「ヘイトスピーチとレイシズムを考える-マルク・ブロック『歴史のための弁明』を手がかりに」のまとめ

立命館大学土曜講座「ヘイトスピーチとレイシズムを考える-マルク・ブロック「歴史のための弁明」を手がかりに」(大阪大学・木戸衛一准教授)の、IMA_channelさんによるまとめ
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イマちゃん@IMA(今確認生物) @IMA_channel

20151025「ヘイトスピーチとレイシズムを考える-マルク・ブロック『歴史のための弁明』を手がかりに」立命館土曜講」木戸衛一准教授 に参加してきました。かなり長くなりますがつぶやいていきますね。 pic.twitter.com/8jehJKwqew

2014-10-27 19:02:14
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@IMA_channel 遅刻してしまいましたが、入ることができました。すでに勝村教授があいさつしてました。。そして今年一月の立命館で起こった署名強制「偽造」事件について述べる。→

2014-10-27 19:03:25
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@IMA_channel 講義担当の木戸准教授はドイツが専門とのこと。今日はフランスのユダヤ系大学教授マルク・ブロックを中心にした講義し、特に彼の代表作「歴史のための弁明」をもとに現代日本ヘイトスピーチに向き合っていく。

2014-10-27 19:04:01
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@IMA_channel →木戸准教授のとても熱い講義で心にとても響きました。途中、軽妙なトークで笑いをとったりと楽しい二時間になりました。

2014-10-27 19:05:57
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@IMA_channel → 講義に入る前に、安部首相の「研究よりも役に立つ学問」という国立文系廃止方針への批判。加えて4割の学生が本を一分も読んでいないという調査結果も紹介。「上からも下からも「知」が危機に瀕している」という木戸准教授の話。 →

2014-10-27 19:06:43
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@IMA_channel → 「2014年は第一次大戦100年。オーストリアとセルビア間でのサラエボ事件から、ドイツ・ロシア・フランスへと波及した「集団的自衛権」の連鎖した。その結果、戦争が拡大した。」 → pic.twitter.com/A3mQJG57lm

2014-10-27 19:07:33
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@IMA_channel → 「第一次大戦後、「二度と戦争しない」「武力で訴えない」と誓った欧州は、ベルサイユ条約と和解を進める。しかし、1929年の世界恐慌で狂ってしまう。その結果、第二次大戦へ。」 →

2014-10-27 19:08:13
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@IMA_channel → 「第二次大戦下での仏は、ナチスの支配に抵抗するレジスタンスが有名だが、必ずしも全国的だったわけではない。南仏のヴィシー政権はナチスと協力していた。加えて、仏市民の間でも極右・反共・反ユダヤがいて、ナチスを支持していた。」 →

2014-10-27 19:08:50
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@IMA_channel → ここで、偶然にも本日(2014年10月25日)公開の映画「シャトーブリアンからの手紙」の紹介。商工を暗殺されたナチスが、報復として仏の人質の殺害を支持した事件を題材。 → pic.twitter.com/106sVHRna0

2014-10-27 19:09:57
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@IMA_channel → 人質の中の17歳の共産党員の青年の「手紙」が当時の人々の心を打つ。「愛するお父さん、お母さん…、勇気を持ってほしい。…僕の死が何かの役に立ってほしい。…僕の人生は短かったけど悔いはありません。…」などなど、家族への思いをつづった青年の手紙。 →

2014-10-27 19:10:27
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@IMA_channel → 「ところが2007年、この手紙に感動した当時のサルコジ大統領が「全国の高校生に読み聞かせるように」と通達を出す。すると現場の教員は反発、「どんなにすばらしい手紙でも、それを政治に利用してはならない」と抵抗した。」 →

2014-10-27 19:11:06
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@IMA_channel → 「何かあると、従いがちな日本の教育現場とは大違い」 →

2014-10-27 19:11:49
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@IMA_channel → 同じく、別の映画「敵こそわが友」の紹介。「ゲシュタポとして反共を弾圧したクラウス・バルビーが題材。品実のメインテーマであるマルク・ブロック殺害も彼が関わった。」 →

2014-10-27 19:12:41
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@IMA_channel → 「その後、死刑判決が出たが、米が利用し反共の尖兵に。欧州での身元が判明しそうになると、南米に逃れ軍事政権に協力。チェ・ゲバラの暗殺にも関わった。」 →

2014-10-27 19:12:59
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@IMA_channel → ここでいよいよ本日の主題マルク・ブロックに入る。 → pic.twitter.com/YTvyXfpMI2

2014-10-27 19:13:38
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@IMA_channel → 「第二次大戦に祖国仏軍として敗北した彼は「奇妙な敗北」を執筆し、仏軍がナチスに負けた要因を分析。」 →

2014-10-27 19:14:20
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@IMA_channel → 「「士気の低さ:軍や政治だけでなく社会や人民自身も低かった。『知性』すら低かった」「ナチスは1930年代の戦い方、一方、仏は10年代のまま」「英米の確執」などを列挙。ブロックは「仏は負けるべくして負けた」と結論付ける」 →

2014-10-27 19:15:10
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@IMA_channel → 「その後大学教授に復帰するが、ヴィシー政権はユダヤ追法令を発令。ブロックは病弱な家族を養うために、ナチスとヴィシーに頭を下げて教授のままでいることに。他のレジスタンスやユダヤを「裏切る」ことへの苦悩もあった。しかし、1943年に資格停止される」 →

2014-10-27 19:15:47
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@IMA_channel → 「その後、レジスタンスに参加。すでに高齢だったが、各レジスタンス勢力をまとめようと奮闘。そのときに「歴史のための弁明」を執筆。」 →

2014-10-27 19:16:09
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@IMA_channel → 「「歴史のための弁明」は、タイプや手書きが混ざっていて、ブロックは何度も修正を重ねていたことがわかる。しかし1944年、密告により拘束されたブロックは銃殺される。「暦sのための弁明」は未完に終わってしまう。」 →

2014-10-27 19:16:31
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@IMA_channel → 「ブロックの死後、ルシャセイブンが引き継いで加筆し1949年に出版。さらに1993年ブロックの息子が父の原稿などを元に、間違いを見直してさらに修正をし、新版する。」 →

2014-10-27 19:17:06
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@IMA_channel → 「歴史のための弁明」でブロックが向き合ったのは、『パパ、だから歴史が何の役に立つのか説明してよ』という、歴史学への批判」「息子の質問だが、子供は時として本質的なことに気づいている」 → pic.twitter.com/dPPkeP4oxq

2014-10-27 19:17:54
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@IMA_channel → 「この歴史学批判をブロックの先達たちは『無駄な質問』と一蹴していた。しかしブロックは正面から受け止めようとした。「『役に立つ』とはどういうことか?」」 →

2014-10-27 19:18:50
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@IMA_channel → 「いままでの歴史学は『政治史としての歴史』ではないかと考える。つまり、偉大な人物と偉大な業績の羅列と捕らえる。そうではなくブロックは『その時代を生きた人々の息吹』の歴史と考える。」 →

2014-10-27 19:19:17
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@IMA_channel → 「ここから一般市民への警句を紡ぐ。『過去の無知は現在の理解を妨げるのみならず、現在における行動自体も危うくしてしまう』」 →

2014-10-27 19:19:56
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