京都賞を受賞された志村ふくみさんの話

京都賞を受賞された志村ふくみさんの話について。まとめました。 関連:『ニュートンに反論した「ゲーテ色彩論」の科学』http://togetter.com/li/751768 関連2:『「色」の理解と誤解について』http://togetter.com/li/751965
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

今年の京都賞を受賞された志村ふくみさんの話には仰天。以下は受書前の話:youtube.com/watch?v=Qlc10w… 自然を発見:「根の色は独特で、古代の色」、そしてゲーテの色彩論に影響を受けて自然に気付く「色というのは科学以上の科学」「色は植物が全て持っている」「ほとんど無限」

2014-11-29 23:03:51
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

志村ふくみさんの京都賞受賞講演。youtube.com/watch?v=ewovzQ… 不肖私も参加して拝聴、かなり感銘を受けました。それは、この講演を聞いた他の物理学者らも同様だったようでした(同じ受賞講演者が、超弦理論の研究者、ウィッテン氏だったので、物理学者も芸術の話を聞いた)。

2014-11-29 23:11:56
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Jem @Jem0211

@y_mizuno ああ。桜の根で桜の花びらの色を染めた方ですか? 国語の教科書によく随筆が載っている。 あそこまでつきつめた方だからこそ言えることですね。

2014-11-29 23:17:40
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

「色は、色ではないんではないか」いやぁ、面白い人ですね。志村ふくみさん。「色彩は光の行為である。行為であり、受苦である。(ゲーテ)」、そういえば、普通の白色LEDライトは、青色LEDと(その補色である)黄色の蛍光体の光を混合して作ってた。紫外LEDが出来ればさらに高輝度化が可能。

2014-11-29 23:36:31
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

「源氏物語」が色彩文学とは。すごい人(志村ふくみさん)。紫の上と光源氏が引き合うのは、紫と黄色が補色だから、という解釈は他にあるのか。自然の色の解釈もすごい。歴史の理解も。戦前の教養はこのレベル。色彩をここまで深く捉えるのが日本人。そういえば日本の色彩は多様と言われるがそのこと。

2014-11-29 23:44:53
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

失礼しました。源氏物語の色彩論に関する本は、出てました。伊原昭 『源氏物語の色: いろなきものの世界へ』 2014/2/18 amazon.co.jp/dp/4305707160

2014-11-29 23:52:24

補色について
光の補色とは、2つの色の光を混ぜると、白色になるような2色を、互いに「補色」と呼びます。例えば、赤い光と緑の光を混ぜると、黄色になりますし、赤と緑と青(光の三原色)を混ぜると白色光になりますから、(論理的に言って)黄色と青は互いに補色、という事が分かります。
「光の三原色」と「補色の意味」(理系的解説例):「光と絵の具の三原色(色とは何か)」(FNの高校物理)

MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

確かに、我々の認識自体が視覚的なものが大きい。我々の世界観に色あるいは可視光の影響が大きいのは、生物学的に当たり前なのだろう。すると可視光には(同じ電磁波でも)他の波長領域にはない意味が含まれていることになり、古代から中世の人々も、その意味に気付いて様々に言語化してきたんだろう。

2014-11-29 23:07:28
墾田 推 @harita_osu

@y_mizuno そんなに小難しく仰らなくても,人間の見える色が可視光ですから。

2014-11-29 23:10:29
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

失礼しました。ただ、可視光を認識することの難しさというか、ものの属性と光の属性が違うかもしれない、という理解が(光学的な実験手段なしで)なぜ生まれたのか。できるようで出来ない。そこが不思議でした。@harita_osu そんなに小難しく仰らなくても,人間の見える色が可視光ですから

2014-11-30 09:34:04
墾田 推 @harita_osu

@y_mizuno こちらこそ大変失礼しました。ただ,「…可視光には(同じ電磁波でも)『他の波長領域にはない意味』が含まれていることになり、古代から中世の人々も、『その』意味に気付いて…」は,古代中世人が可視光以外の電磁波を認識していたかのようにとれるのに違和感を抱いたまでです。

2014-11-30 09:47:13
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

なるほど。今の言葉で言い換えて、なぜ可視光を不思議に思ったのかが不思議だったからです。@harita_osu 「…可視光には(同じ電磁波でも)(中略)古代から中世の人々も、『その』意味に気付いて…」は、古代中世人が可視光以外の電磁波を認識していたかのようにとれるのに違和感を抱いた

2014-11-30 09:55:14
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

@harita_osu 志村ふくみさんご自身は、色の不思議に気付いた契機は、植物の色はあんなに綺麗な緑なのに、それを(何かを緑色で)染めようとすると、できないのが不思議だったと言っておられまして、すごい感覚だなと思った次第。最初からそう言えばよかったかも^^

2014-11-30 10:15:05
墾田 推 @harita_osu

@y_mizuno 電磁波云々に言及されたのは,物理学者の癖ですよね。私も物質は化学組成や構造式が分らないと理解できません=化学屋の通弊。

2014-11-30 10:22:03
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

@harita_osu 苦笑です。(どうしてもそこが基礎だと思ってしまう、という習癖といいますか。論理的な再構成をした結果なんですけどね。現象の再構成を一度やっているのにね。)

2014-11-30 10:26:41
kakinuma yosioステーキ爺 @chinnsan

我々が無意識でやってきた事を解説されてもね〜@y_mizuno: 確かに、我々の認識自体が視覚的なものが大きい。我々の世界観に色あるいは可視光の影響が大きいのは、生物学的に当たり前なのだろう。すると可視光には(同じ電磁波でも)他の波長領域にはない意味が含まれていることになり、…

2014-11-30 03:51:09
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

@chinnsan 人間の認識って面白いですよね。無意識を意識しようとする、意識したがるんですから。

2014-11-30 09:13:45
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

ヒモ理論(超弦理論)は、無限次元ではないようです。自然を言葉(数式)で表現して、その言葉で自然を語れる(ようにする)には、自然は10次元でないといけない。と言われてます。有限次元でも無限は出てきますから。@levelyel1 ヒモ理論は何次元?無限 @itoi_shigesato

2014-11-30 10:37:43
間辺 雄二(前へ!) @Y_Manabe

@y_mizuno 可視光域に関しては、私個人は右のとおり考えています。2013年7月7日の16:03~16:25連投ツイートをご覧頂ければ幸いです。twitter.com/search?f=realt…

2014-11-30 09:57:55
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

面白い仮説ですね。 @Y_Manabe 可視光域は太陽スペクトルの関係で決まったという仮説をどこかで聞いたことがありますが、そうではなく、波長帯と物性とから自ずとそうなったという

2014-11-30 10:09:51