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1998年のクルーグマンの言説「日本がはまった罠」をいまさら持ち出してどうしようというのでしょうか?
リフレ派はいまだに1998年を生きているのでしょうか?
※気がついたら質問者2(@shinchanchi)さんのツイートが削除されていましたので、そのツイートをキャプチャしたものをまとめておきます。↓
@ shinchanchi のまとめ 『相関などを使いリフレ批判された方のブーメラン⁈』より togetter.com/li/657663?page… pic.twitter.com/iKBlkGnvxE
2014-12-25 09:13:13ツイート中のリンクはこちらです。
日本の流動性トラップについて:追記
http://cruel.org/krugman/liquid-j.html
日本がはまった罠
http://cruel.org/krugman/japtrapj.html
増税・緊縮「狂気の沙汰」をさらりと喝破
http://facta.co.jp/article/201209009.html
それにしても「逃げる似非学者」田中秀臣といい、
この質問者2(@shinchanchi)さんといい、堂々としていれば良いものを、自分の中にやましいものがあるからコツコツ削除するんでしょうね。もはや彼らは学問の範疇を超えて、神学論的イデオロギーのレベルに突入しておられます。素直に過ちを認められない人が陥りやすい精神状態だと推察されます。
クルーグマン教授“日本に謝りたい…” 教訓生かせぬEUのデフレ危機を嘆く
「クルーグマン教授は、日本の「失われた20年」は、「反面教師として、先進国経済が進むべきではない道を示してきた」とNYTに寄せたコラムで述べている。そして、自身も日本が取った政策を批判してきた一人だと記している。しかし、「我々は今、日本に謝らなければならない」と心情を告白。批判そのものは間違ってはいなかったが、認識が甘かったとしている。」
http://newsphere.jp/economy/20141031-5/
クルーグマン氏が謝罪したのは、日本政府・中央銀行だけじゃなくてアメリカ政府・FRBも政策を間違えた、日本だけを批判してすみませんでした、てこと。
こんなことで謝罪するような誠実なクルーグマン氏は、いまでは積極財政論者です。
ポール・クルーグマン 「危機開始から四年経った今、財政政策に関する優れた研究がますます増えつつある--そうした研究は概ね、財政刺激は有効だと裏付けるもので、暗黙にもっと大規模な財政刺激をすべきだと示唆している。」(「さっさと不況を終わらせろ」(2012)より)
2014-11-30 13:12:06ポール・クルーグマン(ノーベル経済学賞受賞者)
『通常は、不景気に対する防御の第一陣はFRBで、経済がつまづいたら金利を下げるのが通例だ。でもFRBが通常コントロールする短期金利は既にゼロで、それ以上は下げられなかった。すると残るは当然ながら、財政刺激策だ--一時的に政府支出を増やすか減税し、全体的な支出を支援して雇用創出するのだ。そしてオバマ政権は、確かに景気刺激法案を設計して施行した。それがアメリカ回復再投資法だ。残念ながら、総額7870億ドルのこの財政刺激は、必要な規模よりはるかに小さすぎた。』
『特に僕やジョセフ・スティグリッツやクリスティ・ローマーが、不況に直面して支出削減をするのはそれを悪化させるだけで、一時的な支出増が回復に有益だと主張しているのを読んだときには、「まぁこれはこいつら個人の意見だよな」とは思わないようになってくれたことを願いたい。ローマーが財政政策についての研究に関する最近の演説で述べたように、
財政政策が重要だという証拠は、かつてないほど強くなっています--財政刺激は経済が職を増やすのに役立ち、財政赤字を減らそうとすれば少なくとも短期的には成長を引き下げてしまうのです。それなのに、この証拠は立法プロセスには伝わっていないようです。
僕たちはそれを変えねばならない。』(「さっさと不況を終わらせろ」(2012)より)
『もちろん日銀が適切な言葉を使い、正しいコミュニケーション戦略を採ることを私は期待している。しかし、それでも人々がそれを信頼しなかった場合に備えて必要となるのが、安倍政権のいう「第二の矢」、すなわち財政政策だ。15年前に比べ、私は日本やそれ以外の国から様々な事実を学んだ。自国の通貨で借り入れをする国は手綱がゆるく、借金のレベルが高くても、公債についてはそれほど悩む必要はない。財政拡大の恩恵とリスクについて、かつてに比べれば私の考え方は大きく変化した。いまではその積極的な拡大を行う必要がある、と確信している。』(「そして日本経済が世界の希望になる」(2013)より)
藤井聡「アベノミクス「第二の矢」でデフレ不況を打ち抜け」より
http://shuchi.php.co.jp/article/2018
「たとえば、ノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツは、2010年の『Real Time Economics』誌上にて、リーマン・ショック以後アメリカの景気が改善しない「最大の問題」は、財政の「規模が小さすぎること」だと主張している。2013年6月に来日した折には安倍総理と会談し、「金融緩和のみならず、政府の拡張的な財政政策を連携させるべきであり、とくに長期的な成長の基礎(教育、技術、研究、インフラ強化)や社会問題の解決のために政府支出を拡大すべきだ」と総理に進言した旨が報道されている。
あるいは、同じくノーベル経済学賞を取ったクルーグマンは、2013年1月『ニューヨーク・タイムズ』紙上にて、安倍総理が断行したアベノミクスの「第二の矢」として決定した10兆円超の財政出動を高く評価しつつ、「長期不況からの脱却が非常に困難であることは確かであるが、それは主として、為政者に大胆な政策の必要性を理解させるのが難しいからだ」と述べている。まさに、国会で財政政策や公共投資の必要論を主張する筆者等を「揶揄」するような発言を繰り返す政治家たちこそが、「長期不況からの脱却」を妨げている諸悪の根源だと指摘しているのである。
しかもクルーグマンは同コラムにて、そうした政治家や経済学界の多くの学者たちが信じ込んでいる経済学を、「悪しき正統派経済学」と断じている。そして「世界の先進各国の経済政策は麻痺したままだ。これは皆、正統派経済学のくだらない思い込みのせいなのだ」と述べ、そんな悪しき正統派経済学と「決別」することこそが、デフレ脱却において必要なのだと論じている。」
Is Japan the Country of the Future Again? By PAUL KRUGMAN
JANUARY 11, 2013
http://krugman.blogs.nytimes.com/2013/01/11/is-japan-the-country-of-the-future-again/
Japan Steps Out By PAUL KRUGMAN
January 13, 2013
http://www.nytimes.com/2013/01/14/opinion/krugman-japan-steps-out.html
ポール・クルーグマン(1998)
復活だぁっ! 日本の不況と流動性トラップの逆襲
http://cruel.org/krugman/krugback.pdf
リフレ派の敗走 - 池田信夫
http://agora-web.jp/archives/452944.html
『彼らの主張は「日銀がお札を刷ってインフレにすれば、日本はデフレから脱却できる」というものです。このもとになった1998年のクルーグマン論文はなかなかよくできており、私も最初読んだときはなるほどと思ったものです。(中略)
日銀がインフレを起こす手段をもっていないことはクルーグマンも認めているのに、彼はなぜか「日銀が約束すればインフレ期待が起こる」という。では日銀が期待を変えるメカニズムがはっきりしていなければならないが、彼のモデルでは期待は外生的に所与なので、中央銀行が変えることはできない。モデルとして破綻しているのです。』