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@osomatu_san
https://twitter.com/osomatu_san
【イベント概要】
2014/12/06 (土) 19:00 - 21:00
会場 ゲンロンカフェ
戦後日本美術には<正史>がない――
幾度となくそう嘆かれてきたが、アーティスト・中ザワヒデキによる『現代美術史日本篇』は、著者自身が「日本で唯一の現代美術正史」と(うっかりにせよ?)豪語する稀有な書物である。
その『現代美術史日本篇』の改訂版が、2014年11月21日に出版される。2010年以降に登場したカオス*ラウンジなどの最新の動向を加え、戦後日本美術史全体を独自の<循環史観>で捉えようという、壮大なプロジェクトである。
果たして、戦後日本美術史の<正史>は可能なのか?循環史観によって見えてくるものとは?
『現代美術史日本篇 改訂版』の出版を記念して、著者の中ザワヒデキ氏をお迎えし、カオス*ラウンジ代表の黒瀬陽平とともに徹底討論。
■Peatix
http://peatix.com/event/58958
■ニコ生
http://live.nicovideo.jp/gate/lv201378205
■中ザワヒデキ
http://www.aloalo.co.jp/nakazawa/
https://twitter.com/nakazawahideki
@nakaZAWAHIDEKI
■黒瀬陽平
http://chaosxlounge.com/artists/kurose
https://twitter.com/kaichoo
@kaichoo
■中ザワヒデキ×黒瀬陽平「日本現代美術に<正史>はあるのか? [実況]
「現代美術史日本篇1945-2014」買った。作家が美術史を書くといいですね。錚々たる作品を載せた本の表紙を自分の作品にできる(笑)ともあれ、悪い場所問題は、自分にとってはさしあたって教科書無い問題でしかないし、このような仕事はとても重要。
2014-12-03 21:16:42「『近代美術史テキスト』に端を発する活動は断続的に続けられており、『西洋画人列伝』の刊行を経て、現在では『現代美術史日本篇』へと引き継がれている」→「引用と複製その臨界点: 日本・シミュレーショニズム・20世紀末の一断面」椹木野衣 kousin242.sakura.ne.jp/wordpress/ddd/…
2014-12-06 14:09:47ニコ生中継はこちら→【生放送】(19:00開始) 中ザワヒデキ×黒瀬陽平「日本現代美術に<正史>はあるのか?――2010年代のアートと循環史観:『現代美術史日本篇 1945-2014』(改訂版)刊行記念イベント!」 nico.ms/lv201378205
2014-12-06 16:59:26【TLオキュパイのお知らせ】本日こちらのイベントに参加&つだる予定です。19時からしばしTL埋め尽くします。→中ザワヒデキ+黒瀬陽平「日本現代美術に<正史>はあるのか? 『現代美術史日本篇 1945-2014』刊行記念」ptix.co/1zzGmiv
2014-12-06 18:14:35普段ヘイトスピーチ関連の実況がほとんどですが、元々は現代美術などを専攻してまして、今日は自分自身の備忘録と関心ある方への情報発信を兼ねてます。ご関心のない方はスクロールなりして適当に流してくださいませ。
2014-12-06 18:14:46自分のツイッターなので好き勝手につぶやいていいのはわかってるんだけど、基本は「ヘイトスピーチ系の実況してる人」として認知されてるようなので一応断っとこうかと思いました。今日に限らず毎度実況オキュパイすいませんが、よろしくお願いしますー。
2014-12-06 18:15:04@soleilunepleine そんなそんな、まだ何も実況してないうちからそうおっしゃっていただくとハードル上がりますw とはいえ汐月さんのような方もいるのだと思うとなんとなく心強いです。楽しんできます!
2014-12-06 18:26:41会場着いた!20日に尹雄大さん&野間さんが登壇するイベントのチラシもらった。しかし前売で7000円か…うーむ。 pic.twitter.com/qrRIek7KTp
2014-12-06 18:44:43イベント始まりました!場所遠くてきれいに撮れてないのですが右が中ザワさん、左が黒瀬さんです。 pic.twitter.com/9FItTxGvSm
2014-12-06 19:05:34まずは中ザワさんから、新著の内容をプレゼン。 中ザワ「日本現代美術史の魅力を述べました。この本美術史としての特徴は(1)和英バイリンガルとして出していること(2)循環史観です。(2)は簡単にいえば(美術史の)『歴史は繰り返す』ということです」
2014-12-06 19:08:32中ザワ「20世紀初頭にまず前衛の沸き起こり→反芸術→多様性の時代が来ると。多様性の時代が打ち破られるのはつねに前衛から。前衛として表現主義などを制定しています。前衛のあとにすぐに反芸術が来る。反芸術は芸術の死といったイメージ」
2014-12-06 19:10:21中ザワ「そのあと、多様性の時代が長いこと続く。それが打ち破られるのが1980年代の<脱前衛>と呼ばれた新しい前衛の時代。そのあとにシミュレーショニズム。ゼロ年代はなにも生み出さなかった」
2014-12-06 19:11:20中ザワ「書き始めたのは2003年で、まだ歴史観がはっきりしていない時期でした。でも理由があって今年の後半から急にもう一度本を書き始めて、最新の前衛を取り入れることができた」
2014-12-06 19:12:35中ザワ「8章では2010年以降を『搾取前衛』(フクシマ前後の表現主義と反表現主義)と名付けています。カオス・タウンジと2010年の風景、スクシマ前後の表現主義など。言いたいことを自由に書いているのは注の方。それに骨格を与えるために本文がある」
2014-12-06 19:14:55中ザワ「これが僕の3冊目の美術史書です。1989年に『近代美術史テキスト』という本を書きました。印象派から、当時の最新動向だったシミュレーショニズムのジェフ・クーンズ、へたうままでを書きました。なんで美術家なのに本を書いているのかということまで含めて、歴史観を朗読しておきます」
2014-12-06 19:20:34中ザワ「(まえがきより)歴史とはなにかといいますと、現在の目をもって過去の本質を能動的に読み解く行為を言うはずです。(略)要するに現在の自分が歴史を作る、ということが言いたかったのです」
2014-12-06 19:21:58※『近代美術史テキスト』は松岡は高校生のころに買って読みました。絵も文も全部手書きの、ミニサイズのかわいい教科書です。
2014-12-06 19:23:45中ザワ「そのあとに書いたのが、2001年の『西洋画人列伝』。全部一人称で僕が画家になりすまして(歴史を)書いた」 amazon.co.jp/%E8%A5%BF%E6%B…
2014-12-06 19:26:59中ザワ「これを書いたときのテーマは2つありました。1つめは色彩と形態の二項対立で美術史が語られる。そこから逆算して美術史を見るということでした」
2014-12-06 19:29:35中ザワ「もう1つは同語反復。民主主義のとの関係でもありまして、神や王権がいなくなると、権威が拡散し、(歴史に)同語反復が起こる」
2014-12-06 19:31:10黒瀬「今回の本で大事なのは前衛・反芸術・多様性の3つが繰り返してるということですよね。この3つが循環史観を構成しているという図が(大事だと)。僕はここまで明確に言ってもらえたのは初めてだと思った」
2014-12-06 19:32:59黒瀬「最初の近代美術のテキストって、シミュレーショニズムの作品ですよね。中ザワさんの意識としては、80年代の先駆的なシミュレーショニズムの作家という意識があると思う。美術史全体をシミュレーションしてしまうというのが中ザワさんのたくらみだった」
2014-12-06 19:34:20黒瀬「中ザワさんは本当はリビジョニズム(歴史修正主義)がやりたいんですよ。でもリビジョニズムは正史がないとできない。だから1人2役で両方やってる。椹木(野衣)さんに近いと思いました」
2014-12-06 19:36:41