考えるようになったことがある。 現実に経済的な意味で、 日本国民は旧ソ連国民よりも豊かなのだろうか、ということだ。 現実に選択肢が存在するかという意味で、 日本国民は旧ソ連国民よりも政治的な自由度が高いのだろうか、という事だ。

2014-10-24 23:01:16
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

現実的には、 日本の経済と政治の、両方の枠の中にしたがっている範囲の中にいれば、 ある程度自由になるカネは手に入るし、選挙権はある。 それは単位で見ると、旧ソ連よりも価値が高そうだ。 だけど、政治的に代弁してくれる存在がいないと気づいた時には、 日本社会は、私達をはじき出す。

2014-10-24 23:04:22
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

どの政治勢力も味方をしてくれなくなったとき、 日本社会は私達へのカネの流れを止めてしまう。 必要最低限の生活を保障してくれるシステムさえ、 こちらから近づいていかないと、発動してくれない。 餓死しようが凍死しようが、数えてさえもらえない。 原発事故が起きて、ようやく分かった事だ。

2014-10-24 23:07:12
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

幸いなことに、私は 最低限のシステムが保障する手前で、生活ができている。 だけど、日本社会の中で、システムを発動する仕組みを知らずにカネの流れから飛び出すのは、とても恐ろしい、不安なことだ。 そのシステムを使うことを拒否する人にとっては、さらに難しいことだ。

2014-10-24 23:10:26
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

しかも、カネの流れから飛び出すときに、 自分ひとりではなく、愛する人を伴って飛び出すとなれば、 不安はさらに大きくなる。 「大丈夫だから、その流れから飛び出しておいで」と他人に言えるほどの仕組みと流れを、 私は、私たちは、作ることができていない。

2014-10-24 23:13:41
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

日本社会にはカネがあるのだろう。 しかし、全体的な流れのカネでよければ、 米国に対抗しようと思うだけのカネを、ソ連も持っていたのだ。 カネを持たなかったのは、ソ連に暮らしていた個別の家族であり、個人だ。 日本社会に生きる私達には、本当に旧ソ連より多いカネがあるのだろうか?

2014-10-24 23:17:12
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

具体的な、分かりやすい表現にしよう。 日本社会には、日本という国には、日本に住む私達には、 チェルノブイリ原発事故が発生した時のソ連と比べて、 原発事故の被害に対して一人一人の人間に使えるお金が、 実際に多くあると言い切ることができるのか?

2014-10-24 23:43:16
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

原発事故が発生したときに、 「日本には、チェルノブイリ原発事故が発生した時のソ連よりは多くのお金があるし、測定する施設と計測器と技術がある」 とあちこちで言われて、私も、そうなのだと思いこんでいた。 だけど、カネも技術も設備も、日本に住む人を守るためには使えないんじゃないのか?

2014-10-24 23:46:16
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

2011年春から初夏にかけて。 私と妻は情報を探していた。 日本のどこに、原発事故の被害者の内部被曝を計測してくれるホールボディカウンターがあるのか、と。 日本のどこに、福島市や伊達市のα核種、β核種の土壌汚染を調べてくれる組織があるのか、と。 結局、日本にはなかった。

2014-10-24 23:49:20
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

私の知人たちは、2011年7月に、ようやく、ホールボディカウンターで内部被曝を計測してくれる場所を、見つけた。一ヶ所は北海道。もう一ヶ所はドイツだった。7月にはもう、放射性ヨウ素を測定するのは困難になっていた。 日本には、日本国民を守る為に使えるホールボディカウンターはなかった。

2014-10-24 23:52:26
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

やはり、日本には、人を守る為に使える、カネも、道具も、技術も、存在しないのではないのか? 「日本経済を守る」為に使えるカネならば何十兆円も、何百兆円もあるのかもしれないけれど。 私達には、人を守る為に使えるカネはない。 そういう前提でもう一度、考えて見る必要があるのではないか?

2014-10-24 23:56:28