池上彰 in 分子生物学会
分子生物学会におけるキャリアパス委員会主催のランチョンセミナー。池上彰さんオーガナイズ(?)のセッションを東北大の大隅典子先生がテキスト配信したもの。
分生キャリアパス委員会主催ランチョンセミナー。池上彰さんから、一般目線で問いかけたいとのこと。#分生池上
2014-11-27 12:00:54パネリストの自己紹介。斎藤さん、石井さん、白髭さん、小野さん、五島さん、小林さん。#分生池上
2014-11-27 12:02:06池上さん、一般の人から聞かれたら、何と答えますか? 石井さん、結果を注視する。池上さん、選挙に合わせて発表しそう? それは良くない。若手をどのように育てるべきか? 今回何が問題だったか? #分生池上
2014-11-27 12:13:17小林さん、分生若手キャリアパス委員会では、若手のためのお作法のセミナーをやってきた。斎藤さん、トップオーサーは責任著者なので、若手の問題とはやや異なる。また、あのレベルの研究者がなぜそのような立場になったのかご問題。#分生池上
2014-11-27 12:16:05白髭さん、研究室での初期教育の問題が大きい。池上さん、研究者に向かって、コピペはやめましょう、と言わなければならないのか? 斎藤さん、学会でお作法を教えてきた。科学の文章を外国語、英語で書かなければならないところにも背景が。#分生池上
2014-11-27 12:19:55池上さん、英語で、借文することがあるのだろうか? グローバル時代には、最初から英語の方が良いのか? 白髭さん、英語の問題というよりも論理力の問題。斎藤さん、トレーニングの仕方の問題。英語だとコピペしやすい。#分生池上
2014-11-27 12:22:52池上さん、剽窃をきちんと最初から教えてこなかったのでは? 小野さん、指導教官からは、自分の文章を認めてもらった。石井さん、米国では、コースで教わった。池上さん、昔は大学院生の数も少なく、暗黙知が伝わっていた。現在は、文系理系問わず、文章作成の作法を教えるべき。#分生池上
2014-11-27 12:27:01五島さん、指導教官の言葉は聞いてきた。トップダウンの研究が増えて、自由な研究がやりにくくなった。石井さん、研究費配分でトップダウンが大きくなったことは事実。小林さん、問題意識を発展させる教育ができていないのでは。結果のみ。イントロが書けない。大学院重点化以降の問題。#分生池上
2014-11-27 12:31:08斎藤さん、研究室ごとの違いあり。テーマを与えた後、背景の論文を読んで自分のものとすることが大前提。その後、レベルが上がって自分を越えてもらえるように。池上さん、メディアの科学報道の在り方に移る。専門家が養成されていない。それを利用した面もあり。#分生池上
2014-11-27 12:34:21石井さん、研究成果を一般に知ってもらうのは大事だが、科学以外のことが取り上げられるのはどうか。特殊な事例がミスリードに繋がって、科学者が理解されにくくなっているのでは。池上さん、割烹着報道については? 小野さん、そこに興味があるのかな、と。#分生池上
2014-11-27 12:37:28池上さん、広報戦略としては成功? 白髭さん、最初の問題よりも、撤収の仕方が問題だった。研究者の思いから離れていって、焼野原になった。マスコミが煽ったのか。信用に値しない論文と思えるのに、そのように扱われなかった。学位の問題も同様。検証実験も。#分生池上
2014-11-27 12:42:02池上さん、誤報の扱いの問題は他にもある。最終的な責任を取るべき人が、そのようにしているのか? 世間はそのように見ている。小林さん、研究者のトップは業績があってもマネージメントが良いとは限らない。池上さん、なるほど。#分生池上
2014-11-27 12:44:40石井さん、研究者の責任は本人にある。会社とは異なるのでは。それが基本。斎藤さん、責任著者が最終的な責任者。自分が不正をしたからと言って、総長は辞めない。池上さん、なるほど、世間の見方とは違う。トップはマネージメントが重要。会社では責任をとってトップが辞める。#分生池上
2014-11-27 12:48:42池上さん、最近の生命科学が若い人にとって魅力が無いのでは、という発言の意図は? 白髭さん、基礎研究に魅力を感じ一生を捧げる人が減っている? 時間もかかり不安定。家族の支援などが大事。その環境が少なくなっているのでは? #分生池上
2014-11-27 12:51:36池上さん、ポスドク問題、キャリアパスが描けないことの問題は? 小林さん、昔はほとんどいなかった。大学院生、ポスドクが増え、逆に大学のポストは減った。35歳くらいまではいろな研究室での経験が役に立つ。ポスドクは特に生命科学系が多い。どのように雇用を創出するか? #分生池上
2014-11-27 12:54:59池上さん、優秀な人材が活躍するには? 小林さん、アカデミックポジションは15〜20%くらい、企業のポストを増やすべき。意識の醸成。池上さん、流動性の問題は? 斎藤さん、難しいが、ポスドクによって日本の科学のレベルは上がった。#分生池上
2014-11-27 12:58:55石井さん、米国では転職がポジティブに受け取られるが日本ではそうでない。社会の意識改革がだい。池上さん、文系では法科大学院の失敗があった。合格出来ない、弁護士になれないひとが多数。政府の見通しとのギャップがあった。生命科学のレベルが上がったことを聞いてほっとした。#分生池上
2014-11-27 13:02:01最後に一人ずつメッセージ。斎藤さん、どの分野が魅力あるかは難しいが、まだまだある。石井さん、個人の発想でピンチをチャンスに! 白髭さん、嗅覚を信じて! ポストにこだわらず、何をやりたいかが大事。道は拓ける。小野、調べてわかるのがたのしい。#分生池上
2014-11-27 13:05:28五島さん、新しい発見を自分の糧に! 小林、どんな未来予想図でも、一番発展するのは生命科学。人間の理解に繋がる。知りたいという人間の素直な気持ちを。起業やベンチャーをもっと奮って! #分生池上
2014-11-27 13:07:43池上さん、個人が声を上げなければ駄目。問題を社会に向けて発信するのが大事。ギリシャ、ローマの時代から、我々は何かを考えてきた。かつては哲学、今らこれからは生命科学でも。わからないことを解明する、そのプライドを持って! そうすれば嘘をつく必要は無いはず。#分生池上
2014-11-27 13:10:17種々ご意見
#分生池上 タグが面白い。ありがとうございます。 しかし、これを見続けると重要会議に遅刻するので、そろそろ離脱。
2014-11-27 12:39:17