rkayamaさんとmujina11さんの会話から
人類学は実質的に経済効果を生み出していない学問なのだから、それは社会に事実上寄生している学問なわけで。だったら、その社会の歪みに対して、民族研究の自称プロ集団として、何らかの声明を出すべきではないのかね?
2014-11-21 10:17:41こういうところが、ブッシュの戦争に反対声明を出した全米科学協会と、政治や社会問題に対していつまでたっても無関心でいる日本の学術学会との大きな差。社会と学問とが日本ではかい離しすぎてる。これでよく人を研究する学問をやっているといえたものだなあと、外から見ていて思う。
2014-11-21 10:17:45アイヌの人たちや沖縄の人たちに対する、昨今の、あまりにも無知に基づく目に余る差別発言。 なんでこれだけひどい差別発言が堂々と行われるようになっているのに、民族の研究を主体としてきた日本文化人類学会は、なんで学会の声明として民族差別に強く反対と言わないのだろうか?
2014-11-21 10:18:56安倍政権になってからあまりにも目立つ民族差別。 むしろそれを堂々と言える雰囲気になってきたことが怖い。 とうとう、アイヌの人たちや沖縄に対してまでも。
2014-11-21 10:19:30アイヌの人たちや沖縄の人たちに対する、昨今の目に余る差別発言。これだけひどい発言が堂々と行われているのに、民族の研究を主体としてきた日本文化人類学会は、なんで学会の声明として民族差別に強く反対と言わないのだろうか? まあ、僕は文化人類学会入ってないから、好き勝手言えるのだが。
2014-11-21 10:41:09日本考古学協会も、アイヌ差別発言に対しては、学術的見地から、差別反対への声明を出すべきではないかねえ。 まあ、日本考古学協会に入ってないから言えることなのですが。
2014-11-21 10:43:25僕は大学学部時代、アイヌ語を学んでいた。卒論は沖縄の方言研究だった。海外の民族問題を行うためには、まずは自国の実情を知るべきだとのことからだった。自国の問題を知らずして、海外の民族問題について語るなど恐れ多いと今も思っている。だからアイヌ問題、沖縄問題は今も強い関心がある。
2014-11-22 12:53:10どう見ても安倍政権以降になってから差別を堂々というような社会風潮になっている。それがとても恐ろしい。確かに、韓国政府のやり方は僕も個人的には激しくムカつく。ただ、反日行動を行う個人や政治家、韓国政府の方針と、個別の韓国人とは切り離すべきだ。それに在日の方々はこの問題には関係ない。
2014-11-22 12:55:47アイヌ差別に関して考古学協会も何か声明を出すべきとツイートしたらRTが。補足しておくと、道議の差別発言のアイヌは先住民ではないとの発言は恐らくオホーツク文化などのことを念頭に置いてるからだ。その意味で、差別に考古学が利用されることに対して、学術的に何か声明を出すべきではないかと。
2014-11-22 13:01:10実は、本当はRTしてほしいのは、日本文化人類学会はアイヌ差別に対して何か意見を表明すべきではないのかというツイートの方。だって文化人類学は民族調査を行う学問でしょ?何で人文学系の学者らは社会問題に関していつも無関心でいられるのか不思議でならない。社会的役目を全く果たしていない。
2014-11-22 13:01:53最近のアイヌの人たちや沖縄への差別が目に余る。 いつも差別発言をするのは、決まって自民党の議員たち。 もう彼らをキチガイ野郎とののしってもいいと思う。それくらいひどい差別発言。あんな発言を欧州でやったら、間違いなく大問題になるだろうに。
2014-11-22 20:36:17@mujina11 本当にそう思います。アカデミズムやアカデミシャンが安易&拙速に社会問題に口をはさむべきではない、というのが通念でしたが、そうは言ってられないくらい逼迫した状況やアカデミズムしか真っ当に反論できない問題もたしかにあるのです。
2014-11-22 18:28:45@rkayama たとえば、立憲デモクラシーの会の発起人に、文化人類学者は誰も加わっていません。自然科学系の研究者もほとんどいませんでした。彼らにとっては、自分が所属している社会のこの急激な変容が見えていないのかな、と不思議でした。科研費獲得問題など絡むことが原因かもしれませんが
2014-11-23 15:14:51@rkayama 文化人類学はかつて帝国主義の手先でした。考古学はかつてナチスに利用されました。そういう歴史的経緯から、政治や社会問題とはなるべく距離を置くべきという考えが根強いのかもしれません。ですが、何も発言しない行動しないこともまた、政治的強者に利用されていることと同じです
2014-11-23 15:17:23人類学としての考古だ、だからこうでなければならないという考え方はもうやめるべきだろうと。人類学の考古であれ、歴史学の考古であれ、考古学としての考古であれ、それぞれに意味があり、テーマや自らの行う研究姿勢に対して取捨選択すべきであり、こうでなければならないというものは存在しない。
2014-11-23 15:36:10北米においても同じで、先住民系の地域における遺跡調査は年々難しくなってきているらしい。それはそうでしょう。彼らにしてみれば、我々の先祖をさんざん殺し、土地を奪った挙句、今度は地下に眠っている1492年以前のご先祖様の魂まで冒涜するのかと。得てして考古学者は欧州系移民が多いですしね
2014-11-23 16:01:17北大に眠るアイヌ人骨の問題、そしてアイヌや沖縄での考古学調査の問題。これは北米で今起こっている問題と重なります。意識なければならないのは、我々(=和人)は、彼らにとって絶大な力を持っている側にあるということ。自らの持つ力への深い洞察なしに、和解は難しい。
2014-11-23 16:03:40関連まとめ