小沢裁判について 郷原信郎弁護士 vs 柴山昌彦議員

「公訴事実の同一性」の扱いについて
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れもんた @montagekijyo

"東京第五検察審査会の議決書全文" http://bit.ly/a94N0p

2010-12-01 02:00:40
れもんた @montagekijyo

小沢氏の強制起訴「4億円」立件へ 産経"刑事訴訟法に詳しいある弁護士は「告発内容とそれ以外の事実について『事件の同一性』が認められれば、強制起訴の場合であっても、告発内容以外の事実に含むことはできるだろう」" http://bit.ly/dGuQxP @nobuogohara

2010-11-27 13:58:37
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

刑訴法の理屈としてはあり得る見解です。しかし、検察の公訴権独占の例外としての強制起訴制度の趣旨には反します(続く) RT @montagekijyo 「告発内容とそれ以外の事実について『事件の同一性』が認められれば、強制起訴の場合であっても告発内容以外の事実に含むことはできる

2010-11-27 22:42:00
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

(続き)検審が、検察官と同様に「公訴事実の同一性」の範囲で自由に犯罪事実を選択することができるということになると、例えば、東京第5検審は、小沢氏の事件で、水谷建設の「5000万円ヤミ献金」について勝手に起訴議決をすることもできるわけです。(続く)

2010-11-27 22:43:17
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

(続き)ニコニコ生討論で、自民党芝山議員は、「公訴事実の同一性」を理由に第5検審の起訴議決を擁護していましたが、それなら水谷建設の5000万円ヤミ献金でも起訴議決できることになる、と反論したら、途端に、「議決書別紙の犯罪事実の形式的な誤りなので訂正すべき」などと言い始めました。

2010-11-27 22:46:52
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

(続く)要するに、検審の強制起訴についても、検察官の起訴との違いが全く理解されず、起訴されることが大変なことのように扱われる現状において、強制起訴制度の守備範囲は、制度の趣旨に沿って、極力限定的に理解せざるを得ないということです。刑訴法の理屈だけで考えられる問題ではありません。

2010-11-27 22:49:13
柴山昌彦 @shiba_masa

更正で可と一貫してます RT @nobuogohara:芝山議員は「公訴事実の同一性」を理由に第5検審の起訴議決を擁護していましたが、それなら水谷建設の5000万円ヤミ献金でも起訴議決できることになると反論したら途端に「議決書別紙の犯罪事実の形式的な誤りなので訂正すべき」などと

2010-11-27 22:58:12
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

判決書ではないのに「更生」ということがあり得るのか疑問ですが、いずれにしても、「公訴事実の同一性」の範囲だから4億円の収入の問題を犯罪事実に含めても問題ない、という見解は途中で引っ込められましたね。常識的な見解だと思います。 RT @shiba_masa 更正で可と一貫してます

2010-11-27 23:06:23
柴山昌彦 @shiba_masa

元々そこまでは不意打ち防止から認めるべきでないと思います。ぶれてません RT @nobuogohara: …いずれにしても「公訴事実の同一性」の範囲だから4億円の収入の問題を犯罪事実に含めても問題ない、という見解は途中で引っ込められました

2010-11-27 23:27:05
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

生討論の途中で見解を変更れたかどうかは別として、「公訴事実の同一性」の理屈で4億円の収入問題を起訴議決の対象に含めることは認められないとの結論が一致していることに意義があります RT @shiba_masa 元々そこまでは不意打ち防止から認めるべきでないと思います。ぶれてません

2010-11-27 23:36:58
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

@shiba_masa 柴山様、昨夜の最初のツイートでお名前を間違えていました。大変失礼致しました。また、ニコニコ生討論等で御一緒したいものです。先日、平沢勝栄氏と御一緒した時には尖閣船長釈放問題などについて殆ど意見が一致しました。柴山様と改めて議論したいこともいろいろあります。

2010-11-28 07:17:50
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

もう一つ重要なことは、告訴・告発には虚偽告訴罪のハードルが設けられていることです。(続く) RT @LedLine 「起訴するに値するかの判断を素人に任せた結果であり憲法違反の法制度であることが透けて見える」からだ…結局検察が問題にした範疇でしか強制起訴相当を出すのは無理がある

2010-11-28 07:33:17
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

(続き)「公訴事実の同一性」という刑訴法上の理屈で無制限に検審の起訴議決を認めた場合、検審は何の責任も負うことなく、広範囲の起訴権限を持つことになります。 それが、推定無罪の原則が無視され起訴だけで社会的抹殺に近い効果が生じる現状で、いかに不当か、憲法の趣旨に反するかは明らかです

2010-11-28 07:36:58
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

刑事手続の観点からは憲法31条の適正手続の保障、行政行為による国民の権利侵害という観点からは、憲法13条の幸福追求権の問題と考えるべきでしょう。RT @dorichi 具体的に憲法の何条ですか? 刑訴の問題にすぎないような気がしますが…

2010-11-28 08:00:17
日本国憲法 bot by 法なび @hounavi_kenpo

憲法第31条 何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。 [→刑事訴訟法 http://j.mp/keiso ] http://j.mp/kenpo

2010-11-30 14:48:12
日本国憲法 bot by 法なび @hounavi_kenpo

憲法第13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。 http://j.mp/kenpo

2010-11-30 03:28:14
紀藤正樹 MasakiKito @masaki_kito

柴山衆議院議員(弁護士)と郷原氏(元検事の弁護士) が論争しています。前提状況は不明だが柴山氏の主張に矛盾はないと思います RT @shiba_masa 更正で可と一貫してます RT @nobuogohara:芝山議員は「公訴事実の同一性」を理由に第5検審の起訴議決を擁護したが

2010-11-28 07:20:41
柴山昌彦 @shiba_masa

別紙記載犯罪事実は訂正すべきだが、起訴議決の無効をもたらす欠陥とは言えないとの立場です RT @masaki_kito: 柴山衆議院議員(弁護士)と郷原氏(元検事の弁護士) が論争しています。前提状況は不明だが柴山氏の主張に矛盾はないと思います

2010-11-28 22:09:37
紀藤正樹 MasakiKito @masaki_kito

@shiba_masa氏と同じ意見です。実務的は、無意味記載、蛇足ということです。RT @thisboy6664 よろしければ、それは何故か、教えて下さいませんか

2010-11-28 23:58:43
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

現時点では別紙犯罪事実を訂正する話にはなっていないようですが、このままで強制起訴が行われた場合に、起訴議決は無効なのですか、有効なのですか? RT @shiba_masa 別紙記載犯罪事実は訂正すべきだが、起訴議決の無効をもたらす欠陥とは言えないとの立場です

2010-11-28 23:14:07
柴山昌彦 @shiba_masa

私の立場では有効です。ただ裁判所側から訂正させることはあり得ると思います。 RT @nobuogohara: 現時点では別紙犯罪事実を訂正する話にはなっていないようですが、このままで強制起訴が行われた場合に、起訴議決は無効なのですか、有効なのですか?

2010-11-29 10:43:47
柴山昌彦 @shiba_masa

少なくとも裁判所が訂正の打診もなくこの理由で起訴議決を無効とすることは実務上考えにくいRT @masaki_kito:@shiba_masa氏と同じ意見です。実務的は、無意味記載、蛇足ということです。RT @thisboy6664 よろしければ、それは何故か教えて下さいませんか

2010-11-29 10:47:42
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

議決書の別紙犯罪事実は、起訴状の公訴事実に相当するもの。裁判所に訂正させる権限はありますか?それに議決書本文にも4億円の収入に関する記述があり、別紙犯罪事実の添付間違いではありません RT @shiba_masa 私の立場では有効です。ただ裁判所側から訂正させることはあり得る

2010-11-29 13:32:47
柴山昌彦 @shiba_masa

明白な誤りで裁判所が訂正すべきと判断すればさせるでしょう。本文中の記載は公訴事実としての記載でないRT @nobuogohara:別紙犯罪事実は起訴状の公訴事実に相当するもの。裁判所に訂正させる権限はありますか?議決書本文にも4億円の収入に関する記述があり添付間違いではありません

2010-11-29 16:03:12
郷原信郎【長いものには巻かれない・権力と戦う弁護士】 @nobuogohara

少なくとも本文中に4億円の収入に関する記載がある以上別紙犯罪事実だけが「明白な誤り」とは言えません。「裁判所による訂正」で済む問題ではありません。 RT @shiba_masa 明白な誤りで裁判所が訂正すべきと判断すればさせるでしょう。本文中の記載は公訴事実としての記載でない

2010-11-29 17:22:38