#字書き深夜の飯テロ大会 まとめ
概要
#字書き深夜の飯テロ大会 とかどうですか。少し小腹が減る夜に、自分が今一番食べたいものを文字で表現するって企画。 鉄板を跳ねる肉汁の音、湯気が踊る温かな鍋、口で溶ける甘いお菓子や、皮ごとかぶりつける新鮮な果物! 写真禁止の飯テロで、参加者には空腹感をプレゼントいたします。
2014-10-21 23:29:35食事は着眼点が沢山あるから楽しいのよ。味であったり、見た目であったり、季節であったり、食べるまでの手順であったり。昼休みにコンビニで買ったお弁当でも、学校帰りに友達と寄った駄菓子屋でも、腕によりをかけて作った得意料理でも、誕生日やクリスマスの特別なケーキでも、それぞれ皆楽しめる。
2014-10-21 23:48:20まとめ
ビターチョコを少し口に含む。まろやかな甘みと、ほのかに香るカカオの芳醇な苦味がじん、と舌に伝わる。そこに、塩味のきいたリッツを噛み砕く。チョコの甘味とリッツの香ばしさと塩がマッチングし、例えようもないハーモニーを奏でる。腹へった。カップラーメン食べよう #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-21 23:36:53よく冷やされ曇り掛かった硝子の器に、冷凍庫から出したてのバニラアイスを二盛り。掬った拍子にざらついたその表面が艶やかにとろけて、甘い芳香が薄く広がった頃、大きな銀のスプーンで一口。36.5度に、クリーム色がとろり、染み込む。炬燵に入って、召し上がれ。 #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-21 23:39:26飯テロきっと楽しいよぉ……皮がパリパリに焼けた秋刀魚に大根おろしをちょっと乗せ、豆腐と貝割れ菜だけのすまし汁を啜って体の芯から温まり、箸で割った瞬間とろりと流れる目玉焼きの黄身、ほかほかのご飯に乗せたちりめん山椒の匂いが鼻をくすぐって、冬の風が冷たい公園で友達とたい焼きを頬張り
2014-10-21 23:44:03これ前うみさんに強請った奴だ!タグ発生したのですね。スタバのほうじ茶ティーラテカスタムソイミルクがくらげさんのご紹介よりマイブームなのですが、ご自宅でも類似品を簡単に作れるのでお勧めです。濃い目のほうじ茶に豆乳を足して、甘くしたければ砂糖や蜂蜜をプラス。 #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-21 23:49:42瞼を開けると、朝独特のひんやりした空気に食器同士のぶつかる細やかな音がひっそりと染みていた。彼は今日も俺より早く目を覚まし、二人分のパンをトーストしてまだ瑞々しいキャベツを水に通し、俺のコーヒーにだけチョコレートを入れ、俺の目覚めを待っているらしかった。 #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-22 00:03:41頂きもののベーコンがあるのよと聞いていた。脂の乗ったそれを少し厚めに切り出し、シンプルにオリーブオイルを引いて焼いた。オイルはほんの少しでいい、溶けだした脂がじゅうっと音を立て、塩と肉の焼ける匂いをさせるから。粒マスタードとともに口に入れる瞬間の、至福よ #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-22 00:08:36昼下がり、立ち寄った古本屋から本を抱えて出てくると、バターと砂糖と油の濃い匂いが漂ってきた。ドーナツの匂いだ。首を巡らせて匂いを追う。古本屋の裏からだ。揚げたてのドーナツの上で溶ける粉砂糖を想像すると口の中に唾液が溢れる。口実は、彼女へのお土産にしよう。 #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-22 00:09:07炊きたての白米を大きめの茶碗に盛り、真ん中に箸でくぼみを作る。そこに新鮮な生卵を割り入れ、かつお節とめんつゆをお好みで。箸で黄身を崩し湯気と出汁の香りを閉じ込めるように混ぜれば、魔法の卵かけご飯の完全。お金のない学生時代によく作っていた、懐かしい味。 #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-22 00:10:40ぷつん、とはっきり一粒一粒のかげがみえるような、硬めに炊いた米が、一面にしろく平面を成している、そこにしゃもじをつきいれて空気になじませてゆくと、甘い香りが漂った。炙った海苔で釜の飯を直接すくいあげ、小皿にとった醤油に軽く浸す。海苔の香りが広がる。#字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-22 00:13:47タネをフライパンへと移す。じゅうという音と共に溶かしたバターの香りが宙を舞う。ぷつりと生地の表面に空いた穴を見てひっくり返すと、卵色の生地に良い焼き加減の表面が出来ていた。出来てのそれをタイミング良く皿へと移す。ジャム生クリーム、何が良いだろうか? #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-22 00:19:24目が覚めると、キッチンの方からなにやらいい匂い。ふらふら引き寄せられるように向かうと、フライパンには脂で光るウィンナーとベーコンが香ばしい香りを振りまき、トースターはイングリッシュマフィンをこんがりと焼いていた。どうやら、今日の朝ごはんは英国風らしい。 #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-22 00:19:45真っ赤に熟れた大きな林檎。 シャクッと小気味のいい音を立てて頬張れば、たっぷりの果汁が零れ出す。 ほのかな酸味とほどよい甘味。 そして爽やかな香りが口いっぱいに広がるでしょう。 よぉく冷やして召し上がれ。 #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-22 00:21:16強火で熱したフライパンに、オリーブオイルを少し垂らす。そこに敢えて切り目を入れなかったウィンナーとベーコンを落とした。瞬間、じゅわぁっという音と共に肉から脂が溢れ、香りが撒き散らされた。ウィンナーの皮は弾け、いい音を立てる。マフィンはもう焼けたかな? #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-22 00:23:20#字書き深夜の飯テロ大会 ほかほかと湯気をたてる白米とやさしい香りの味噌汁。いくつかのおかず。一人で食べるのは本当に味気なかったけど、君と食べると全然違う。 「お茶はいる?鬼灯」 黙ってうなずいた大食漢のためにお茶を淹れる。こういう時間も悪くない。 「いただきます」 声が重なる
2014-10-22 00:23:34半ばひったくるようにフォーク奪って、念願のタルトを頬張った。 まだ十分に暖かい。パイ生地はさくさくと小気味良い音を立て、ほろほろと崩れてゆく。ぎっしり詰まったフィリングは甘酸っぱく、リヴァイさんにしか作ってもらったことは無いのに何故か懐かしい味がした。 #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-22 00:24:03ずる、ずるずる、啜りこまれる麺の音をどこか遠くで聞きながら目を覚まし、キッチンへ向かうと果たしてそこには食いさしの汁が残されていた。冷蔵庫から冷や飯を取り出して、レンゲで汁になじませる。飯をすくいあげ口に運ぶと、冷えたスープをまとった米がさらりとほどけた。#字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-22 00:25:20真っ白な三角。その三角は一つ一つがつやつやとした米から出来上がっている。ほわほわ立つ湯気から香るのは、釜で炊いた米の香り。その香りを嗅ぐと酒を飲んだようにくらっとした。日本酒は米から出来ているのを思い出す。耐えきれずかぶり付くと、ほのかに塩味がした。 #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-22 00:27:03部屋の中に漂う甘酸っぱい香り。くつくつと煮込まれた果実は、紅色の皮から薄黄色の果肉へと色が移り朱に染めている。鍋から容器へ開けて、一晩置いたらおいしいリンゴのコンポート #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-22 00:28:08#字書き深夜の飯テロ大会 焼きたての肉汁が滴る肉を香ばしく焼けたパンの上に乗せ、みじん切りの玉ねぎとスライスした瑞々しいトマトとキャベツ、黄色く艶々としたチーズを乗せ、ケチャップとマスタードをかける。その上にパンのクラウンをのせてかぶりつく。トマトと肉汁が口の中で混ざりあう。
2014-10-22 00:29:49#字書き深夜の飯テロ大会 夜10時26分、ソースで香り付けされた湯気が顔を包む。踊り揺らめく鰹節と青海苔が私の目を釘付けにする。貰った割り箸を割って甘美的な少しの歪みと焦げのある球体を壊す。とろっとした中身と蛸の鈍い赤が私の感覚に訴えかけてくる。夏の夜店は、卑怯だ。
2014-10-22 00:33:49湯気のが立ち上るお椀を持ち上げる。中をぐるりと箸で掻き混ぜて、くん、と匂いを嗅げば味噌の香りがした。キツすぎないその香りがどうしようもなく食欲をそそり、ふうっと息を数度吹きかけた後にお椀の縁に唇をつけた。ずっ、と少々行儀悪く音を立てながら中身を啜った。 #字書き深夜の飯テロ大会
2014-10-22 00:34:12