ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ10100745:ショック・トゥ・ザ・システム #4
「イヤーッ!」オジギ終了から0コンマ4秒!ニンジャスレイヤーは左右の敵ニンジャへと連続でスリケンを投げ放った!「イヤーッ!」サイコダートは自らのクナイダートを投げ放ち、これを撃墜!「イヤーッ!」スレッジハンマーは両腕のシールドガンを顔の前で合わせて大型の盾を作り、これを防御! 1
2014-11-03 22:20:35敵に反撃機会を与える間もなく、ニンジャスレイヤーは四連続側転から低空トビゲリを見舞う。「イヤーッ!」サイコダートはこれをブリッジ回避!同時に、ブリッジ姿勢のままクナイ四本を前方へと投擲!「イヤーッ!」放ったクナイは空中でUターンし、ニンジャスレイヤーの背後へと迫る。アブナイ! 2
2014-11-03 22:27:11だがニンジャスレイヤーは敵のジツを既に体験済みだ。彼はトビゲリの勢いを保ったまま、甲板のアンテナポールを使って旋回ジャンプ!「イヤーッ!」飛来するクナイをブレーサーで弾きながらサイコダートの背後へ跳び戻り、情け容赦ないカラテチョップを振り下ろした!「イヤーッ!」「グワーッ!」 3
2014-11-03 22:33:24矢継ぎ早に左右のカラテを叩き込む!「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」だがそこへ、スレッジハンマーが介入。「ARRRGH!」巨漢ニンジャは大きく跳躍し、両腕のシールドガンを巨大鈍器めいて振り下ろした!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはバック転で紙一重回避! 4
2014-11-03 22:38:50SMAAAAASH!スレッジハンマーの重い一撃は、装甲甲板に大きな衝撃を与える。直撃すれば全身の骨を砕かれていただろう。続けざま、スレッジハンマーは両腕を前に突き出し、炸裂弾を連続射出!KBAM!KBAM!KBAM!「イヤーッ!」連続バック転で回避を続けるニンジャスレイヤー! 5
2014-11-03 22:42:43死神のカラテから脱出したサイコダートは、スレッジハンマーの巨体を遮蔽物代わりに用いつつ、ニンジャスレイヤーを狙いクナイ・ダートを操る!「イヤーッ!」さらにキョウリョク・カンケイ艦隊から放たれたオナタカミ社製無人攻撃ドローン、ハイタカ編隊が飛来し、ショットガン射撃を開始! 6
2014-11-03 22:48:39ナムアミダブツ!炸裂弾、散弾、その間を縫うように飛来するサイコ・クナイ・ダート!この恐るべき死の三重奏を、ニンジャスレイヤーは捨て身のカラテで潜り抜けた!左右に炸裂弾の爆風!頭上をかすめる銃弾!極限まで集中したカラテで変則飛行クナイ・ダートを摑み取る!「イヤーッ!」タツジン! 7
2014-11-03 22:57:23ニンジャスレイヤーは前方の敵へとダッシュ!「信じられん、かいくぐって来るぞ!」サイコダートが警告。「イヤーッ!」スレッジハンマーは両腕をガード姿勢に戻し、シールドガンを防御形態へと変えた。その守りは堅牢!ニンジャスレイヤーがこのまま突き進めば、鉄の壁に衝突するようなものだ! 8
2014-11-03 23:04:25「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは甲板を強く蹴り、突如、跳躍!衝突に備えていたスレッジハンマーの視界から、赤黒のニンジャ装束が消えた!「何だと!」「横だ!」サイコダートが叫ぶ!ニンジャスレイヤーは飛行するハイタカの機体側面を蹴り渡り、洋上でトライアングル・リープを決めていた! 9
2014-11-03 23:11:30サイコダートの脳内でニンジャ・アドレナリンが湧き出し、光景がスローモーションに変わる。死神は血の軌跡を残している。無傷ではない。まだ弾幕密度と速度が足りぬだけだ。目を剥きながら、サイコダートは両手のクナイを一斉投擲した。だがニンジャスレイヤーのトビゲリが眼前に迫る。そして。 10
2014-11-03 23:18:23「イイイヤアアアーッ!」「グワーッ!」顔面に死神のトビゲリが直撃!サイコダートの体はワイヤーアクションめいて一直線に船外へと弾き飛ばされた!断末魔めいて投じられた十本のクナイダートは、サイコ制御を失い滅茶苦茶な方向へと飛んでゆく!「サヨナラ!」サイコダートは空中で爆発四散! 11
2014-11-03 23:25:59「ARRRRGH!」背後に着地した相手に対し、スレッジハンマーは重いシールド裏拳を繰り出す。「イヤーッ!」死神はこれを小跳躍回避。そのままカラテボレーキックを叩き込む!「イヤーッ!」「グワーッ!」よろめく巨漢!ハイタカ編隊はフレンドリーファイア危険性を重点し、支援出来ぬ! 12
2014-11-03 23:32:41『迎撃するドスエ』ナンシーにサイバー鹵獲されたオナタカミ無人艦は、高速航行モードでキョウリョク・カンケイ艦隊からの艦砲射撃射線を巧みに躱しながら、甲板周辺のハイタカ編隊に対し自動射撃を開始する。BRATATATATA!ハイタカ編隊は応戦を開始!無人兵器同士の戦闘が始まった。 13
2014-11-03 23:38:47「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」ニンジャスレイヤーはスレッジハンマーの懐に潜り込み、連続カラテストレートを繰り出す。さらなるハイタカ編隊が飛来するも、やはり支援射撃は行えぬ。敵の懐へ飛び込む捨て身のカラテこそが、アマクダリの喉を搔き切る武器であった! 14
2014-11-03 23:45:25『迎撃するドスエ』BRATATATA!『グワーッ!』ハイタカが自動射撃で撃墜される。オナタカミ最新空母の誇る自動操縦システムがアマクダリに牙を剥いているのだ!「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」死神は船首バウスプリット土俵際へスレッジハンマーを追い込む! 15
2014-11-03 23:50:39シュゴウン!シュゴウン!シュゴウン!戦艦から短距離誘導ミサイルが射出されナンシー艦を狙う!『迎撃するドスエ』シュゴウン!シュゴウン!シュゴウン!ナンシー艦も側面装甲を開き、オナタカミ製最新迎撃ミサイルを自動射出!KABOOM!KABOOM!KABOOM!上空で爆発の華が咲く!16
2014-11-03 23:56:35「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」鋼鉄甲板を踏みしめながら、左右の重いカラテフック。死神は巨漢ニンジャをさらに追い込む。『急いで。艦砲射撃が来るまでは何とか持ちこたえられるわ』ナンシーのIRC。まるで足元の鋼鉄甲板から響いてくるかのような錯覚を味わう。 17
2014-11-04 00:05:44決着を急がねばならぬ事、ニンジャスレイヤーは百も承知であった。増援ニンジャが迫っている。船外へ叩き落とせば無力化できる。あと一歩だ。「イイイヤアアアアーッ!」ニンジャスレイヤーは渾身の力を籠めて、ポン・パンチを繰り出さんとする。だがその瞬間、ニンジャ第六感が危険を告げた! 18
2014-11-04 00:11:39ニンジャスレイヤーは瞬時に決断を強いられる!敢えてのポン・パンチ強行!「グワーッ!」スレッジハンマーに命中!BLAMN!BLAMN!BLAMN!だがそれと同時に、洋上からハイタカの支援射撃が!スレッジハンマーをも巻き込む、意図的なフレンドリーファイアであった!「ヌウーッ!」 19
2014-11-04 00:18:58「ARRRRRGH!」銃弾を浴びながら落下してゆくスレッジハンマー。対して、危険を察知していた死神は、既に防御の予備動作に入っていた。ブレーサーとレガースで守りを固め、被弾を最小限に抑える。だが散弾を完全に回避し切ることは不可能。熱い鉛玉が肉を焼く激痛を、歯嚙みして耐える。 20
2014-11-04 00:23:32間髪入れず、ハイタカ編隊の容赦ない射撃が降り注ぐ。「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはこれを十二連続バック転で回避。さらに甲板から側面装甲へと跳び降り、急角度をものともせず疾走!前方の戦艦に狙いを定めて跳躍!群れなして飛来するハイタカ機体を飛び石代わりに、洋上を跳び渡った! 21
2014-11-04 00:33:42「イヤーッ!」ハイタカを跳び渡りスリケン投擲!『グワーッ!』別のハイタカに突き刺さる!「イヤーッ!」ハイタカを跳び渡りスリケン投擲!『グワーッ!』別のハイタカに突き刺さる!おお……ゴウランガ!ワニの背中を飛び渡りながら矢を射たという平安時代のニンジャ神話光景が、現代に蘇る! 22
2014-11-04 00:37:10彼はさらに数機のハイタカを跳び渡り、戦艦の甲板へと接近してゆく。何たるカラテか!……だが額には、じっとりと焦燥感の汗が滲んでいる。先程の一瞬から、何かが変わった。飛来する無人兵器だけではない。接近する増援ニンジャも、前方の艦隊も、全ての動きが、統率された魚群めいて変わった。 23
2014-11-04 00:43:14ニンジャスレイヤーは戦艦の甲板に着地。前方からグライダー飛来した敵ニンジャ2人も、同時に回転着地を決め、立ちはだかった。「ドーモ、ファイアフライです」「ドーモ、ジャックナイフです」「ドーモ……」死神はアイサツを返す。上空をもう一機のグライダーが飛び、ナンシー艦へと向かった。 24
2014-11-04 00:52:13