『アナと雪の女王』の光と影★裏話・叶精二氏(「宮崎駿とジョン・ラセター」収録)
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映像研究家。東京造形大学特任教授。 亜細亜大・大正大・女子美術大 非常勤講師。 「高畑勲展」企画アドバイザー・図録担当。 ⬇️論座アーカイブ「叶精二」で記事検索可。 webronza.asahi.com
第1部は、『アナと雪の女王』を技術・歴史・スタッフワーク・テーマ・背景・興行などの多角的な視点で分析。第2部は、ディズニーとピクサーの代表を兼務するジョン・ラセターとスタジオジブリの宮崎駿の出会いと交流が、日米のアニメーションに何をもたらしたかをラセター側を中心に展開する。2部構成でディズニー・ピクサー・スタジオジブリの諸作品が大衆的支持を集めた根拠の立体的解析を試みる。
第1部 『アナと雪の女王』の光と影
はじめに 世界記録を塗り替えたエポック・メーキング作品
第1章 ディズニー・ミュージカルの新時代を告げる快作
第2章 ヒロインのデザインと作画の斬新さを検証する
第3章 ディズニー・プリンセス復活までの道程
第4章 『雪の女王』映画化計画の推移
第5章 アンデルセンから遠く離れて
第6章 「ディズニー化」現象
第7章 ソ連版『雪の女王』と宮崎駿をめぐる因縁
第8章 『メリダとおそろしの森』との比較
第9章 定型を崩した「考えさせない」急展開
第10章 魔法と権力の行方
第11章 心象で綴られた主観的な世界
第12章 国境を越える日本型主観主義
おわりに 光を拝み、影を讃える
第2部 宮崎駿とジョン・ラセター
序 章 日本一の宮崎駿、世界一のジョン・ラセター
第1章 米アカデミー賞・長編アニメーション賞の統計分析
第2章 日本アカデミー賞・アニメーション映画賞の統計分析
第3章 宮崎駿の功績
第4章 ジョン・ラセターの功績