赤瀬川さんとお食事した時、「この年になると…やっぱり長生きしたいな、って思う様になるんです」と話してくれた赤瀬川さんの姿が思い出される。赤瀬川原平さんの冥福をお祈り申し上げます。 赤瀬川原平さん死去 「老人力」「超芸術トマソン」 t.asahi.com/g8ry
2014-10-27 08:57:26「サングラスをかけた赤瀬川さんがTVの生放送中に一万円札を焼くパフォーマンス、あれ当時の記録が残っていないので再パフォーマンスしませんか?」とご本人に伺うと、やろうとなってとても盛り上がったのだけれど、その後本人の体調が悪化してしまい、ついに実現できなかったことがとても心残り。
2014-10-27 09:04:30「テンプル大学の授業でアメリカ人学生とトマソンを探す授業をしているのですが、ゲスト講師でいらして頂けませんか?」と赤瀬川さんに依頼すると同意してくれた。しかし午後1時頃からやる予定です、と連絡すると、夜型の赤瀬川さんに「早い時間は無理だ」とぶっきらぼうに断られたのが印象的だった。
2014-10-30 17:44:52赤瀬川原平さんに「戦後日本を考える上で決定的に重要な出来事は、三島事件だったと思うんです」と言うと、赤瀬川さんは、私が驚く程の力強さで、「それは間違いありません」と返答した。さすが深沢七郎のラブミー農場で芥川賞受賞祝いをしただけのことはある人だ、と感心した。
2014-10-30 17:46:39「おじいさんの話って面白いんです」と言いながら私に話しかけてくれた赤瀬川原平さんの死を思うと、小説『父が消えた』で、父の死後に、お湯を張った桶の様な木製の浴槽から水が縦に漏れて、浴槽が壊れてバラバラになってしまうシーンと、「大きな古時計」の歌詞が頭に浮かんだ。
2014-10-30 17:48:47『大きな古時計』の世界観が、私は好きだ。 “Johnny Cash - My Grandfathers Clock” youtube.com/watch?v=yCFXhn…
2014-10-30 17:50:22以前、フェリックス・ゴンザレス・トレスの”Perfect Lovers”が「大きな古時計」から影響を受けているのではないか、と考える連ツイを書きました。 "連続ツイート「大きな古時計」" blog.goo.ne.jp/spikyartshinya…
2014-10-30 17:53:52赤瀬川原平さんが1984年、ヨーゼフ・ボイスとナムジュン・パイクが草月ホールで行った「アクション・ピアノ・パフォーマンス」を観て、新美術新聞に寄稿したエッセイ「パイクの居眠り」が鋭く、そして味わい深い。 art-annual.jp/news-exhibitio…
2014-10-30 17:58:15@curatorshinya 三島事件が決定的に重要だと考えるのは、この時代を生きた文化人には普通だったと思うのですが、力強く返答したのは80年代以降その重要性を日本社会が忘れたかの様になっていた中、若い世代と共感できたことが、まず、事件みたいに嬉しかったからではないでしょうか。
2014-10-31 01:54:17@curatorshinya 丁度、この赤瀬川氏のボイスの見方を渡辺さんがどう思うかを質問するかどうか躊躇していた所です。現代美術の流れの中でボイスを最重要とする流れと、そうではなくむしろ嫌う流れというのがあると感じるのですが、赤瀬川氏は後者だったんだと知って、やっぱりそうかと。
2014-10-31 02:02:31@kibooow そうかもしれません。そして、深沢七郎の風流夢譚事件に少なからず三島由紀夫が良くない形で関わっていたことが、赤瀬川さんにとって引っかかっていたのかもしれません。
2014-10-31 08:38:15@kibooow 赤瀬川さんはそうでしょうね。ただ、私はボイスのある種の教養主義が廃れた結果、今の反知性主義とも呼べるものが跋扈している様に思えて仕方ありません。
2014-10-31 08:39:39@curatorshinya 恥ずかしながら風流夢譚事件は知りませんでした。 bit.ly/10Du75s 日本の文化の為に広める事は重要ですね(美大とかで)。三島の関わり方に関しては検証が必要ですが。赤瀬川の千利休を思い出させるし文体が何かの小説に似ていますね。
2014-10-31 22:01:14