うさ鎮の日常6

Diana・U・Beidenstern @Ad_Beidenstern

渾作戦、終わったね。珍しく、私の艦隊の完全勝利！ 時雨『…ああ、そうだね。』 どうしたの時雨ちゃん、元気ないじゃない。 時雨『ちょっと、ね…。』 ああ、例の春雨ちゃんみたいな子の話？ 時雨『わかってるんじゃないか、意地悪だね。』 #うさ鎮

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でも、たとえどんな姿でも敵だったら倒すしかないわよ？そうしなきゃ、こっちがやられちゃうから。 時雨『それも分かってる。だから、僕と夕立が直々に出向いたんだ。でも…』 でも…？ 時雨『最初は良かったんだ。僕の魚雷で一撃で粉砕して、その次は夕立の主砲で撃ちぬいて。』 #うさ鎮

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時雨『躊躇ったつもりもないし、覚悟なんてとうに決めてた。だけど、最後の最後で僕の雷撃も夕立の主砲も外れて…。撃ったのは、綾波だった。』 へぇ…。 時雨『僕はあの子だけは自分で斃さないといけないと思ってた。けれど…。本当は、あの子は助けてほしかったんじゃないかってね』 #うさ鎮

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…それもこれも、全て過ぎたことだよ。それに、倒れることで救われることだってあるんだから。 時雨『それも理解しているよ。だからこそ、他にできたことがあるんじゃないか、ってね。少し、思ってる。』 武士『あのもう！』 出たよシリアスブレイカー。 #武士マルク　#うさ鎮

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武士『此度の姫の指揮は、実に見事なもので御座った！某にも活躍の場を与えてくださって、恐悦至極に御座る！！』 あ、うん。どういたしまして…。 武士『そういえば、此度の特別海域において我が祖国の艦が来たと聞いているので御座るが…。』 あ、嫌な予感しかしない。 #武士マルク　#うさ鎮

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プリン『はぁい、ぐーてんもーぐん！！重巡洋艦プリンツ・オイゲンよ！よろしくね！』 武士『おお、お主はぷりんつ・おいげんではござらぬか！久しゅうござる！！』 プリン『あっ、ビスマルクお姉ｓ……いや、どちらさま？』 まあ、そうなるな。 #武士マルク　 #うさ鎮

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武士『なんと！某が名を忘れるなどと…。…否、これは幟で御座るな！』 時雨『読みにくいからせめてノボリって言ってよ。』 武士『やーやー、遠からんものは音に聞け！近からんものは目にも見よ！某こそが、びすまるく型戦艦(いくさぶね)旗本、びすまるくにて候！』 #武士マルク　#うさ鎮

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時雨『うるさいよ。』 執務室の中なんだから、そんな大声出さなくていいよね。 プリン『ねぇ、このお姉さま大丈夫なのかなぁ…？私、心配…。』 ﾃﾞｽﾖﾈｰ。 時雨『一応、実力は本物だよ。ただ、ついて行かなくていい。』 #武士マルク　#うさ鎮

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武士『では、某は鍛錬の時間につき、御免！』 でももうLV99だからレベル上がらないよね？ 武士『そこで御座る！膂力が上がらぬのであれば、鍛えるは其が技のみ！練度玖捨玖に伴い、九頭龍閃の鍛錬に励んでいる最中でござる。』 あ、あー…がんばって…。 #武士マルク　#うさ鎮

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プリン『…ねぇ、この艦隊大丈夫なのかな…？私、心配になってきたよ…。特にあの武士マルクお姉さまが…。』 もうあれは誰にも止められない（真顔 時雨『全部提督のせいだけどね。』 照れるでござる。 時雨『照れないで。』 #うさ鎮

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とはいえ、あの武士マルクも霧島さんに教育受けてたし、プリンちゃんも教育係必要だとは思うんだよねぇ…。 時雨『つまり、武士マルクがああなったのは半分は霧島のせいか。残りの半分は霧島を選んだ提督のせいだけど。』 いやぁ…。 時雨『照れなくていいから。』 #うさ鎮

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時雨『もう提督にそういうのは任せられないから、今回は僕が教育係を選ぶよ。』 はぁい…。 時雨『んー、プリンちゃんは重巡だから…。この子かな。…この子もこの子で問題があるけど、なんとかなるかな。』 那智『呼んだか。』 時雨『確かに呼んだけど、来るの速いね？』 #うさ鎮

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那智『貴様が新しく入った独国の重巡か。私は那智、よろしく頼む。』 プリン『えっ、ナチ！？』 那智『……Naziではない、Nachiだ。勘違いするな。』 プリン『そ、そっかぁ、よかったぁ…。』 出だしは順調だね。 時雨『そろそろマズイことになるけどね。』 #うさ鎮

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那智『それよりも貴様、良い目をしているな…。』 プリン『ふぇっ！？そ、それって強そうってこと！？』 那智『それもある。が、お前のその翠玉のような瞳の色…美しいな…。』 プリン『えっ！？あ、その、ありがとうございます！』 時雨『でーたよ、那智の無自覚口説きレズ。』 #うさ鎮

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那智『…知っているか？海は青い…と言われるが。南国の美しい海は、貴様の目のように翠玉のような色をしているのだ。…今は深海棲艦によってその色を穢されているが…。私はその海を取り戻すために戦い続ける。…プリンツよ、私と共に来てくれるか？』 プリン『…はい！那智お姉さま！！』 #うさ鎮

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時雨『あー、ダメだね。完全に恋する乙女の目だよプリンちゃん。』 私には任せられないからって自分で選んだくせに…。 時雨『大丈夫だよ、恋する乙女のパワーは伊達じゃないから。』 せめてダメなのか大丈夫なのかはっきりしてもらえないかな？ #うさ鎮

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那智『では、提督。私はこれで失礼する。プリンツに教えることは、山のようにあるのだ。』 プリン『私も那智お姉さまにご一緒しまーす♪』 あ、はーい、いってらっしゃーい…。 時雨『一応、武士マルクよりはマシになりそうだよね。』 どっちもどっちだけどね。 #うさ鎮

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時雨『そういえばしれっとプリンツのことをプリンちゃんって呼んでるけど、何か意味があるのかい？』 よくぞ聞いてくれました！ 純愛♡十字砲火、歌います！ 時雨『ごめん、ただの名前ネタだったんだね。』 でもいつかプリンちゃんに歌ってほしい。 #うさ鎮

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プリン『私、那智お姉さまのために《キラキラ輝く素敵な女の子(スーパースター)》になるから！』 重巡寮に戻ったんじゃなかったの…。 プリン『Ja,女は度胸！とりま覚悟を決めて「単従陣(ブレイブ×3)！」』 …ノーデフォルトは？ プリン『夜戦突入(ノーデフォルト！)』 #うさ鎮

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あーうん、大破進軍(ノーデフォルト)じゃなくてよかった、うん。 プリン『それじゃ、私那智お姉さまのためにがんばるから！じゃあね、提督！』 あ、はーい、ばいばい…。 時雨『仲良き事は美しき哉。』 もうそのレベルじゃないよね？ #うさ鎮

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時雨『ところで、さっきから執務室入り口で待ってる人がいるんだけど…。』 あ！遠征メンバーだ！ごめん、今入って！ 弥生『……弥生、です。ついさっき、東急弐から戻りました。』 望月『んぁー、望月でーす。全く、なんだってあんな危険なところに行かせるんだよー。まあいいけどさ。』 #うさ鎮

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…あの、弥生さん、もしかしておこなの？ 弥生『怒る…？そんな言葉は、使う必要がないんです…。何故なら、弥生や弥生の姉妹は、怒ると心に決めたときには既に怒っているから…。だからそんな言葉は使う必要ない…。怒った、なら使ってもイイ…。』 望月『地味にあたしも混ざってるね？』 #うさ鎮

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望月『それにしても東急ってあたしたち旧型艦には結構厳しいよねー。なんか艦載機飛ばした上に魚雷まで撃ってくる戦艦とかいるしさー。』 弥生『私たち睦月型には、伝統の戦い方がある…。とにかく負けなければいい…。逃げるんですよ、望月…』 望月『そーそー、速力なら負けないしねー』 #うさ鎮

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望月『例えば、適当に魚雷撃って避けたところを逃げたりねー。』 弥生『望月、あなたは次に、射線はまぁ』 望月『どうせ当たらなくてもいいんだから、射線はまぁいっかぁ、ってねー。…あ。』 弥生『……望月、弥生、今、「怒った」よ…。』 #うさ鎮

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望月『ま、まーまー弥生さん？落ち着いて？』 弥生『そうやって逃げるつもりだろうけど…。まあでも教えといてあげる…。耳をストローでスコスコ吸い取ってよおーく聞きいて…。』 望月『あー、自分でやるの面倒だから後で弥生がやってよ。』 弥生『…うん、いいよ…。』 #うさ鎮