【アナ雪】アナとチビ九尾エルサ(2-4)【パロ】

みんな大好きな幼女の裸ターンがあります!苦手な方は気を付けて!!\(^o^)/ あ、いや、健全ですから!別に何もしてないから!!一緒に仲良くお風呂に入ってるだけですから!!本当だってば!!ボクを信じて!!
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万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

◆注意 エルサちゃんにケモ耳と尻尾が生えててロリ化してるぉ!アナさんは大人だよ!14歳差だよ!(あれ、これって姉ロリの括りになるの?) 幼女アレルギーやケモノアレルギー持ちの人は全力で気を付けてね!!

2014-11-24 03:12:35

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*** 会議室にはスーツを着た男達が座っていた。大きな円形の会議机、その一番の上座、豪奢な革張りの椅子に座っている者は、厳しい顔をして男達に視線を向けていた。 「俺は無理だぜ?目ぇ付けられてるからさ」 「興味あるし面白そうだなぁ~って思うけど、純粋に忙しいんだよね~」

2014-11-24 03:25:57
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「……お前ロリコンだったっけ?」 「ノンノン。女の子なら何でも美味しい派」 「変態は置いといて……取り敢えず俺等全員たぶん無理だよ?」 「申し訳ありませんが……私達は表だって動くのは危険です」 「かといって社長も無理だよね~」 「でもさ、それってそんなに大事なモノなのか?」

2014-11-24 03:26:08
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「まぁ、貴重なものであるな。世界で一個しかないんだし」 「へぇー。社長はよくそんなの手に入れたな~」 「そりゃな。俺等のゴットファザーだぜ?」 「なにそれウケる」 談笑と下手な冗句混じりの不真面目な会議。一番豪奢な革張りの椅子がギシリと軋んだ。その人は白髪交じりの髪を掻き上げて、

2014-11-24 03:29:25
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不真面目な部下たちを眺めて嘆息を一つ。初老の男は「お前たちに無理だとすると……」と鋭い眼光で自分から一番遠くの席に座っている男へ目を向けた。 「僕に任せて下さい」 赤錆色の髪の男は静かに立ち上がって言う。初老の男は鼻で笑っていた。 「さて、お前に任せていいものかな」

2014-11-24 03:44:21
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嘲りを含んだ鋭い冷たい眼光。しかし男は怯まず竦まず、ただ背筋を伸ばして真摯な視線を返していた。 「僕に任せてください」 同じ言葉をもう一度。それに対して今度は周りの男達が「お前に任せるとか不安すぎ」「おいおい大丈夫かよ?」「心配だねー」

2014-11-24 03:47:47
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「なぁ、賭けよーぜ。100ドル一口。俺は失敗の方に50口賭ける」「それじゃあ賭けにならないじゃないか」と嘲笑うのように囃し立てる。 嘲笑で満たされる会議室。しかしその騒音は「静かにしろ」という初老の男の声で直ぐに治まった。 「私の許まで持って帰ってこれるか?」 「はい。必ず」

2014-11-24 03:52:36
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力強く頷く姿に、初老の男は「そうか」と呟いて、 「いいだろう。奪い還してこい」 そうして頷いた。 「えー、マジか?」 「父さん本気!?」 「うわぁ~。末っ子君なんかに任せていいのか?」 「悪い予感しかしないね」 「父さんってたまに冒険家だよな」

2014-11-24 03:56:55
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男達から吐き出されるのは否定の言葉ばかり。その中で赤錆色の髪の男は、くすんだ金色の瞳をただただ冷徹に光らせていた。凡庸な兄たちを嘲るように、ただただ冷たく、くすんだ炎を灯して、黒い野心を静かに湛えて、光っていた。

2014-11-24 03:59:47
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「僕が必ず父さんの所に持って帰ってきますよ」 会議室の扉が開く。彼は父と兄に背を向けた。扉の向こうへと消える、その刹那。彼は皆に一瞥を送りながら、にっこりと笑った。 「フローズンハートをね」 ***

2014-11-24 04:03:22
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*** 家にはダイニングが二つある。一つは来賓が来た時や、家の使用人たち全員(または組織の幹部たち)を招集して行う会議とかに使う大食堂と、四~六人掛けの大きな机を置いただけの家族用のダイニング。今日はもちろん家族との食事だから家族用のダイニングに集合してディナータイム。

2014-11-25 00:37:58
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席順はお父さんとお母さんは隣り合って座って、対面にあたし。お誕生日席みたいなところにゲルダで、対面側にはカイっていうのが普段の席順。でも一応使用人であるゲルダとカイは座らずにキッチンとテーブルの間を行き来する……って感じなんだけど、今日はあたしの隣りにはエルサちゃんがいて、

2014-11-25 00:43:26
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その隣にお母さんが座って、対面にお父さんっていう謎の席順になっていた。世話を焼きたいらしいお母さんがどうしても隣が良いって言うもんだからこうなったの。 お父さんの世話はいいの? って冗談めかしに言ってみたらお父さんはまだまだ介護されるような年じゃないよって笑っていた。

2014-11-25 00:44:28
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で、にっこにこなお母さんにナプキンを首に巻かれたエルサちゃんは、煮込んだヘラジカのお肉を精一杯頬張ってるところです。まる。 「エルサちゃん、お肉おいしい?」 エルサのお皿にはお母さん小さく切り分けてくれたお肉が散乱している。フォークを突き差してもきゅもきゅと頬張っているエルサは、

2014-11-25 00:58:45
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お母さんの問いに小さく頷いて尻尾をゆらゆら。口の周りが付け合せのソースとコケモモのジャムで汚れちゃってて、そんな顔ではにかむもんだからあたしのお酒が進む進む。 あたしもヘラジカのお肉をむしゃっと頬張る。よく煮込まれたお肉はジューシーで柔らかい。

2014-11-25 01:01:47
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ひっさしぶりのゲルダの手料理を味わうように咀嚼しながら、クランベリービールを喉をゴクゴクと鳴らして飲み干す。ぷはっと息を吐くとアルコールとベリーの匂いが鼻を抜けていった。 「くぅ~……!!」 堪んないっ! あ~、至福だわぁ~。って久しぶりのアルコールに歓喜してると、

2014-11-25 01:08:46
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対面のお父さんが吹き出した。 「アナは本当に美味しそうにビールを飲むね」 「だって美味しいもん。それに久しぶりだし。あたしこれでも任務中はずっと禁酒してたんだから」 えっへんって胸を張ると「知っているよ」って顔をされて「お疲れ様」って口の動きだけ伝えて来るお父さん。

2014-11-25 01:12:18
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(なんか照れるなぁ~) 優しいお父さんの顔に褒められちゃってちょっと照れちゃう。照れ隠しにゲルダが新たに注いでくれたビールをゴクゴク飲んで「あー、美味しい~♪」ってやってたら、お肉を頬張っていたエルサが「その赤いのおいしいの?」って話し掛けてきた。

2014-11-25 01:13:49
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あたしは大きく頷いて、グラスをエルサの鼻先に持って行く。エルサの向こう側にいるお母さんが「アナ、お酒はダメよ」って少しだけ咎められたけど、あたしだってそれは重々承知よ。 「美味しいよ。でもエルサちゃんにはまだ早いから、匂いだけね」 そう言ってエルサに匂いだけをお試しで提供。

2014-11-25 01:19:16
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エルサは鼻先をおずおずと近付けてくんくん。そうしたら耳をぺたぁって垂れさせながら直ぐに鼻を離した。眉毛が八の字に下がって、お鼻をふんっふんってしてる。その可愛らしい様子にあたし達は笑った。 「お酒の匂いはきつかったようだね」って笑うお父さん。

2014-11-25 01:20:28
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「エルサちゃんにはまだまだ早いわよ」って微笑むお母さん。それに相槌を打って「大人になったら一緒に飲もうね~」ってエルサの頭を撫でるあたし。ひっそりゲルダとカイも笑ってた。 「それ、おとなになったらおいしくなるの?」 「ん~。たぶん」

2014-11-25 01:23:42
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あたし18歳くらいから飲んでたから、たぶん完全な大人じゃなくても美味しいんだと思うけどね。っていうのは内緒。カイだけにはバレちゃったんだけど、両親は知らない。あとゲルダてんてーには絶対に内緒ね。誰よりも激しく怒られると思うもん。うん。こわいわ。

2014-11-25 01:29:04
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